今年初めにGitHubは、拡張の容易なテキストエディタAtomを非公開ベータでローンチした。そのとき同社は、そのエディタのライブラリとパッケージのうち80をオープンソースにしたが、エディタ本体はクローズドソースにされた。それから10週間後の今日(米国時間5/6)公開ベータに移行し、エディタのすべてのコードをMITオープンソースライセンスのもとにオープンソースにした。各種のプログラミング言語に対応するためのパッケージやライブラリもすべて含まれる。さらに、サードパーティの拡張をエディタにインストールするためのパッケージエディタや、ChromiumベースのデスクトップアプリケーションフレームワークAtom Shellも含まれる。
同社によると、このエディタはこれまでの10週間で25万回あまりダウンロードされた。その間に40以上のアップデートがリリースされ、Atomの機能を拡張するための、コミュニティによるパッケージは800以上ローンチされた。Atomの拡張機能はJavaScriptとCSSだけで書ける。
GitHubによれば、このアプリケーションは今後も開発を維持するつもりで、そのための専属チームも設けたが、しかし、“オープンソースコミュニティの創造性とサポートと熱意により”、さらに良いエディタになり、チームの開発努力が促進されることを期待する、とも言っている。
現状のAtomは、1.0に達していないバージョン、という扱いだ。今チームは、今可利用なOS Xバージョンに加えて、LinuxとWindows用バージョンのリリースおよびAPIの安定化に注力している。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))