Warframeゲームのスーパーガンでパトカー真っ二つ、NYCの路上で大ドッキリ撮影

無料のオンラインゲーム、Warframeのプロモーションビデオをニューヨーク市の路上で撮影する際にMichael Krivicka(マイケル・クリヴィカ)監督は大がかりなドッキリを仕掛けた。

上にエンベッドしたビデオを見ればわかるが、撮影スタッフはゲーム中で使用されるOpticorと呼ばれるスーパーガンの撮影に協力するよう通行人を呼び止めている。銃を構えてポーズを取った人々は「引き金を引かないよう」注意される。ただし通行人が知らないのは道の向こうのパトカーや近くの郵便ポストにはみな仕掛けがしてあることだ―パトカーはまっぷたつになり、郵便ポストも吹っ飛ぶ。人々が仰天するようすがおかしい。

私は今週クリヴィカ監督にインタビューして撮影の模様を聞いた。監督はプロップやカスタムデザインでそれを作ったA2ZFXについて説明してくれた。無線によるリモコンで銃、パトカー、郵便ポストが同時に吹き飛ぶ仕掛けだったそうだ。

爆発のエフェクトは圧搾空気によるもので、チームがプロップを再セットするには15分かかったそうだ。そのため各テイクの登場する通行人はそれぞれまったく別の人々で、「何が起きるのかまったく知らず」、その都度驚いてくれたという。
Director Michael Krivicka, Producer Chris Yoon

プロップのパトカーの前でポーズを取るマイケル・クリヴィカ監督とプロデューサーのクリストファー・ユーン氏

クリヴィカ氏によれば、安全には十分に配慮しており、カメラのアングルから外れたところでニューヨーク市警の警察官がモニターしていたという。「編集でものすごい迫力になっているが、現場はそれほどでもなかった」のだそうだ。

これはクリヴィカ氏にとって最初のゲームプロモーションビデオだが、以前にはバイラルな話題をさらったマーケティングビデオをいろいろ作っている。たとえばジャパニーズ・ホラーの発端となった「リング」のように不気味な女がテレビから本当に這い出すビデオだ。今回のビデオの原型は「ベストキッド」のコブラ会の設定で空手の形を披露すると電柱やオートバイが破壊されるというもの。クリヴィカ氏の狙いは「SFを現実にする」ことだという。

クリヴィカ氏が創立したビデオ製作会社、WhoIsTheBaldGuyにとって今回のビデオは最初の本格的作品だ。ただし目標は変わらず「視聴者を『ええっ! なんだこれは?』と驚かせるような作品を作りたい。さらにスケールアップし、過激なものにしてオンラインの人気をさらいにいく」という。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

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TechCrunch Japan

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