GMが3モデル目の電動ピックアップトラックを開発中、GMCラインナップに追加

GM(ゼネラルモーターズ)はGMCラインナップにフルサイズの電動ピックアップトラックを加える。2025年までに世界で電気自動車(EV)100万台超を販売すべく、2020年の一連のEV発表に続くものだ。

EVピックアップはメディア向けプレゼンテーションでのスライドの中で共有され、その後同社はTechCrunchに開発の事実を認めた。グローバルのBuickとGMCの副社長であるDuncan Aldred(ダンカン・アルドレッド)氏は車両についての詳細や、いつ生産に入るのか明らかにしなかった。

GMブランドはすでに2021年第4四半期にGMC Hummer EVの生産を開始することを目指している。デトロイトとハムトラムクにある同社のFactory ZERO組立プラントで生産されるGMC Hummer EVは航続距離350マイル(約563km)で、最高出力は1000HP、最大トルクは1万1500ポンドフィートだ。価格は8万ドル(約876万円)〜となっている。

今回の発表の3カ月前に、GMは電動のChevrolet Silveradoピックアップトラックを生産すると発表した。こちらもFactory ZEROプラントで組み立てられる。Chevrolet Silverado EVピックアップは同社のUltiumバッテリープラットフォームをベースにし、フル充電での推定航続距離は400マイル(約643km)超だ。

GMの社長であるMark Reuss(マーク・ルース)氏は発表時に、Chevroletフルサイズピックアップを消費者と商業の両マーケット向けと位置づけている、と述べた。同社はさまざまなオプションやコンフィギュレーションがある小売バージョンとフリートバージョンのSilverado電動ピックアップを提供する計画だ。

関連記事
GMが航続距離640km超の電動ピックアップ「シボレー・シルバラード」を生産へ
GMが商用EV向けのフリート充電サービスを開始、自宅での充電も支援
GMがカリフォルニアでのリチウム抽出プロジェクトに投資、優先権を獲得

カテゴリー:モビリティ
タグ:GM電気自動車トラック

原文へ

(文:Kirsten Korosec、翻訳:Nariko Mizoguchi)a

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。