時価総額をめぐって接戦を繰り広げるGoogleとMicrosoft

アップデート: この記事を投稿したあと、Microsoftが巻き返した。現時点(10月17日ロンドン午後2:45, ニューヨーク午前9:45, 東京午後11:45)ではMicrosoftがGoogleより高い(下表)。次は今日の引け値で比較してみよう。

GoogleとMicrosoftが今、世界のテクノロジ企業の時価総額の二位の座を争う接戦を演じている。Googleは今四半期の決算報告がぱっとせず、Microsoftは時間外で上げたため、この二人の差がさらに縮まってきた。

しかしAppleとExxon Mobilの優位は動かない。この4社の時価総額を合計すると1兆5000億ドルになる。

昨日(米国時間10/16)の決算報告のあと、Googleの株価は5%下げた。今朝(米国時間10/17)の時間外でも下げたが、取引開始後はやや戻した。Microsoftは、開始時に1%強上げた。

Yahoo FinanceCNBC dataによると、Googleの昨日の終値では時価総額が3547.7億ドル、MicrosoftはMicrosoftは3521.7億ドルだ。Googleの今日の始値では3570.5億ドル、Microsoftは3561.3億ドルだ。まだ両者のあいだには、薄い空気の層がある。Googleは時間外で頑張ったため、取引開始時にMicrosoftに抜かれずにすんだ。

両社の接戦は株式市場への実質的な影響はほとんどなくて、象徴的なものにすぎないが、しかし両社が共有する市場の大きさを考えると、注目に値する。そのほかのプラットホーム企業と同じく、GoogleとMicrosoftは競争するカテゴリーがかなり重なっている。ゲーム、音楽、クラウドコンピューティング、ハードウェア、オペレーティングシステム、デベロッパのエコシステム、そして、検索にはじまるあらゆるサービス。

だから時価総額での順位は、現物市場での順位を反映し、株式市場の参加者にも喜怒哀楽をもたらすだろう。

ただし結論はまだ早い。Microsoftの決算報告はまだこれからだ。同社が今日Googleを抜いたとしても、決算報告の結果によってはまた抜き返されるだろう。心配のタネは何か? Surfaceの売上が伸び悩み、Windows Phoneも予想外の損失になるかもしれない。さらにOffice 365が不調なら、投資家はひるむだろう。PCの消費者需要の低迷は、Windowsの売上にひびく。そしてAzureまでだめなら、大量逃亡が起きる。

実際には、何が起きるだろうか? 自分が火をつけた火災を自分で消すことができたMicrosoftに、運はしばらく味方するかもしれない1

1. 今日のRedmond(Microsoft本社)は雨のようだけど。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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