フランスののYoumiamというスタートアップが、レシピ共有のためのウェブサイトを新しくし、そして41万ドル(30万ユーロの資金を調達した旨をアナウンスした。出資したのはエンジェル投資家のPatrick Robin(24h00)、Thierry Petit (Showroomprivé)、およびDenis Chavanis(Nestlé Watersの前Managing Director)だ。Youmiamは、レシピのブラウズ、作成、共有を簡単に行うためのサービスだ。
扱うのはレシピに限定しているが、YouTubeやSoundcloud風の「ソーシャル」機能も充実している。レシピというのはシェアするのに適したコンテンツでもあり、そこに着目してブログやウェブなどで簡単に共有することができるようにしているのだ。また、サービスサイトでは自分の投稿したレシピやシェアしたレシピなどをまとめたプロフィールページも作成される。もちろん他の人をフォローして、レシピを軸としたいろいろな人との繋がりを構築することもできるようになっている。
サービスに登録してサイトを訪問すると、画面いっぱいにアペタイザー、アントレ、あるいはデザートなどが多数表示される。これは食事関連専門のPinterestといった趣きだ。気になる写真をクリックすると、材料と調理時間が表示されるようになっている。そこからレシピを見ることもできる。レシピはたいていの場合スライドショー形式で提供されている。各スライド毎にステップバイステップで説明してくれるものとなっているわけだ。
自分でレシピを作ろうとする場合、用意されているフォームを埋めるていけば完成するようになっている。長い文章は登録することができなようになっている。短い文に限定することで、レシピを見やすくしようと心がけているのだろう。
検索機能も充実していて、これがサービスの人気の元なのかもしれない。作りたいものはあるものの、作り方がわからない場合など、もちろん検索すれば作り方がわかる。また、調理時間や材料、料理のタイプ、あるいはキーワード(#easy、#summer、#chocolate等)で検索することもできる。
Youmiamはレシピを再利用可能なコンテンツとして扱い、またSEO対策も施すことにより、他のレシピサイトと一線を画すものとなっている。また、人気レシピをたくさん公開している人が目立つような仕組みも取り入れていて、他のレシピサイトを見るよりもおいしい料理を作れる可能性が高くなってもいる。
2013年に、5人による開発チームは、パリで開催された3ヵ月におよぶMicrosoft Ventures Programに参加した(以前はMicrosoft Sparkと呼ばれていた)。同時期に参加グループの中で。最初に多額の投資を受けるサービスとして成長した。今回の41万ドルの他にも、Xavier Niel(フリー)、Jacques-Antoine Granjon(Vente-privee.com)、Marc Simoncini(Meetic)が、若いアントレプレナーを支援するために立ち上げた101projetsより3万4000ドル(2万5000ユーロ)の資金を調達している。
今回調達した資金は、サービスの英語版の立ち上げ(2月を予定している)、モバイルアプリケーションのリリース、レコメンド機能の充実などをはかる予定にしている。英語版の運用を始めて、世界を相手にしていくにあたり、これまで以上にコミュニティを盛り上げていく必要が出てくるだろう。サービスの動向を見守っていきたい。
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(翻訳:Maeda, H)