今年のVidConでYouTubeは、同社がモバイルビデオでもトップであることと、YouTubeをテレビで見る人が急速に増えていることを示すデータを公開した。
中でも最大の聞かせどころは、各月のログインビジター数が15億、という数字だ。もちろんGoogleのアカウントを持たず、正規にログインしていないビューワーも、日常的に相当多いはずだ。
同社の発表によると、月間アクティブユーザーが10億に達したのが2013年だ。ただしそのときの数字は、ログインしていないユーザーも含んでいる。
ログインユーザーのうち、モバイルでYouTubeを見ている人たちの平均視聴時間は1日に1時間あまりだ。モバイルWebでは、なんといってもビデオが大人気であることを示す、すごい数字だ。
しかしCEOのSusan Wojcickiは今日(米国時間6/22)のステージで、“アメリカなどでは毎日4時間テレビを見ているから、YouTubeはまだまだこれからだ”、と貪欲に言った。
しかしまた同時に、今テレビは、その上でYouTubeを見るメディアにもなりつつある。絶対数は明らかでないが、率でいうと前年比で90%の増だ。明らかに、新たなサービスYouTube TVもその増加に寄与しているだろう。なお、デスクトップのビデオ視聴者については、とくに数字の発表はなかった。
最近ではFacebookなどもビデオに力を入れ始めているから、今後は単純なビジター数、ビューワー数よりも滞留時間が重要な比較の要素になる。そしてこちらはまだ、YouTubeの独壇場かもしれない。