Facebookが、アプリを開かずすぐに友達とつながれる新しいAndroid端末用ランチャー、”Home” を発表した後、私はFacebook CEO Mark Zuckerbergに、このようなプロダクトがiOSに載ることはあるのか尋ねた。
Zuckerbergが発表イベントの冒頭で言ったように、「Android第一」の理由は明らかに、GoogleのモバイルOSが完全にオープンで、どのモバイルOSよりも自由に誰でも改造したりカスタマイズしたりできるからだ。
iOSについてZuckerbergは、同社がすでにAppleと提携関係にあり、Facebookは可能な限りOSの奥深くまで統合されていることをすぐに指摘した。現在iDeviceでは、通知画面からツイートしたりFacebookの近況をアップデートしたりできる。今回のような完全なカスタム化をAppleに受け入れさせることは難しい。またAppleは、一ソーシャルサービスがAppleユーザーの体験をそこまで支配することも望んでいない。
ともあれ、Androidユーザーが享受するレベルのカスタム化をiPhoneユーザーが欲しがる時が来れば、Facebook Homeは、長年のiDeviceユーザーが離脱する初めてのケースになるかもしれない。果たしてそれだけでAppleを動かす理由になるだろうか?すぐにはないだろうが、もしAppleが「低価格」iPhoneを計画しているのなら、iOSに柔軟性を持ち込むのはその時かもしれない。2種類のバージョンのiOSを維持するのは狂気の沙汰に思えるかもしれないが、ローエンドiPhoneのユーザーたちは、いずれ成長してAppleが提供する最上位機種を買う人々だ。
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(翻訳:Nob Takahashi)