Facebookに若者が戻ってきた(Forrester調べ)

【本稿の執筆者は Julian Chokkattu 】
かなり意外なことに、Facebookが若者の人気を取り戻しつつあるらしい。

Forrester Researchが12~17歳の若者4517名を対象に、ソーシャルメディアの利用状況に関する調査を行ったところ、半数近くが1年以上前からFacebookを使っていると回答した。

この調査は、WSJが最初に紹介したもので、最大の理由の一つはスマートフォンの普及であると指摘しており、必ずしもFacebookへの愛着ではない。

昨年10月、Facebookは「10代の若者の利用が減少している」事実を認め、Pew Research Centerをはじめとするいくつかの調査会社が、この事実承認を 支持した。

Pewの調査では、多くの10代がFacebookに対する「熱意の喪失」を表していた。こうした報告やFacebook自身の確認表明が、マーケターに誤ったメッセージを送ったと、少なくともForrester Researchレポートの共同執筆者である、Nate Elliotは指摘している。

Facebookが先週、Snapchatを真似たアプリ、Slingshotを提供したのも恐らくこれが理由だ。Slingshotは、友達のビデオや写真メッセージを見るためには自分もコンテンツをシェアしなければならないしくみのアプリで、若者の利用を再燃させることが狙いとしている。

しかし、問題は、Facebook自身、さらにはそこに参加する意志のない層を呼び込もうとする同社の努力にあるのかもしれない。

Slingshotは、Yoという、ただ友達に「Yo」というメッセージを送るだけのアプリに後れを取っている。Yoはエイプリルフールの日に公開され、現在App Storeで19位に入っているが、Slingshotはリストはランキングにさえ載っていない。

これは、そもそも魅せることができないかもしれないグループを、Facebookが引き寄せようとした失敗例だ。Facebookをクールじゃないと考える層は存在しており、Facebookが巨大な企業に成長したことがそれに寄与している。

しかし同報告書によると、それでもFacebookは、YouTubeを除くあらゆるソーシャルネットワークよりも普及している。おそらく若者たちの選択理由は、Facebookが広く普及していることから、プレッシャーを感じ、あるいは有用性を認めてサインアップしたからだろう。

Pewの調査が指摘しているように、低年齢でFacebookに登録することは「ださい」と受け取られており、それは大人たちがそこにいるからだ。

「彼らはサイトに大人が増えることを嫌い、Facebook友達のシェアする些末な話にむかついたり、サイト上で頻繁に起こると彼らが説明する「ドラマ」に疲れ果てている」

Forresterの調査は、他の調査機関と異なる結果を示しているが、この数字が再び下落する可能性は十分にある。どの世代でも、親と同じ場所にいることがクールでないと感じる時期は必ずある ― そしてFacebookには彼らがいる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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