Windows 10、ついに冷蔵庫のドアになって登場

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何千、いや、何百万という「Windows 10にアップグレードせずに粘っている」皆さま、長らくお待たせしました!アップグレードするかどうかはWindows 10搭載の冷蔵庫を見てから決める、とのことでしたので、本日はIFAショーの会場から、かなりイケてるニュースをお届けします。こちらはまだはっきりとした発売日も決まっていないただの試作品ではありますが、ひとまずご覧あれ。LG製の高級感ただよう冷蔵庫のドアに、フル機能のWindows 10タブレットがあしらわれています。

しかもこのタブレット、巨大です。サイズは27インチ、Intel Atomプロセッサー搭載(タブレット上部に内蔵)、デモの際には性能もかなり良さそうな感触でした。驚くほどほどレスポンシブで反応が良く、「スマート」と銘打って似た感じのディスプレイを搭載した他の家電よりもはるかに優れものです。

この冷蔵庫の最も「クール」なところは(←冷蔵庫だけあって、なかなかよく冷えたダジャレでしょう?)大きなタッチスクリーン画面が半透明になって、庫内の様子を見通せる点にあります。つまり、スクリーンの表面には向こう側に透けて見えている食品の賞味期限などをバーチャルにタグしておけるという訳です。腐りやすい食べ物の管理などに便利ですね。もちろんデモ機の庫内には4つくらいしか物は入っていませんでしたが、前述のとおりスクリーンは27インチあるとはいえ、実世界では庫内もスクリーンもすぐにぎゅう詰めになることでしょう。

もちろんその他にも、レシピの検索・表示やYouTube動画の再生など、スマートな冷蔵庫ドアにできそうな標準機能にも、Samsung のTizen式にすべて対応しています。(ちなみにこの日のデモではニュース映像が流れていて、プーチン大統領の額が大写しになっていたのが印象的でした。)

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(翻訳: Ayako Teranishi / website

投稿者:

TechCrunch Japan

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