Recodeの報道によれば、Rent the Runwayの共同創業者Jennifer Fleissによって率いられるWalmartのCode Eightが、ニューヨークの忙しいお母さんたちのためにパーソナルショッピングサービスの試験を開始した。Code Eightは、WalmartのスタートアップインキュベーターであるStore No. 8の一部である。Recodeによると、Code Eightのサービスコンセプトは「忙しいNYCのお母さんたち」が商品のおすすめを知り、それをテキストメッセージ(SMS)で購入できるというものだ。このショッピングサービスは現在、健康、美容、家庭用品、そしてアパレル/アクセサリーに焦点を当てているということである。
過去に出された求人リストによれば、Code Eigntは「信頼できるパーソナルショッピングコンパニオンとして、都会の消費者の皆さまに感動と喜びを届けたい」と述べている。
また他の求人リストに掲載されたものによれば「秘密のソースは、お客様の信頼を勝ち取るために、どの商品がベストであるかを決めるだけでなく、何故それがベストであるかも決めることです。私たちはスタイル、価格帯、有機/天然の嗜好、その他のパーソナルなデータに基づいて提案を行います」ということだ。
現行の求人情報では、Code Eightはその目標を「機械学習、自然言語処理、そしてパーソナライゼーションアルゴリズムの活用によって、従来のコマースでの主導権を取りながら、限界を押し広げていくことです」と述べている。
このテックインキュベーター(Store No. 8)が取り組んでいる、もう1つのプロジェクトがProject Keplerだ(Rocodeが最初に報告した)。アイルランドのダブリンにあるJetのオフィスが出したコンピュータビジョンエンジニアの求人情報で、WalmartはプロジェクトのKeplerの使命は「進化していく顧客の期待を捕らえ提供するために、新興技術を活用して店内体験の変革を創り出すこと」であると説明している。「その成功のためには、ミッションベースの複合機能チームが必要です。高い起業家精神を持ち、協力的で、未解決の問題の解決に対して情熱的である人を募集しています」。
報道によれば、目標は運営のために行列やレジを必要としない物理的な店舗を作ることだと言われている。昨年Amazonは、アプリベースの食品ショッピング体験を提供する、レジの無いAmazon Goのベータ運用を開始した。
これらの全ては、WalmartがJet.comと同社の創業者Marc Loreを、30億ドルで獲得してから起きた話だ。昨年WalmartがJet.comを買収したとき、Walmartは消費者基盤を拡大し、シンプルで簡単なショッピング体験を提供することを計画していると語った。これはまさにWalmartが、「富裕層」の個人的なショッピング経験に対して狙いをつけていることを物語っている。
Walmartに対してコメントを求めた。何らかの回答があった場合には記事を更新する。
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(翻訳:sako)