今朝(米国時間1/22)、Paul Thurrottが今年のWindows 8.1アップデートについて詳しい記事を書いた。WZorが掲載したスクリーンショットはWindows 8.xについてのPaulの以前の観測を裏付けるものとなっている。
MicrosoftはデスクトップとMetro環境の統合、特にアプリの動作の面での統合を進めようとしているというのがこれらの記事の要点だ。
アプリが双方の環境で動作すればそれだけユーザーが増え、Windows Storeの利用も進む。多くのユーザーが長年慣れ親しんだデスクトップ環境を好んでおり、Metro環境への移行が期待したようには進んでいないという事実をMicrosoftは暗黙のうちに認めざるを得なかったわけだ。
デスクトップを好んでいるユーザーにMetroアプリをもっと使わせたいなら、Metroアプリがデスクトップで使えるようにする他ない。Paulは以前にもMetroアプリがデスクトップでも動くようになるとレポートしていた。今回WZorのスクリーンショットがそれを裏付けた形だが、必然的な成り行きといえるだろう。
Paulはさらに新しい機能を確認している。「Metroアプリには『閉じる』ボックスが追加された。これはデスクトップでお馴染みのマウスでクリックしてアプリを完全に終了させることができる『閉じる』ボタンと同様の機能だ。これはありがたい。作業が終わっても居座り続けるMetroアプリはWindows 8.xの大きな頭痛のタネだった」
これでWindows 8.xにおけるMetro環境とWindows 7を継承した環境が次第に融合してきた。これは以前の環境を好むユーザーにも、新しい環境を普及させたいMicrosoftにとってもよいことだろう。
情報のリークのペースを考えると、実際に作動するバージョンが公開される前にさらにいろいろな新機能が発見されるはずだ。Microsoft はWindows8.xの基本戦略はそのままに、弱点にパッチを当てようとしている。Windowsのモバイル化にはMetro UIとアプリ・ストアが必須だ。伝統的なパソコン環境との間にギャップが出来てしまったが、Microsoftはこのギャップを埋めることができると私は思う。
トップ画像:Flickr
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)