Amazonが先ほど、5.5インチ画面の新しいEcho Showを発表した。 価格は90ドル(日本では9980円)で予約受け付け中だ。出荷は6月29日からとなる。
新商品がGoogleアシスタントを搭載したLenovoのスマート目覚まし時計とそっくりだということを指摘しておかないと手落ちだ。もちろん競争の激しい分野ではこうしたことはよく起きる。収束進化の例なのだろう。今年1月に発表されたLenovoのスマートクロックも昨年発表されたスマートディスプレイのFacebook Portalによく似ている。
Echo Show 5(5は5.5インチ画面を表しており、第5世代という意味ではない)は既存のAmazon Echo製品のアップデートではない。しかしこれだけ価格が安くなっていると、スマートクロックのEcho Spot(1万4980円)とバッティングするかもしれない。
Google Home Hubなどとは異なり、Echo 5にはビデオチャット用にカメラがビルトインされている。しかしAmazonはプライバシーを重視する消費者の声に耳を傾けたとみえ、マイクとカメラをオフにするボタンに加えて、カメラだけをオフにするスライドカバーを新たに設けた。この製品ではさらに「Alexa、今日話しかけた言葉を消去して」というコマンドが付け加えられる。
Echo 5はSpotのようなベッドの枕元に置くスマート目覚ましという位置づけではなく、もっと汎用のスマート・ホームハブとして売りたいようだ。カメラのスライドシャッターにもそれを感じる。小さい画面だが、ホームセキュリティーカメラのRingや見守りカメラのArloなどからのビデオを表示できる。
他のAmazonのディスプレイと同様、タッチスクリーン機能を備える他、多数のスキルに対応する。Show 5は主要市場では6月末出荷予定だが、7月にはカバーされる市場がさらに増える。画面とカメラの角度を変えられるマグネット式スタンドが20ドルのオプションで用意される。
【Japan編集部追記】Echo 5はAmazonの日本サイトで予約受け付け中だが、角度調節式スタンド(1980円)などのオプションは右サイドバーから選択できる。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook)