Amazonが137億ドル〔1.5兆円〕という金額で高級生鮮食料品スーパーのWhole Foods Marketを買収したことは投資家を恐慌に追い込んだ。Wal-Mart、Target、Costco、Krogerを始めスーパーマーケット・チェーンの株価は軒並み急落した。
Amazonのビジネス帝国の規模、洗練されたロジスティクス、先進テクノロジー、それにもちろん巨額の資金はWhole Foodsのライバルを旧態依然たる存在に見せるのに十分なものがある。
東部標準時で 11:45amにおけるリテール・ビジネスの現状は惨憺たるものだ。
- Amazon: +2.91% to $992.21
- Wal-Mart: -6.02% to 74.16
- Target: -9.52% to $51.14
- Costco: – 5.89% to $169.48
- Kroger: -12.34% to $21.53
- Dollar General: -5.17% to $68.58
- SuperValu: -13.56% to $3.25
- Sprouts Market: -6.38% to $20.99
- Smart & Final Stores: -14.96% to $9.52
- Weis Markets: -5.30% to $48.22
- Ingles Markets: -4.57% to $33.40
テクノロジーの巨人、Amazonがアメリカを代表する生鮮食料品スーパーを買収したことは、将来さらに多くの店舗ないしテクノロジーに投資する可能性を感じさせる。Amazonは世界の大きな部分を支配することが現実的な可能性だと気づいただろう。AWSのサーバーはわれわれがいつも使うアプリを走らせている。Amazon Primeは各種商品からストリーミング・コンテンツまであらゆるものを提供する。そして今や現実店舗の大きな部分もAmazonの支配下に入った。
Image Credit: CNBC via Will Oremus
〔日本版〕株価を12%以上下げたKroger(クローガー)は1883年創業の老舗大型スーパーで2016年には売上1153億ドルを記録しスーパーマーケットとしては全米トップだったという。記事原文のリンクがfoodcapypsse(食料品アポカリプス)であることでもシリコンバレーに与えた衝撃が大きいことがわかる。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)