The Fitbit Flexは腕に巻くFitbitだ。こいつはすぐれものだ。
私は市場に出回ったおよそありとあらゆる自己計測ガジェットを使ってきた。その殆どはギミックの域を出ていない。Fitbitは常に私のお気に入りだった。しかし、口にしたくないほど失くしてきた。どのFitbitもあまりに小さいのでポケットから落ちたり、洗濯機の中で静かにお亡くなりになったりした。
今度のFitbitは、心地よい小さなリストバンドに装置を組み込むことによって問題を解決する。
機能
- 歩数計
- 睡眠記録
- バイブレーターアラーム
- AndroidおよびiOSの専用アプリ
- 希望小売価格99ドル
賛
- 最高の着け心地
- 機能満載
- 紛失不能
否
- 劣化が早い
私は先週のDisrupt NYでFitbit Flexを着用した。多くの注目を集めた。誰もがそれは何かと興味をもった。気付かれにくいと思っていたのでそれは驚きの出来事だった。
「それ何?」と聞かれる。「新しいFitbitさ」と言って説明すると、他の人が次の質問をすることなく気に入ったから買う、と言った。
Disrupt NYはFlexを試すには最適な場所だ。最初のFitbitは2008年に本誌主催のカンファレンスでデビューし、Yammerに続く次点だった。Fitbit Flexは、大きくて多機能すぎるという自己測定系ガジェットの抱える主要な問題に取り組んだ。そしてあらゆる追加機能をスマートフォンに追い出した。
Flex本体には小さなLEDが5つあるだけで、これが1日の歩行目標のパーセンテージを表す。デバイスの表面をタップするとアクティベートされる。ドットが2つなら、所有者はその日の目標の2/5を達成したことになる。それ以上の情報? Bluetoth 4.0を持つデバイスにFitbitアプリをインストールしよう。Fitbit Flexはすぐに同期してさまざまな追加情報を表示する。
Fitbitは長年スマートフォンアプリを活用している。おかげでデバイスをごく小さくできる。Flexは他の製品ラインと同じアプリを使用する。歩いた距離や睡眠パターンの履歴に加え、ユーザーは簡単に水分や食事の摂取量を記録できる。アプリはFitbitを全面的に制御している。ウェブを使えば〈さらに詳細な情報〉を得ることができる。Flexには、Bluetooth 4.0またはNFC内蔵のスマートフォンを持たないユーザーのために、USB同期用ドングルが付属している。
FitbitはFlexのバッテリーについて5~7日持続すると言っている。私は1週間半ほど使う間に一度しか充電する必要がなかった。
Fitbit Flexにも欠点はある。基本的な部分は押えているものの、いくつか対処すべき要素がある。
ベルトは比較的早く磨耗する。わずか1週間ほど使っただけで縁の部分がすり減ってきた。ブラックがブラックでなくなった。交換用のベルトは購入可能。
幸いゴムのベルト部分は単なるホルダーだ。Fitbit本体はベルトの中に入っている。取り出してからUSBで充電する。
Flexは睡眠もうまく記録してくれない。先週は毎晩これを着用してベッドに入ったが、睡眠が記録されたのは2晩だけだった。ユーザーエラーである可能性もあるが、「一度設定したら後はおまかせ」とは言い難い。しかし、Fitbitで嬉しいのは利用者が原則として何もしなくてよいことだ。とにかく正しく動作すべきだ。睡眠記録機能は常に働いてはいないようだ。
しかし、これらの問題はFlexの出来映えからすれば小さなことだ。
FlexはFitbitの大ヒットだ。着け心地は良好で、機能もたしかでわずか100ドルの価格は競合力がある。Flexは史上最高のFitbitだ。強く推奨する。
Fitbit Flex(99.95ドル)はFitbit.comおよび米国主要小売店で本日発売。Amazon.comでも扱っている。
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(翻訳:Nob Takahashi)