YouTube上の無料長編ムービーを見つけてくれるサービスPegleg–藪をつついて蛇のおそれも

YouTubeに長編ムービーの完全収録版が氾濫していることは、今では誰もが知っている秘密だ。しかもそのほとんどが、無料で見られるのばかりだ。アップロードする人たちには、すぐに削除される不安もあったと思うが、いずれにしても長編のアップロードは今では簡単にできるようだ。そしてそのことは、そのムービーをちょっと見てみたい人にとっては、とってもありがたい。

そしてYouTube上の長編ムービーを簡単に見つけてくれるありがたいサービスが、Peglegだ。

そのコンセプトは実にシンプルだ。Peglegのフロントページには、ユーザがそれまでに見つけたすべてのムービーが表示される。何かを探したい人は、いくつかの条件を入力したり、ムービーの名前を指定する。その映画(のURL)がすでにPeglegにあれば、すぐに見られる。万一なければ、候補作品が上映時間データと共に表示される。十分に長ければ、それはきっと完全収録版だ。

今Peglegには、ユーザが新たに加えたYouTubeビデオが900近くある。その中にはきっと、あなたが見たいのもあるだろう。Peglegは、トロントのデベロッパMina Mikhailが、 Meteorの使い方を勉強するための習作として作ったらしいが、それにしてはよくできてる。でも、アプリがどれだけ良くできていても、これらのムービーがより目立つようになれば、著作権クレームで下ろされる危険性も増す。Pegleg自身もヤバイかもしれない。これまでの数日間で、Pegleg上のリンクが20ぐらい削除された。それらのムービーをYouTubeが削除したからだ。

でもMikhail自身は、それで当然だと思っている。YouTubeによる削除は今後も起きる。しかし長編ムービーのアップロードが、YouTube上で行われなくなることも、あり得ない。突如なくなるムービーもあれば、YouTube上に自分の永続的な居場所を得るムービーもある。そして著作権保有者たちとYouTube上の映画ファンとのダンス合戦は、永遠に終わらない。Mikhail自身も、よほどのことがないかぎり、Peglegを閉鎖する気はない。それに、Peglegが万一閉鎖しても、YouTubeに長編ビデオをアップロードする人たちは、いなくならないのだ。

“コンテンツのオーナーの権利を侵すつもりはない”、とMikhailはブログで言っている。“Peglegは、世界中の友だちやムービーファンたちが今現在やってることへの、単純なお返しにすぎない”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))