スタートアップの創設者はいつ、どのように「イグジット」に関して考えるべきなのだろうか?これは、技術界の起業家を悩ます長年の疑問だ。なぜなら、その時期と方法に関しての正解はないからである。一つの傾向として、新米創設者は、時にイグジットの条件が自分たちのコントロール外にあることを忘れがちである。そこには、取締役会、会社の戦略的方向性、初期から、そしてイグジット間近に参入した投資家などが介在する。今回は、Disrupt 2020でイグジットに関する会談を行う予定だ。
イグジットは通常、スタートアップ企業が投資家が満足する利益を提供するのに十分な金額で買収されるか、公開市場で上場するほどの成長を見せるかの、どちらかの方法で発生する。そして偶然にも、今回この2つの方法でイグジットを達成した2人の創設者がイグジットまでの道のりを語ってくれる。
昨年、Cloudflare(クラウドフェア)は上場したが、それで同社の10年の歩みが終わったというわけではない。これは2018年に PlanGrid(プラングリッド)がAutodesk(オートデスク)に買収された時も同様であった。
Cloudflare(クラウドフェア)のMichelle Zatlyn(ミシェル・ザトリン)氏は、同社のIPOに向けた道のりをあますところなく見てきた。IPOへの道のりにはいくつかの困難はあったものの、温かい歓迎を受けたと語り、ザトリン氏は、IPOの後に何が起こるのか、そもそもそれをどのように達成するのかに関して詳しく説明してくれる予定だ。
PlanGrid(プラングリッド)が Autodesk(オートデスク)に買収されるまでの過程は、同じように興味深いものだった。CEO兼共同創設者であるTracy Young(トレイシー・ヤン)氏は、8億7500万ドル(約924臆円)で会社のイグジットを決意した。ヤン氏は、潜在的な買収者と協働し、問題がいっぱいの過程をどう切り抜けるかに関しての実態を語ってくれる。
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(翻訳:Dragonfly)