6月にWhatsApp(ワッツアップ)は、消滅する写真と動画を送れるようにすると発表した。そして今週、その機能が全ユーザーに公開される。Facebook傘下のメッセージングアプリのユーザーは、写真またはビデオを「view once」(1回閲覧)モードでシェアできるようになる。1回見るとそのメディアは「フッと」消え去る。view onceモードでシェアされたメディアは、しかるべき視聴者が覗いた後は「開封済み」として表示される。
New feature alert!
You can now send photos and videos that disappear after they’ve been opened via View Once on WhatsApp, giving you more control over your chats privacy! pic.twitter.com/Ig5BWbX1Ow
— WhatsApp (@WhatsApp) August 3, 2021
会社は新機能について、試着した服の写真やWi-Fiのパスワードを送るなどさまざまなニーズに応えるもので、決してヌードを送るためではないと述べている。注意書きでは、写真やビデオが消滅するからといって誰かがスクリーンショットを撮れないわけではない(撮ったかどうかもわからない)と念押ししている。
Facebookによると、この新機能はユーザーに「プライバシーの制御を高める」力を与えるという、Mark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏が2019年に唱えて以来続いている「プライバシー中心のビジョン」の一環だ。それ以来Facebookは、人々にオンラインプライバシーの制御を渡す姿勢をいくつか見せており、メインアプリの公開範囲制御を整備した他、WhatsAppで消えるメッセージをサポートした。
Facebookは、将来の相互接続を計画している傘下の全メッセージングサービスにエンド・ツー・エンド暗号化を導入するという大事業も予定している。WhatsAppは 2016年に暗号化を完了しているが、Messenger(メッセンジャー)とInstagram(インスタグラム)でこの重要なプライバシー機能を提供するのは数年先と言われている。
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タグ:WhatsApp、Facebook、SNS
画像クレジット:WhatsApp
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(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Nob Takahashi / facebook )