おもしろい記事ネタに慢性的に飢えているわれわれは、Kickstarter詣での常連だ。もちろん、人気と宣伝につられてライターが自分のポケットマネーを投ずることも多い。この前見つけたおもしろいKickstarterプロジェクトは、Bohemian Guitar Companyの“オイル缶”ギターで、目標額32000ドルを大きく上回る54000ドルを集めた。ジョージア州の同社から今日、その巧妙なデザインのギターが送られてきたので、早速試してみた。
そのギターは、ピックアップが一つ、それをボリュームとトーンのダイヤルでコントロールする。底に木製のブリッジがあり、メープルウッド製の上質なネックが缶の底まで達している。ボディーは、いかにもリサイクル品に上塗りしました、という風情だが、人がピックした弦に優れた共鳴音(ビヨォ~~~ン)を加える。ヘッドはよくできているが、ぼくのはややきつかった。ピックアップは、シンプルだが最良の共鳴と音質が得られる場所にある。
音はこんな音だが、ぼくのギターのヘタクソは我慢していただきたい:
音は共鳴倍音の多いビヨンビヨンだが、そのため、アコースチックのスチールギターとしても通用する。名人のギタリストなら、これを最高に効果的に使えるだろう。Iron City JazzのCharlie Appicellaに見せたら、軽くて弾きやすいがプロのジャズギタリストが使うには、ちょっとかわいいすぎる、と言った。でも。サーフバンドやカントリーの人なら、逆にステージ映えするだろうし、Bo Diddleyっぽくすらなるだろう。
お値段は299ドルだが、一部は子どもたちを音楽好きにするためのボランティア活動に寄付される。それは立派な目標だし、作者のAdamとShaun Lee兄弟はKickstarterで見事にビジネスを作り上げた。今はどのモデルも売り切れだが、現在はヒップスター的なデザインの缶を使ってBohoファッションに挑戦している。なにしろ、写真を見ただけでも強い説得力のある、そして意外にもクールなプロジェクトだ。ビジネスとして好調なことも、おもしろい。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))