無人ドローン配送は幸せを運ぶのか? Netflixによるディストピアな未来ビデオ

最近YouTubeで公開されたNetflixのドローン・デリバリーのビデオがなかなかの話題をよんでいる(最初に記事にしたのはEngadgetであるようだ)。見ればすぐにわかるが、これはAmazonのPrime Airコンセプトビデオを茶化したもので、冗談めかしつつ、あるいはディストピア風の味付けを行っている。Netflixによれば、ドローンによるデリバリーは、ときに爆発事故を引き起こすこともあるらしい。

このビデオは100%の冗談でできている。しかしAmazonも実際にR&Dに取り組んでいるように、DVDレンタルのような用途では、確かに実用可能性もあるわけだ。また、個人的な意見になるが、トイレに何かを配送してくれるような仕組みは「ぜひとも実現して欲しい5つのこと」リストの中でも上位に位置すると考えている。

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(翻訳:Maeda, H


大反響のドローンヘリによるビール配達、連邦航空局が差し止め

ミネソタの凍結したワコニア湖で釣りをする人々はウィスコンシンのLakemaid社が温かい釣り小屋まで自動操縦のドローンヘリで空からビールの12本パックを届けるサービスを始めたことで大喜びだった。釣り人は寒い氷上を渡らず、電話で注文するだけで喉の渇きを癒せた。しかしFAA(連邦航空局)は賛成しなかった。

FAAの規則によれば、ドローンは400フィート以上を飛んではならないし商業目的でも飛行させてはいけない。当然ビールの配達もダメだ。FAAから電話が1本かかってきてこのプロジェクトは中止を余儀なくされ、インターネットには憤激の声があふれた。しかしLakemaid社はすっかり諦めたわけではない。

LakemaidのJack Supple社長によれば使われたドローンはDJI F550だという。当日は少々風があったので12本パックを持ち上げるのには苦労したそうだ。「われわれ安全のために瓶を何本か抜かねばならなかった。FAAから電話がかかってきたときわれわれはもっと大きなドローンを発注しようと考えていた。2015年に規則がどう改正されるか注目している。われわれの準備はできている」とSuppleは語った。”

LakemaidはWhitehouse.govを通じて大統領にビール無人機(BUAVs)の飛行を承認するよう請願している。その成否はともあれ、LukemaidはFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで大反響を起こすことには成功した。マーケティング専門家はウィスコンシンの地ビール会社の巧妙なPR戦術に学ぶところが大きいだろう。とはいえ、Lakemaidを飲んでみたいなら今のところオンライン通販業者を使うしかなさそうだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


無人機による配達をもっとも必要としているのはどこの誰か?–Amazonの大先輩Matternetが現状と課題を語る

先週は、eコマースの巨人Amazonが品物の配達を無人航空機で行うという事業、”Amazon Prime Air“のニュースがメディアを賑わした。AmazonのCEO Jeff Bezosはテレビの人気番組でAmazonの無人機構想を語り、視聴者をあっと言わせたが、しかし無人機を使う配達配送方式を着想したのは、彼が初めてではない。

シリコンバレーの小さなスタートアップMatternetは、数年前から無人機を使う配達技術を開発してきた。同社の協同ファウンダでCEOのAndreas Raptopoulosがこの夏行った、小型無人機による配達配送の潜在的なメリットに関するTEDの講演は、先月TEDのWebサイトに載って以降20万回以上視聴され…そしておそらくBezosにヒントを与えたのであろう。Bezosは、テレビ番組60 MinutesでAmazon Prime Airについて語ったとき、RaptopoulosがTEDの講演で使ったのと同じ言葉を使ったのだ。

ハイチにおけるMatternetの無人機配達のパイロット事業

ただしMatternetが構想している無人機による配達配送は、途上国の、まともな道路もない地域に対する食糧や医薬品など緊急必需品の送達が目的だ。ハイエンドの市場から徐々に貧乏人や貧乏国にも普及していく消費者技術製品…コンピュータ、携帯電話、自動車など…と違って、Matternetによる無人機配送は、それをまさに今、“喉から手が出るように必要としている人びと”が対象だ。そしてそんな配送網を、徐々に都市部や一般消費財にも広げていく、という普及の順序になる。

先週はMatternetのRaptopoulosと、同じく協同ファウンダのPaola Santanaが本誌TechCrunchのサンフランシスコ本社に来てくださり、同社の技術の進歩の様相や、無人機を取り巻く技術的な課題、制約や規制などについて話していただいた。ついでに、無人機配達へのAmazonの進出に対する感想も、述べていただいた。そのときのビデオがこの記事のトップにある。

そして下のビデオでは、ハイチにおける同社の無人機配達パイロット事業の一端を見ることができる。

ハイチにおけるMatternetMatternetVimeoビデオより。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))