日本航空(JAL)は1月24日、約80億円規模のファンド「Japan Airlines Innovation Fund」を設立し、国内外のスタートアップへの投資を開始すると発表した。運用期間は10年間。案件発掘、投資実行、投資後の支援は米カリフォルニアを本拠地とするTransLink Capitalが行う。
JALは2018年2月に発表した中期経営計画において、注力分野としてフルサービスキャリアとしての航空事業の磨き上げ、新規事業の創出、イノベーション創出のための基盤づくりの3つを注力分野として挙げていた。そして、JALがその目標を達成するための手段の1つとして選んだのがスタートアップ投資だ。
CVCを通したスタートアップ投資により、JALは今後、物理的な人の移動を代替する新たな手段・体験の提供や、旅行などの生活シーンに新たな付加価値を提供することなどを通して事業領域を広げていくという。