サポート電話で待たされるが好きな人などいないが、担当者が空いた時に電話をかけてくる会社はほとんどない。
その結果私たちは延々と待たされ、挙句の果てに電話をかけていることを忘れてしまい、相手に切られたり時間切れになったりする。いずれの場合も待った時間は無駄になる。
今日のDisrupt SFハッカソンで、 Ang LiとJiang Chenは、あなたに代わって電話を待つAI ロボット、Waiterを作った。
しくみはこうだ。
まず、Waiterの専用番号にかけると、カスタマーサービスの番号をダイヤルするよう促される。するとWaiterは、企業とあなたとWaiterの3者通話を設定する。
ユーザーは、カスタマーサービスに必要な所定の操作(アカウント番号の入力等)を終えたら電話を切ってよい。あとはロボットが相手の出るのを待ち続ける。
その後Waiterは、“hello can you hear me” と何度も呼びかけを続け、担当者の声(hello、how are you 等)を検出したら、少し待ってくれるよう伝えてあなたにダイヤルする。
開発チームはこの “hello can you hear me” プロンプトを、チューリングテストになぞらえている。実際に担当者が出てきた時にだけユーザーを呼び出すために重要な手順だ。単に音を聞いているだけだと、保留音楽や広告に反応してユーザーを呼び出してしまうおそれがある。
システムは主にTwilioの電話会議と音声認識APIを使用して作られている。WaiterはGitHubにある(Pythonで書かれている)ので、誰でも専用バージョンを作れるが、有料版を作って独自にサービスを提供する計画もあるそうだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)