YouTubeが新型コロナウイルス向けハブを設け悪質動画の機先を制する

新型コロナウイルス(COVID-19)関連のアップデートを多くの人の目に触れやすくするため、YouTubeは米国時間3月19日、新型コロナウィルスの感染拡大と関係のある動画を集めたハブ、英語では「COVID-19 news」、日本語では「COVID-19に関するニュース」をウェブサイト上に設けた。

このような専用のシェルフ(棚)は、ユーザーにとって「権威あるコンテンツ」を広める目的がある。米国の場合、そこに紹介されるビデオはメディアも政府機関等も全国区的なソースからのものが多い。YouTubeからのツイートによると、今では16か国のYouTubeホームページ上にこんな棚がある。この機能は、Instagramなどが行っている新型コロナウイルスに関する啓蒙のための、ウェブサイトの部分的変更に倣っている。

過去にこのようなビッグニュースがあると、たいがい、YouTube上には悪趣味なビデオや陰謀説が氾濫した。今回新設されたニュースシェルフは、パンデミック関連のビデオではYouTube自身に強力な編集権があることを、世間に示す目的があるのかもしれない。

関連記事: Instagramはその拡散力を生かして正しい新型コロナ対策の伝達にひと役買う

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。