YouTubeがオリジナル作品を広告入りで無料に

YouTubeの事業担当最高責任者(Chief Business Officer)であるRobert Kyncl氏が、これまで有料だった同社のオリジナルシリーズYouTube Originalsを広告入りで無料にすることを再び断言した。

その発表はYouTubeの毎年恒例のBrandcastイベントで行われ、ミュージシャンやYouTubeのスターたちが奏でる騒音の中で広告主たちへの説明もあった。昨秋以来YouTubeは、Originalsを広告入りにする方針を認めていたが、今夜はすべてのオリジナル作品が広告入りでも見られると発表された。

それ以上詳しい話はなかったが、有料のサブスクリプションをやめるという意味ではないだろう。しかしいずれにしても、YouTube Originals上にあるすべてのものが、いずれ無料で見られるということだ。たとえば「Karate Kid」の続編「Cobra Kai」は、シーズン1が8月29日〜9月11日まで無料になり、その後シーズン2も同様に提供される。

Kyncl氏はこう言う。「メディア企業はどこもコンテンツを有料化することに忙しいが、うちはその逆を行って、オリジナルコンテンツを無料で提供する」。

彼によると、Cobra Kaiは来年シーズン3で戻ってくる。Kevin Hartのフィットネスコメディー「What The Fit」もそうなる。現在YouTubeは、ジャスティン・ビーバーとOriginalsのプロジェクトを進めているそうだが、それに関する情報はシェアされなかった。

また、YouTubeの人気チャネルDude Perfectのチームが、今年の夏の彼らのツアーの裏話的なドキュメンタリーを作る気だ。今日発表されたプロジェクトの中には、Paris Hiltonに関するドキュメンタリーや、ロックフェスティバルのLollapalooza(ロラパルーザ)の長時間中継、そしてYouTubeとしては初めての対話番組「A Heist with Markiplier」(マーク・プライアーと一緒に銀行強盗)がある。

イベントでは、YouTubeのCEO Susan Wojcicki氏もこう宣言した。「ゴールデンアワーは今やパーソナル、そしてそれはテレビではなく携帯電話にある。一人々々に、自分のゴールデンアワーがある」。

ヘイトスピーチや偽情報を防ぐ責任について問われたWojcicki氏は、それが自分の最優先事項であると述べ、YouTubeは毎四半期に数百万の悪質ビデオを削除している、その多くは一度も見られていない、と言った。

「まだこれからやるべきことがたくさんあるけど、この問題を正すことは弊社の責任であり義務である」と彼女は語った。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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