アップルが6月4~8日に予定している開発者会議WWDC 2018の招待状の送付を開始しました。会場は昨年と同じカリフォルニア州サンノゼ・McEneryコンベンションセンターです。
例年注目の初日キーノートでは、次期 iOS / macOS / watchOS / tvOSに関する新機能の発表が予想され、特に注目はiOS 12、macOS 10.14の発表などに期待が高まります。
これまで出てきた情報を考えると、今回のWWDCはハードウェアよりはソフトウェアの比重が高そうに感じられます。なかでもwatchOS 5が出るならばメジャーバージョンアップとなるため比較的大きなテコ入れあり得るかもしれません。その他ではOSではないものの、Siriの強化、それにともなうHomePodの機能改善なども。
恒例ネタとなりつつある「WWDCでは何が発表されるの?」というSiriへの質問に対しては、英語圏では「新しい声を手に入れました」とか「新しいHomeを入手しました。輝くわけではなくメッシュの…(HomePod?)」などと情報を微妙にお漏らししていました。記事執筆時点では何も情報は引き出せない模様です。
※5月23日追記:5月22日に報じられた上のSiriの情報は、Siriが2017年のWWDCに前に語っていた内容と同じであることが判明しました。アップルはこれに対処した模様で、すでにSiriに同じようにたずねても、このようには答えず英語圏では「詳しくはApple.comのWWDC 2018のページをご覧ください」と表示されるようになっています。
例年、WWDCでは各種OSの開発者向けベータ版を発表翌日前後にリリースし、数週後にはパブリックベータ、そして新製品の発表時期になる9月前後に正式版としてリリースするサイクルとなっています。
2017年のWWDCではMacBook ProとiMacが発売され、iMac ProとHomePodが発表されました。今年はまだ発表がない次期iPhone SEのうわさが一部で燻るものの、それ以外の新製品についてはあまり情報が出ていません。ただ、開発中とされる新Mac Proに関する情報は、そろそろなにか更新がほしいところです。
6月4日まではあと2週間ほど。これから当日まではいろいろと細かいリークも増えてきそう。アップルファンの方々は、これからしばらくはいろいろと予想や妄想で楽しめそうです。
ちなみに、初日のキーノートは6月4日午前10時から。日本時間では6月5日午前2時から始まる予定です。案内にはキーノートの中継に関する情報が記載されていませんが、例年どおりならストリーミングはあるはず。別途案内があるのかもしれません。
Engadget 日本版からの転載。