そろそろ今年のホリデーシーズン、家族その他愛する人にクールなスマートデバイスの新製品をプレゼントしたいと思ってる人なら、新製品だからなおさら、その品物の良し悪しが気になるだろう。カメラや歩行計の性能ばかりでなく、製品が生成する顧客データを集めているであろう物については、セキュリティとプライバシーも気になる。そこで、Firefoxブラウザーを作っているMozillaが、70種の最新製品のランキングを発表した。そこには、Amazon Echoもあればお利口なテディベアもある。
それらの玩具やデバイスのランキングに使われた測度や基準は、1)何のデータを集めるか、2)データは送信時に暗号化されるか、3)データは誰と共有されるか、4)デフォルトパスワード*を変えることを要求されるか、5)エラーなどで起こりうる最悪のシナリオは何か。〔*: デフォルトパスワードは製品が最初から持っている簡単なパスワード、セキュリティのためにはユーザーがパスワードを変えるべきである。〕
一部のセキュリティリスクは製品が本質的に持っている。たとえばセキュリティカメラは、ユーザー以外の誰かが見るかもしれない。企業の見過ごしによるリスクもある。たとえば、アカウントの削除ができなかったり、データを第三者と共有したりしている企業もある。
リストのトップにあるのは、多くのことを正しくやっているMycroftのスマートスピーカーだ。オープンソースのソフトウェアを使っているし、メーカー企業はいろんなことを正しく選んでいる。読みやすいプライバシーポリシーなんて、ありそうでなかなかない!。ガジェットの多くが、とくに問題ないようだが、このリストは良い製品も積極的に取り上げている。
しかしDobbyのドローンのような製品もある。これには、プライバシーポリシーすらないようだ。アプリをインストールすると、ユーザーの位置やHDの長さまで記録するのは最悪! またこの、Frediの赤ちゃんモニターには、ユーザーが変えなくてもそのまま使われるパスワード〔デフォルトパスワード〕がある。セキュリティの自動アップデートもない。おいおい、人をバカにしとんのか? 近づかないようにしよう。
約半分の33の製品が、Mozillaが最近提案した、スマートデバイスの“セキュリティの最小基準”に合格している(すてきなバッジをもらってる)。不合格は7つで、あとはどっちつかずだ。これらMozillaによる公式の評価のほかに、まじめに使ってほしいクラウドソーシングな“creep-o-meter”(製品のcreepy度…気持ち悪さ…の評価)がある。でも、BB-8が気持ち悪いなんて、おかしいと思うけどな。