現時点で、地球上にはバッタよりも折り紙ジャンプロボットの方がたくさんいると私は思う。その最新版、Tribotは形状記憶合金を使用して尺取り虫のように這いまわり、バッタのように飛び跳ねる。
このロボットは「身長の7倍ジャンプ」し、ジャンプとジャンプの間に休む必要がない、とスイス連邦工科大学ローザンヌ校再構成可能ロボット工学研究所のJame Paik研究員は言う。
なぜこの小さなロボットが重要なのか? それは事実上使い捨て可能でありながら様々なすごいことができるからだ。初代折り紙ロボットと同じように、この小さな奴は自然界に放り出されてデータや標本を集めて帰ってくることができる ― あるいはそのまま死んでしまうことも。
「このロボットには数多くのアクチュエーター(作動装置)が付いていて、それぞれが互いに独立している。アクチュエーターを起動することによってロボットが這い始める。ジャンピングモードでは、これも形状記憶合金で作られたバネを使用している」と共同制作者のZhenishbek Zhakypovは言った。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)