今日(米国時間8/4)YouTubeにアクセスした人は、何かが変わった、と感じただろうか? デスクトップのYouTubeプレーヤーがややすっきりしたルックスになった、と思った人は、YouTubeが今日から展開しているアップデートに、お気づきになられたのだ。デスクトップユーザ向けの新しいHTML5ビデオプレーヤーでは、画面下部のコントロールバーが透明になり、しかしそれを使わないときには隠れる。そして、ボタンやドロップダウンメニューも変わった。
この新しいプレーヤーを最初に報じたのはGoogle Operating Systemのブログだが、実はテストは4ヶ月前から行われていた。
コントロールバーが消えたことなどにより、デスクトップのYouTubeはモバイル上のそれに近くなった。ただし今回のアップデートで、コントロールバーにあった”Watch Later”(あとで見る)ボタンがなくなった。そのほかのボタンは前よりも大きくなり、速度や画質のドロップダウンはよりモバイル的になった、と報じられている。
上が新しいプレーヤー、下は古いの
いずれもマイナーな変化だが、最近ますます多くの人が携帯でYouTubeを見るようになったことを、反映している。Googleによると、モバイル上のYouTubeの一回の平均滞留時間は40分を超え、それは前年比で50%の増だ(1.5倍)。視聴時間の前年比増加率は60%で、それは近年で最高だ。
今ではデスクトップとモバイルを行ったり来たりしながらYouTubeを見る人が多いから、今回のアップデートでデスクトップのルック&フィールをモバイルに近づけたのは、正解だろう。
最近のYouTubeのモバイル対応策としては、このほかに、縦長画面への対応がある。今ではスマートフォンを縦に持ったまま、ビデオを撮る人が多いのだ。iOSとAndroidのYouTubeアプリが縦長対応にアップデートされたので、これらのビデオを全画面で見ることができる。
画像クレジット: Google Operating System