AdobeのProject Lincolnはユーザーにデザインの自由度を与えるデータ視覚化ツール

Adobeは毎年のMAXカンファレンスで、製品化がまだ決まってないようなプロダクトのおもしろいプロトタイプを二つほど見せる。今年もその例外ではなく、今日(米国時間10/19)は同社研究開発部門の11のプロジェクトが紹介された。その中のProject Lincolnは、データの視覚化をやったことのある人なら誰もが大歓迎しそうなツールだ。

その考え方はこうだ: これから、簡単な棒グラフを描きたい、としよう。すると、まず棒を描き、そのコピーを何度も作ってスプレッドシートのカラムに貼り付ける。それで視覚化完了だ。さらにもっとデータを加えて、別のタイプのグラフや色を変えてもよい。線グラフや円グラフ、バブルチャートなど、思いつくかぎりのものを描いていく。なにしろ、長さや径や色のあるものなら、何でも視覚化に利用できる。

よくあるやり方としては、まずデータを作成して、それから、それらの視覚化をやり始めるだろう。Project Lincolnでは、まず視覚化の方法を決めて、それからそこに、データを作りながら入れていく。棒の長さなどは自動的に決まる。

Adobeによると、今ある既存のツールはどれも、複雑過ぎたり制約が多すぎる。とくに、自分の創造力を生かせないデザイナーには、評判が悪い。そして視覚化をカスタム化するためには、Illustratorのようなツールを作って自分で作図したり、あるいはプログラミングのやり方を勉強しなければならない。

あなた自身も含め、もっと自由度のある簡易なデータ視覚化ツールを求めていた先輩や同僚をご存知なら、このプロジェクトを教えてあげよう。きっと、大喜びするだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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