Googleは、来週行われる今年のI/Oカンファレンスで何かすてきなものを見せてくれるはずだが(例によって予告のようなものは何もないが)、その中にGoogle Mapsの新デザインはあるのだろうか? Google Operating Systemという非公式のブログサイトが、それを匂わせている。彼らはその証拠らしきスクリーンショットを二枚手に入れたのだが、それらが本物なら、Google Mapsにはかなり重要な変更が行われることになる。
まず、これまで必ずあったサイドバーが、完全になくなる。地図そのものが強調され、位置データや写真やザガット(Zagat)のリビューといった関連情報は画面左上に浮くカードに収まる(上図左上)。
黄色い道路もなくなる。それは、困るよね。
もちろんこの図は眉に唾を塗って見る必要があるが、でもヴィジュアル的にはかなり進歩してるから、信じたい気にもなる。Google Mapsのこのデザインは、Googleが最近ほかのところでもやっているデザインに右へ倣えしている。
とくに、浮遊するカードは、Googleに最近登場したものだ。最初に使ったのはGoogle Nowだったと思う。またAndroidアプリを売る/配布するGoogle Playストアでも、個々のアプリや曲リストなどがカードで表現される。Knowledge Graphの結果ボックス以外では、まだデスクトップには侵入してないようだが、Google NowのデスクトップWebバージョンがカード化するのは時間の問題、という噂やリークは絶えない。おっと、Google Glassも同社がタイムラインカードと呼ぶものを使ってGlassアプリからの情報をそこに収めている。だから、次にカード化するサービスがGoogle Mapsであっても、意外ではない。
しかもそれに、最近のGoogleは完全秘密主義ではなくなっている。2月には誰も予想しなかったChromebook Pixelをリークして、ジャーナリストや評論家たちをくやしがらせた。その前にはGoogle Playストアの新デザインがリークされ、またGoogle Now for iOSはローンチの数週間も前にビデオがリリースされた。今回の最新スクリーンショットも、疑問は多いとはいえ、もうすぐ全面的リークがあることの、予兆かもしれない。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))