Facebookはユーザーを逃がしたくない。外部サイトへの広告クリックを値上げ。

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多くのオンライン広告と同じく、Facebookの広告料金体系はクリック単価が基本だ(業界ではCPCと呼ぶ)。今日までFacebookは、ユーザーが外部ウェブサイトへのリンクをクリックした場合も、いいね!、シェア、コメント等サイト内で行動した場合も同じ金額を課していた。

今日からそれが変わる。発表によると、同社はCPSの定義を「リンククリック」のみに変更する。このクリックは、他のサイトへの訪問、サードパーティーアプリのインストール等特定の目的を持った広告に限定して適用される。

同社はこの変更について、広告主が特定の目的に対する自社広告の成果を理解しやすくするためと説明している。もちろん広告主は「いいね!」やシェアやコメントのクリックを購入できるが、今後は別の最適化目標の下で行われる。

この変更は理にかなっている。サイト外へのクリックは、ユーザーがFacebookでただ何かに「いいね!」するのとは全く異なるからだ。

この決定によってFacebookは、外部サイト(Facebookがそれ以上広告を出せない場所)へのクリックを高く売れるようになる。一方、サイト内のアクションは安くできる。ユーザーはサイト内に居続け、Facebookの収益源であり続けるからだ。

Facebookは、ユーザーのネズミ取りとなるべく設計されている。今度は、広告主に多く請求することでユーザーに逃げる機会を与えようとしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

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