ゲーム総合情報メディアの「ファミ通」は4月2日、2017年度の国内家庭用ゲーム市場の概況を速報として発表した。同レポートによれば、2017年度の国内家庭用ゲーム市場規模は前年比121.8%の3878.1億円となり、2年連続の前年比増となった。
ゲームソフトの販売本数ランキングで首位を獲得したのは、2017年11月17日発売のニンテンドー3DSソフト「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」だった。推定の販売本数は約219万本。
家庭用ゲーム市場規模が拡大したのは、前年度に引き続き「Nintendo Switch(以下、Switch)」の販売台数が好調であることも理由の1つだ。任天堂は1月31日、2018年3月期第3四半期の決済説明会にて、Switchの全世界販売台数が累計1300万台を突破したと発表している(国内は約351万台)。また、任天堂の公式サイトでは、最新の販売台数は約1480万台となっている。ゲームソフトの販売ランキングを見ても、10位までのタイトルのうち4タイトルがSwitchのソフトだ。
2018年度には、Switchの「大乱闘スマッシュブラザーズ」やPS4の「キングダムハーツⅢ」など、発売前から注目を集める大型タイトルの販売が控えている。今後もこれらのタイトルの販売動向に注目が集まりそうだ。