WalmartがAmazonのアイデアに刺激を受けて、ドローン発着飛行船の特許を申請した

Walmartは、明らかな模倣に見える動きでAmazonへ挑戦しようとしている、ドローンの母艦となる小型飛行船の特許を申請したのだ。

1年前にAmazonが、ドローンを顧客のドアに向けて送り出す空飛ぶ倉庫の特許を取得したことを思い出すかもしれない。Walmartは今、Amazonのアイデアを取り込みたいと考えているようだ。

ブルームバーグが最初に報告したこの特許出願書には、人間が制御するドローンと自律ドローンの両方が配達のために発着することができる複数の発射台を備えて、約150メートルから300メートルの空中に浮遊するWalmartの飛行船が記載されている。

この移動可能な倉庫飛行船は、Walmartにとって土地代と、通常サードパーティ配送会社によって扱われる「ラストマイル」配送コストの両者を節約する役にたつだろう。

この浮遊式倉庫の動きは、買い物客のドルを激しく奪い合う両社による、シリーズ最新版なのだ。Amazonは急速にWalmartの競合相手として台頭しつつある、安価な商品をいち早く、ドアの外に1歩も出る必要なく届けることによって。しかし、Walmartは依然として世界最大の小売業者であり、米国中に根を張った実店舗たちは仮想的「なんでもストア」に比べて物理的な利点を持っている。

しかし機会を見逃さないAmazonは、より多くの顧客を引き込むために、自分自身の物理店舗群の構築を開始した。Amazonは、Whole Foodsの高級小売店舗群を完全に取得するために、137億ドルを支払うことを既に同意しており、更にAmazonFreshを通じて、地元における食料品配送を拡大している。

しかし、Walmartは挑戦に尻込みするような会社ではない。Amazonの配送ビジネスプランに挑戦するための他の計画を携えているはずだ。

Walmartは既に、自動機械を使用したドライブスルーピックアップをテスト中だ。必須アイテムを揃えた飛行倉庫を所有することで、物理的な場所と自動ピックアップ、そして幅広い選択肢を生かした本当にスピーディな出荷を行うことができ、Amazonを出し抜くために必要な競争力を身につけることができるかもしれない。

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(翻訳:Sako)

FEATURED IMAGE: BLOOMBERG / CONTRIBUTOR/GETTY IMAGES

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TechCrunch Japan

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