中国のスマートフォンメーカー、Xiaomi(小米科技)は今日(米国時間5/25)初のドローンを正式発表し、先週からのティーザーキャンペーンに終りを告げた。その低価格は業界に激しい競争をもたらしそうだ。
他のXiaomi製品と同じく、Mi Droneを実際に作っているのはこの会社ではない。中国拠点の企業、Flymiが開発している。Xiaomiはその強力なブランド力を注ぎ込み、同社チャネルを通じてドローンを販売する。オンラインストアのMi.comでも販売する。
このドローンはライバルと比べてかなり安い。Xiaomiはこれまでにも、高品質のデバイスをAppleやSamsungの何分の一かの値段で売るという評判を得ている。Mi Droneの価格は、1080Pカメラ塔載の入門レベル機種が2499人民元(約380ドル)、4Kカメラ塔載の上位機種が2999人民元(450ドル)だ。これは市場をリードするDJIの4K機、800ドルや他社のドローンよりはるかに安い。
Xiamoiによると、低価格機は同社のアプリMi Homeで、2016年5月26日から「クラウドファンディング」を行い、4Kドローンは7月末からオープンベータプログラムを通じて早期テストを行う。中国以外で販売時期については実現の可否を含めて明らかにされていない。
では、ドローン自身を見てみよう。
Mi Droneは、5100 mAhバッテリーの力を得て、1セッションで27分間、3 km範囲を飛行できる。これは、DJIのドローンより5分ほど長い(ただしDJI機にはその時間を伸ばすための巧妙な方法もある)。Mi Droneは4Kビデオを撮影できる360度カメラを塔載し、ハンドヘルドのリモコンにスマートフォンを付けてドローンからのライブフィードを見ることもできる。部品はモジュール化されているようなので、バッテリーを含めて交換可能と思われる。
ドローンの追跡と管理は問題であり、新しいオーナーにとっては特にそうだが、他社と同じく、Mi Droneはバーチャルフェンスを作って、指定区域を越えると離陸した地点の戻ってくることができる。。
Mi Droneを発表したライブストリーム中継は19万5000人が視聴し、XiamiのCEO Lei Junは、これは金持ちの大人だけのものではないと言った。同社はこの注目度(と圧倒的な低価格)を生かしてテクノロジーを民主化し、1000ドル以上を費やす余裕のない人々でもドローンを持てるようにしたいと考えている。
ギャラリー画像出典:Xiaomi forum
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)