Yahoo!、49ersとオンラインコンテンツに関する独占パートナー契約を締結

今季の49ersはどうなるだろうか、と考える。他のファンの方々同様、いろいろな要素を考えるうちに、エキサイトしてくる自分に気付くことになる。もう少しで栄冠が見えていたSuper Bowlから、いろいろなことがあった。スタジアムの命名権はLevi’sが獲得した。RavensのAnquan Boldinを好条件で獲得することになった。但しMichael Crabtreeはかなりの重症を負ってしまった。そして活発に買収作戦を繰り広げているYahoo!は、サンフランシスコで最も人気の(Raiderファンの方がいらしたら失礼)フットボールチームと10年契約を結ぶこととなった。オンラインのデジタルコンテンツについて、Yahoo!が独占権を持つことになるようだ。

ちなみにLevi’sスタジアムは最も「スマートな」スタジアムであると言われている。49ersは観客のほとんどが自前のスマートフォンを持ってくることを計算に入れ、日曜日には70,000人がWi-Fiを利用できるようにする。インタラクティブな仕掛けも多数用意しており、たとえば複数のカメラアングルからのリプレイを見ることができ、席を外して買い物に行かなくても、座席から直接食べ物のオーダーをすることができる。また写真をFlickrにアップロードすると、その写真がスタジアムの巨大スクリーンに映し出されることがある。たぶん、ぜひとも自分の写真が選ばれて欲しいと考える人も多いのではないかと思う。

今回のパートナーシップ契約により、Yahoo!は49ers関連のソーシャルネットワークコンテンツ、オンラインの写真ないしビデオ等のデジタルコンテンツについて、独占的な権利を持つこととなる。スタジアムにも多数のYahoo!関連情報が掲示されることとなるだろう。スタジアム内外におけるロゴ掲示に加えて、Fantasy Football LoungeにおいてもYahoo!ブランドを展開する権利を得たことになる。

スポーツ界では、こうしたパートナー契約がかなり一般的なものとなっている。スタジアム命名権というものも、売買されるようになって既に十年ほどが経過している。テック系企業もいろいろと活躍中だ。たとえばオークランドには、それぞれの企業が命名権を獲得したOracle ArenaやOverstock.com Coliseumというものがある。

今回のパートナー契約についてYahoo!が支払った金額は明らかにされていない。しかし3年後にはSuper Bowlも開催されるビッグスタジアムにおける権利であることを考えれば、どうみても安い契約ではなかったはずだ。ちなみにMarissa Mayerは週末、49ersカラーである赤とゴールドの格好をしていた。

49ersの活躍を期待したい。

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(翻訳:Maeda, H)


投稿者:

TechCrunch Japan

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