Googleは、検索結果画面の中から店舗とライブチャットできるサービスを実験している。現在その連絡可能かどうかを示す新たなリンクを通じて、相手がいればGoogle Hangoutですぐにチャットを開始できる(モバイル、デスクトップどちらても)。このサービスはPath Talkの地元店舗とのダイレクトメッセージング・プラットフォームと似ているが、Google.comに表示される検索結果カードの中に組み込まれており、価格レベル、住所、地図上の位置、電話番号、営業時間、評価、レビュー等と共に表示される。
本誌はGoogle広報にこれが同社が実際にテストしている実験機能であることを確認した。最初に見つけたのはMatt Gibsteinで、今日Twitterに画面イメージを投稿した。この新しい実験チャット機能は、テキストベースの直接対話を実現するもので、例えばレストランなら、今空席はあるか、予約は可能か、あるいはメニューに関する質問をして、リアルタイムに返事をもらうことができる。これは先に述べたPath Talkが大前提としる機能で、数多あるメッセージングアプリから同製品を差別化するために追加されたサービスだった。
Path Talkが昨年9月にデビューしたのは、テキストメッセージサービス TalkToの買収がきっかけだった。サービスを利用している店舗が地図上に接続状況と共に表示されるので、現在どの店とチャットできるのかがわかる。サービスは無料で、在庫を確認したり予約を取ったりするためを電話が不要になる。
Googleのテストサービスは、応答時間の予測を含め同様の利便性を提供するものと思われるが、Google自身が持つ膨大な場所データを使用している。もちろんGoogleが類似サービスを開始することは、Path Talkにとって悪いしらせであり、もし検索結果に続いてGoogleマップにも組み込まれればなおさらだ。しかし、今はまだごく初期段階なので一般公開されるかどうかも不明だ。それでも企業におけるメッセージングの重要性が高まる中、検索の巨人が探究するには賢明な分野である。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)