自分が作るアプリにテキストメッセージングや電話の通話を組み込みたいときのためのAPI集を提供しているTwilioが、ライブのストリーミングという新しいカテゴリーに乗り出した。
米国時間7月14日朝、同社はTwilio Liveを発表した。このプラットフォームは、開発者がもっと簡単にライブ動画や音声を自分のアプリに組み込めるようにするものだ。
詳細はまだ乏しいが、現在、わかっているのは次のとおりだ。
- Twilio Liveは本日ローンチするが、招待制のベータであり、誰でもすぐアクセスできるわけではない
- iOSとAndroidとすべての「メジャーなブラウザー」をサポート
- コンテンツのストリーミングができるだけでなく、対話機能もあるので、テキストによるチャットや、YES / NOなどの意向調査、画面共有、オーディエンスにスピーカーになってもらうことなどができる
Clubhouseが人気になって以降、そのクローンが氾濫し、大物であるLinkedInやTwitter、それにDiscordなどが、そのいいとこ取りをしようとした。Twilioがやろうとするのは、Clubhouseの機能をプラグアンドプレイのSDKにすることだから、とても楽しみだ。
ライブのストリーミングで車輪を再発明しようとしたら、最大の課題がスケーリングだ。100人の視聴者でうまく動いても、人気が広まってオーディエンスが突然1万になったら、ノロノロ運転になってしまった。Twilioは最近の10年間をインフラのスケーリングとレイテンシーの問題に費やしてきた。だから今回は、最初からうまくいくのではという期待もある。
Twilio Liveの料金体系など、詳細はまだわからない。
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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Twilio、ライブストリーミング、API
画像クレジット:Twilio
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(文:Greg Kumparak、翻訳:Hiroshi Iwatani)