GoogleカレンダーのWeb版がデザインを一新

事実上同じデザインを数年間続けていたGoogleカレンダーが今日大きく模様替えした。真新しいカラーパレットとGoogleのマテリアルデザインにマッチしたデザインスキーム、そして ―― もっと重要なのは ―― ブラウザーのウィンドウサイズに応じて自動調整されるレスポンシブ・レイアウトになったことだ。

このアップデートは単にペンキを塗り替えただけでなく、サービスを少しでも使いやすくするための機能改善がいくつも施されている。例えば大企業に勤めている人なら、会社の会議室についての詳細情報(場所、設置されているAV機器など)なども管理者が登録すればカレンダーで見ることができる。

Googleカレンダーの招待状には、リッチフォーマットや関連するスプレッドシートや文書、プレゼンテーションへのリンクも載せられるようになった。これは、理想通りにいけば生産的なミーティング(などというものが存在するなら)に必要な情報のすべてを一か所にまとめることができることを意味している。

もうひとつ、「日」表示で複数のカレンダーを並べて表示する機能が加わった(上のGIF動画参照)。ほとんどのユーザーにとって必要とは思えないが、Googleによると複数のカレンダーを管理するアシスタントなどがチームの会議スケジュールを決めるのに便利だそうだ。

こうした目立ったアップデートのほかにも、招待項目にマウスをかざすと会議の出席者が表示されたり、グループでカレンダーを簡単に共有できるようになった。また、誤って削除してしまった項目を復活させる機能も追加された。

今日以降、G Suiteの管理者は新機能を有効にすることができる。個人ユーザーはカレンダービュー右上の「新しいカレンダーを試す」リンクをクリックすると変更される(あるいはここをクリックするだけでもいい ―― そのほうが簡単だ)。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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