Twitterが新たな機能を導入することにしたようだ。メッセンジャーとしての機能を充実しようと考えているようなのだ。iOS 10のiMessageを意識してもいるのだろう。Twitter曰くダイレクトメッセージ機能において機能追加を行うとのことで、既読か否かを区別できたり、メッセージ入力中であることを通知したり、またリンクのプレビュー機能を備えるようになるのだとのこと。
既読確認や、入力中の通知機能は、ほとんどすべてのメッセージングアプリケーションが備えているものだ。Facebookメッセンジャーと同様に、誰がメッセージを読んだのかとかを確認できるようになり、また送信した相手全員が読み終わったら、全員が読了した旨が通知されるようになる。
もちろん、既読通知をしたくないという人もいる。返信しなければならないというプレッシャーを避けるため、既読通知の機能をオフにしている人も多い。そうした人の存在も考慮して、Twitterの既読通知もオプトアウトできるようだ。
ウェブリンクのプレビュー機能はiOS 10の標準メッセージングアプリケーションであるiMessageにも搭載される機能だ。ちなみにiOS 10のiMessageは、タイピングしながらリンクプレビューを確認できるリッチリンクプレビューの機能をも備えている。
もちろんTwitterは、通常のツイートにおいてはリッチメディアのプレビューをサポートしているわけで、DMにこの機能を実装していなかったことこそ、むしろ驚くべきなのかもしれない。
サポートが遅れた理由は、TwitterがDMの機能を重視していなかったからということに尽きるのだろう。昨年夏にDMにおける140文字制限を撤廃するまで、DMはおまけ程度のものだと認識していた人も多かった。Twitterとしては、メインストリームでの短文コミュニケーションの長所を活かしたいと考えつつ、しかしDMではより一般的なメッセージングアプリケーションの魅力を持たせたいと考えるようになっているのだろう。
機能の実装についてはTwitterも公式にアナウンスしている。誰がいつこの機能を使えるようになるのかについては、まだアナウンスはないようだ。
[原文へ]
(翻訳:Maeda, H)