本日(米国時間4/28)Twitterは、同社が買収したライブストリーミング・ビデオサービスPerisopeの成長に関するデータを初めて公開し、CEO Dick Costoloは、3月26日の正式公開後10日間に100万人以上がサインアップしたと語った。世間の目は、独立系ライバルMeerkatとモバイルライブストリーミング市場で戦うPeriscopeの成長ぶりに注目している。CostoloはPerisocpeについて「初期段階での成長は実に目覚ましい」と語った。
そしてこれはiOSだけの話だ。PeriscopeはAndroid版をまだ公開していないが、Twitterの投資家Chris Saccaは今日、Perisocpeで中継されたCEO Kayvon Beykpourのインタビュー中、Android上で動くPeriscopeを紹介した。ふたりは今日からPerisocpeのウェブビュワーでもストリームへのコメント機能が利用できることも明らかにした。
App Annieによると、現在Periscopeは米国のiOSアプリランキングの167位、ソーシャルネットワークアプリでは22位だ。一方Meerkat は米国アプリではトップ1000から外れたようであり、ソーシャルネットワークでは129位。
Costoloは、今日のTwitter2015年Q1決算会見で、ビデオの説明に特に時間を割いた。彼はTwitterのネイティブビデオ製品やVine等のソーシャルメディアのスターをブランドと結び付け、スポンサー付きコンテンツを作って利益を上げられるようにするサービス、Nicheの買収についても言及した[情報開示:私のいとこはNicheのファウンダーの一人]。
CFOのAnthony Notoは、「iOSおよびAndroidのプラットフォームでネイティブビデオをサポートして以来、Twitter上でシェアされるビデオの量は桁違いに増えた。ビデオはプラットフォームで最も魅力のあるコンテンツの一つだ」と語った。
Costoloは、Twitterがアプリユーザーだけでなく、ログアウトしているユーザーや提携サービスにビデオを配信する可能性についても言及し、「Priscopeのユーザーベースを拡大する能力については自信を持っている」と語った。
Costoloはビデオにかなり強い関心を持っているようだ。情報筋によると、彼は新入社員のオリエンテーションで「ビデオはTwitterの未来だ」と話しているという。これは、CostoloがPeriscopeのファウンダーらに買収の売り込みをした時の口上と似ている。Twitterがプラットフォーム上のユーザー生成ビデオを増やせば増やすほど、実入りのいいビデオ広告をユーザーの怒りを買うことなくコンテンツに挿入できるようになる。
Twitterが誰かの考えていることを瞬時に知る方法だとすれば、Periscopeは誰かの見ていることを瞬時に見せてくれる。ニュースであれファンとつながっている有名人、あるいは単なる面白いコンテンツであれ、Twitterで最先端スタイルのツイートは、ライブストリームビデオによって益々生き生きしてくるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)