GoogleのモバイルWebブラウザー、Chrome for iOSが「マテリアルデザイン」になって今日(米国時間1/20)iPhoneとiPadユーザーの元に届けられた。最新版Androidと共に導入されたGoogleのこの新しいデザインモチーフは、Googleのモバイルプラットフォームとサービスを通じて、どのデバイスを使っている時でも統一されたルック&フィールを提供することを目的としている。
デザインには、単色無地のカラーや陰影その他深さを表現する要素が数多く取り入れられ、アニメーションも多用されている。大胆で明るい色使いや、リアル世界の現象を連想させる効果が強調されている。
これまでにGoogleは、「マテリアルデザイン」に関連するアップデートを、マップアプリ、検索アプリ、YouTubeアプリを始めとする同社の数多くのモバイル製品に適用してきた。
Chromeブラウザーのマテリアルデザインアップデートは、Androidでは既に完了しているが、今回iOSに登場したことによって、Appleユーザーたちも目立った違いを感じることになるだろう。
新しいルックスは、「大胆なグラフィクスと滑らかな動きと立体的外観」をアプリに加えるとGoogleは言っている。ページスイッチャーは黒い背景の上に置かれ、上端には新しいページを開くための「+」ボタンが、右上にはタブスイッチャーとメニューボタンが配置されている。新しいページを開くと、Google検索ボックスの下にお気に入りやよく行くページのサムネイルが表示され、デスクトップ版Chromeとよく似た構成になっている。
アップデートには、iOS 8への最適化や、大画面サポート等他の改善点も含まれる。
しかし、おそらく一番役立つ追加は「ハンドオフ」のサポートだろう。これは、iOS 8デバイス上で始めたセッションを、OS X Yosemiteで継続できる機能だ。
アップデートはiOSのApp Storeで公開中。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)