ルーブル急落の流れを受け、Appleはロシアでのオンライン販売を停止

Appleが、ロシアにおけるオンライン販売を停止した。ロシアの通貨であるルーブルが非常に不安定な状況となっているためだ。Bloombergに掲載されたコメント(日本版)によると価格設定を見直すためにオフラインとしているとのことだ。サイトの停止で迷惑をかけるとして、消費者にはお詫びの言葉も記載されている。

Appleはこれまでのところ、ルーブルの下落に対してはiPhoneの価格を上げるといった対応を行なってきた。しかし為替相場が1日で約2割も下落する中、根本的な対応に乗り出したというわけだ。エコノミストによればロシアの現状は「経済危機」とも言える状況であり、Appleの今回の判断も当然のものとして受け取る人が多いようだ。

状況が変化したり、あるいはAppleからの新しい発表があった場合には、改めてお知らせしたいと思っている。

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(翻訳:Maeda, H


自殺に関するページを禁ずるためロシア政府がGitHub全体をブロック

【抄訳】

ロシアのデベロッパたちは今日、コンピュータの前で呆然とした。床をどんどん踏みつけたところで、無駄だった。ロシアの規制当局RosComNadzorが、GitHubをブロックしたのだ。彼らは、この、デベロッパたちのコラボレーションのためのサイトに、自殺をする32種類の方法を詳細に印したファイルを見つけたからだ。

今回のブロックは、ロシアのISPたち全員に、このサイトへのアクセスを禁じさせることだった。しかも、GitHubは全面的にHTTPSを使っているから、ISPのレベルで個別のページへのアクセスだけを封じることはできない。だから、GitHub全体をブロックするしかない。ロシアのブログMeduzaによると、Beeline、MTS、MGTS、Megafonなどロシアの主要ISPの一部はすでに当局の命令に従っている。

このブロックは、インターネット上のコンテンツに対するロシア政府の規制方針に関する疑念に再び火をつけた。この国のファイアウォールは2012年に作られたが、そのときからすでに議論のマトになっている。それは言論の自由に反しているだけでなく、その実装のされ方が鈍重で融通が効かず、不必要に厳しすぎるからだ。

今ロシアに住む人たちがgithub.comにアクセスしようとすると、こんなものを見る:

ロシアの検閲当局は、数か月前にもGitHubをブロックした。HackerNewsの投稿からリンクされているOpenNetのポストによると、GitHubは10月にも短期間、アクセスしないよう要請されていた。その問題のコンテンツがいつまでも取り外されないから、今回のブロックに至った、と政府の声明文は述べている。

【中略】

ロシアで自殺関連のコンテンツがブロックされたと聞いて、あれっ?前にも…、と思った方は正しい。2013年にはYouTubeが、自殺をほのめかすようなビデオで同じ目に遭ったことがある。

以下の図表は、RCNから得られた、今回ブロックされたページのリストだ。表の左端は10月にブラックリストされた日付、右端が今回のブロックの日付だ。

今GitHubに詳細を問い合わせているので、情報が得られ次第このページをアップデートしたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ロシア製ロケットの国防用購入への差止めを命令を, SpaceXが勝ち取る

民間宇宙ロケットのスタートアップSpaceXは先週、同社が合衆国空軍(USAF)を告訴したことを発表した。空軍は政府機関でありながら国防用ロケットの打ち上げを、航空機産業のトップ企業BoeingとLockheed-Martinの合弁会社United Launch Alliance(ULA)一社のみに、競争入札なく発注契約を結んでいる、というのが同社の訴件だ。Ars Technicaの報道によると、昨夜(米国時間4/30)SpaceXは、防衛関連事業における独占発注慣行との戦いにおいて、小さいが重要な勝利を勝ち取った。ULAによるロシアのロケットの購入が、裁判所による差止め命令を食らったのだ。

