Chromebooksを業務で使用する企業のための会費制サービスをGoogleが今日(米国時間10/8)立ち上げた 。1台につき年額50ドルを払うと、企業はGoogleによる高度なChrome OS管理/サポートサービスにアクセスできる。
管理コンソールとサポートへのアクセスには、上記の年額50ドルのほかに、無期限150ドルというプランが前からある。企業の買い替えサイクルは3年ぐらいが多いから、150ドルは大きな違いにならないと思うが、でも年額制の方は途中で使用機種が変わってもOKだが、無期限の方は同一機種でないといけない。
なお、今回発表された年額制のサポートを利用できるのはChrome for Workの顧客だけで、教育機関や非営利団体は利用できない。
今回新しく設けられた月額会費制と並行して、月額/無期限のサポートサービスには二つの新しい機能が加わった。
Chromebooksを使用する企業にとってとくに重要なのは、シングルサインオンのサポートだろう。これによって企業の社員は、会社の既存のサインオンサービス(CA SiteMinder、Microsoft AD FS、Okta、Ping Identity、SecureAuth、SimpleSAMLphpなどSAML規格を使っているもの)をそのまま使ってChromebookにログインできる。これはGoogle Appsを使わず、社内がGoogle一色ではない企業にとって、嬉しい機能だ。
また今回のアップデートにより、企業は会社のデバイスに、802.1X EAP-TLSワイヤレスネットワークやmutual TLS(MTLS)で保護されたWebリソースへアクセスするためのクライアント証明を容易に持たせることができる。アドミンはGoogleの管理コンソールからこれらの証明を管理し、ユーザに配布できる。Aruba NetworksやCloudpath Networks、Aerohive Networksなどはすでにこの機能を実装している。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))