Sonyグループの音楽メタデータプロバイダGracenoteの今日(米国時間3/5)の発表によると、傘下のインターネットラジオ/音楽リコメンデーションサービスRhythmがMusicmetricのソーシャルデータの導入により、すこし‘賢く’なる。
Rhythmは企業やブランドなどが自分のインターネットラジオを作るためのホワイトレーベルサービスだ。それ自身は音楽のライセンスを提供しない。Gracenoteはユーザを音楽プロバイダに結びつけることよりもむしろ、ユーザが自分でラジオ局を独自に運営すること、それを支援することに関心がある。
Gracenoteでいちばんよく知られているのは同社のMusicIDプロダクトで、これは曲の同定を助ける。Google MusicやXbox Oneなども、これの機能を利用している。
MusicmetricからRhythmが拾うことになる情報には、BitTorrentのアクティビティにおけるトレンドや、Gracenoteが”感情レポート”と呼んでいるものが含まれる。ちょっと聞いてみたい曲があるとき、その曲の評判がポジティブかネガティブかという情報のことだ。自分でインターネットラジオをやって、Beez In The Trapばかりかけるわけにもいかない、よね。
Rhythmで作ったラジオ曲には、ユーザのテイストに合わせて曲を選ぶ機能がない。むしろ音楽ライセンスに十分な予算を確保できるところが、幅広い選曲をしていくことを想定している。その欠点を補うのが、Musicmetricからの情報だ。これなら、待望の、フォークとデスメタルのミックスなんかも、見つけて選曲できるだろう〔ジョーク!〕。
なお、最近のニュースによると、TribuneがGracenoteを1億7000万ドルで買収することになった。
画像: FLICKR/POP CULTURE GEEK; CC BY 2.0のライセンスによる(画像はトリミングした)
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))