ULAは合衆国政府関連のロケット打ち上げに、打ち上げビークルとしてAtlas V、打ち上げ用ロケットとしてRD-180を使用してきた。それは同社が宇宙への打ち上げ〔軍事衛星など〕に使用している二種類のロケットのうちの一つだ。SpaceXの訴状は、これらのロケットを作っているNPO Energomashが実はロシア政府が完全に所有している企業であり、したがって同社のロケットの購入と使用は、ウクライナにおける侵略的な行動に対してアメリカが最近課した制裁に違反している、と主張している。

裁判所の命令は、合衆国財務省と合衆国商務省が、その取引は制裁を規定している大統領命令13661に違反しないと明言するまでは、ULAによるNPO Energomashとのいかなる商取引をも禁ずる、と言っている。

SpaceXのCEO Elon Muskは最初の記者会見で、“この時期にクレムリンに数億ドルを渡すのは間違っていると思う”、と述べた。また一般的に、アメリカの国防事業でロシアのロケットを使用することの妥当性についても、疑問を投げかけた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ロシア政府、プーチン批判サイトをブロック。チェス王カスパロフも

ロシア政府はウラジミール・プーチン大統領を批判するウェブサイトをブロックしている。検事総長はロシアのインターネットプロバイダー各社に対して、少数のウェブサイトへのアクセスを切断するよう命じた。その中にはチェス名人のガルリ・カスパロフのサイトも含まれている。「これらのサイトには、違法行為および既成の秩序に反する公開イベントへの参加を扇動する内容が含まれている」と声明に書かれている(ロシア語から英語への翻訳はGoogle Translateによる)。

カスパロフは直ちにTwitterでこの動きを非難した。


[プーチンはロシアの反体制ニュースサイトへのアクセスをブロックしただけでなく、ロシア政府はわれわれのシステム管理者に連絡を取りサーバーを止めさせた。動きが早い。]

これらのウェブサイトのブロックは、ロシア政府狂乱月間で最新の出来事にすぎない。今月に入ってロシアは10以上のウクライナ活動家サイトを切断し、彼らのクリミアへの軍事介入に抗議した。先週、Russia Today[*]のあるニュースキャスターは、プーチンのイメージを「粉飾する」放送局では働けないとして、放送中に番組降板を宣言した。[* ロシアの実質的国営放送]

プーチンは表現の自由に関する自身の行動を擁護し、秩序を維持し法を守っていると主張している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ロシア当局がウクライナ人活動家たちのWebサイトを”テロを奨励”として封鎖

革命の動乱の最中(さなか)にあるウクライナに、ロシアの軍事介入が続いているが、それと軌を一にしてロシア当局は、ロシアのソーシャルネットワークVKontakte上で活動家たちのWebサイトを13サイトもブロックした。すなわちAP通信の報道によると、ロシア検察庁はその一翼であるメディア監督機関Roskomnadzorに命じて反体制派たちのサイトを封鎖させ、彼らが“テロリストの活動”を奨励している、と非難した。

オバマ大統領は、クリミア地域へのロシアの軍事介入を国際法違反と呼び、経済的および外交的な制裁を示唆した。ロシア軍のクリミア急襲は、親ロシアの大統領Viktor Yanukovychの追放に続いて起こった。ロシアは、民間人を保護するため、と主張している。

今回のWebサイト閉鎖は、ロシアの計画の手始めにすぎないと思われる。

Foreign Policyの記事によると、“クリミアを占領したロシア軍は携帯電話の通信を妨害し、クリミア半島とウクライナ本国とのあいだのインターネット接続を切断している”。一部の電話サービスはブロックされ、クリミア政府のWebポータルはオフラインにされている。

Council on Foreign Relations(外交関係評議会, CFR)の特別上級研究員Adam Segalは、ロシア側の今後の意図をこう推測する: “軍事衝突があれば、通常部隊の戦力を削ぐためにサイバー攻撃を利用するだろう”。

[画像クレジット: Flickr user blu-news.org]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))