【抄訳】
ロシアのデベロッパたちは今日、コンピュータの前で呆然とした。床をどんどん踏みつけたところで、無駄だった。ロシアの規制当局RosComNadzorが、GitHubをブロックしたのだ。彼らは、この、デベロッパたちのコラボレーションのためのサイトに、自殺をする32種類の方法を詳細に印したファイルを見つけたからだ。
今回のブロックは、ロシアのISPたち全員に、このサイトへのアクセスを禁じさせることだった。しかも、GitHubは全面的にHTTPSを使っているから、ISPのレベルで個別のページへのアクセスだけを封じることはできない。だから、GitHub全体をブロックするしかない。ロシアのブログMeduzaによると、Beeline、MTS、MGTS、Megafonなどロシアの主要ISPの一部はすでに当局の命令に従っている。
このブロックは、インターネット上のコンテンツに対するロシア政府の規制方針に関する疑念に再び火をつけた。この国のファイアウォールは2012年に作られたが、そのときからすでに議論のマトになっている。それは言論の自由に反しているだけでなく、その実装のされ方が鈍重で融通が効かず、不必要に厳しすぎるからだ。
今ロシアに住む人たちがgithub.comにアクセスしようとすると、こんなものを見る:
ロシアの検閲当局は、数か月前にもGitHubをブロックした。HackerNewsの投稿からリンクされているOpenNetのポストによると、GitHubは10月にも短期間、アクセスしないよう要請されていた。その問題のコンテンツがいつまでも取り外されないから、今回のブロックに至った、と政府の声明文は述べている。
【中略】
ロシアで自殺関連のコンテンツがブロックされたと聞いて、あれっ?前にも…、と思った方は正しい。2013年にはYouTubeが、自殺をほのめかすようなビデオで同じ目に遭ったことがある。
以下の図表は、RCNから得られた、今回ブロックされたページのリストだ。表の左端は10月にブラックリストされた日付、右端が今回のブロックの日付だ。
今GitHubに詳細を問い合わせているので、情報が得られ次第このページをアップデートしたい。
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))