Microsoftが今日(米国時間1/17)、ゲームのデベロッパーや、そのほかの、3Dデータを視覚化する必要のある業種のために3Dの最適化ソリューションを開発している、Simplygonを買収したと発表した。
大手のゲーム開発スタジオの多くがSimplygonのSDKを利用しており、同社は最近AR/VR市場にも手を伸ばした。Microsoftは同社のHololensプロジェクトでARを、Windows HolographicでVRをそれぞれやっているから、Simplygonの技術はどこよりもまず、自分のロードマップにフィットする。
Microsoftの次世代ユーザー体験/企業担当VP Kudo Tsunodaが、今日の発表声明で述べている: “Simplygonの技術とスタッフは3Dの創造における弊社の立ち位置を強化し、3Dの捕捉や創造、および共有をより容易にする。それはWindows 10 Creators UpdateとPaint 3Dおよびネット上のクリエイターコミュニティRemix3D.comによって創造性の新しい波を起したい、という私たちの願いをより強く大きくし、具体化するものである”。
Simplygonの技術は、CADのファイルや3Dスキャンなど3Dの原始データを、具体的な用途や出力ターゲットに合わせて最適化する。ゲームの場合、ターゲットはUnreal EngineやUnityなどだ。最適化というのは、同社が複雑なマスターモデルに対して、独自のアルゴリズムで、同じ3Dオブジェクトを表示するために必要な三角形の数を減らし、それらを描画するグラフィクスカードの仕事を軽くしてやること、などを意味する。