Boston DynamicsのCEO、ロブ・プレイター氏がDisrupt 2020でロボット工学と自動化に関して語る

Robert Playter(ロバート・プレイター)氏は、1月にBoston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)のCEOに就任した。これは、1990年代初頭にMarc Raibert(マーク・レイバート)氏がBoston Dynamicsを創設して以来初の新CEO誕生で、同社にとって記念すべき出来事であった。この就任の時期は同社の移行期であったが、その分、Disrupt 2020での彼のトークからは目が離せない。

SoftBank(ソフトバンク)による買収に続き、Boston Dynamics は、最初の商用製品であるSpotの早期販売を開始した。昨年 4 月同社は、ベイエリアを拠点とするKinema Systems(キネマ・システムズ)を買収し、Handleのような自社倉庫ロボット向けのビジョン・システムの設計に役立てた。

これらの動きは、もちろん新型コロナウイルスのパンデミック前に行ったものであり、自動化とロボット工学は数年前と比べさらに注力すべき課題となっている。ここ数か月の間に、建設会社から医療施設そしてベースボールチームなどの各種分野で、四足歩行型ロボットの支援を求め、Spotを採用したことが分かった。

プレイター氏は、今年 9 月に開催される当社初のオンライン限定Disrupt で、CEO として初めて公の場でスピーチを行う。彼は、Boston Dynamicsの創設者であるレイバート氏(前 CEO)の登壇から数人をはさんで後出演する予定だ。最近レイバート氏は、TC セッション:ロボット工学イベントに登場し、商用版のSpotをお披露目した。

プレイター氏は、9月14日~18日のDisrupt 2020に参加し、Boston Dynamicsを商業ベンチャーに変革するための課題と機会に関して答弁する。他の登壇者の情報など、イベントの詳細は以下の特設ページで確認してほしい。

Disrupt 2020特設ページへ

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(翻訳:Dragonfly)

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TechCrunch Japan

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