2022年2月からページエクスペリエンスアップデートがPCにも適用

本日のSEOニュース(2021年11月11日収集分)

こんにちは!ナイル株式会社の青木です。

1週おやすみをいただきましたが、本日は「ページエクスペリエンスアップデート」に関する考え方などの3つをお届けします!

※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。

なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。

前回のニュース(2021年10月28日収集分)はこちらから

本日のSEOニュース

①2022年2月からページエクスペリエンスアップデートがPCにも適用

記事紹介:Timeline for bringing page experience ranking to desktop
(Google Search Central Blog)

お役立ち度:★★★★★

ナイルのひとこと
2022年2月からページエクスペリエンスアップデートがPCにも適用されるというニュースです。
「モバイルフレンドリーかどうか?」のように、PCへ適用できないものを除き、全て適用され、またしきい値(LCPであれば2.5秒以内)に関してもモバイルと同じものが適用されるとのことです。

先んじてモバイル版だけ対応を進めた!という方も多いと思いますので、これを機にPC版での対策も検討を推奨します。

②「Googleマイビジネス」→「Googleビジネスプロフィール」に名称変更

記事紹介:Introducing new updates to Business Profile
(Google ビジネス プロフィール ヘルプ )

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
Googleマイビジネスが名称変更を行い、Googleビジネスプロフィールに変わりました。

また、ビジネスプロフィールを申請して、承認されたユーザーであれば、検索結果やGoogleマップ上から、情報を編集できるようになるなど、より情報更新がしやすくなるなどの変更も併せて紹介されています。

緊急事態宣言や各都道府県の発令などで、営業時間が大きく変わることが多く、Googleビジネスプロフィールなどを、最新の情報に保つのはとても重要です。商品情報の公開などの告知機能などもうまく使っていき、ユーザーが来店しようと思った際にためらわないようにしたいものです。

また、来店がそこまで重要ではないという場合でも、取引先や採用の面から検索されることもあると思いますので、最低限の更新は行いましょう。

③リンク否認ツールの使い所と効果が出るまで

記事紹介:Google: How Long it Takes for Disavow File to Affect Rankings
(Search Engine Journal)

お役立ち度:★★★☆☆

ナイルのひとこと
まとめると以下のような話です。

リンク否認ツールを使うことで、ペナルティにつながるようなことはない。
└過去にリンクスパムしてました!という自首のようなものではない。

勝手に張られたランダムなリンクには、否認ツールを使う必要はない。

サイト運営者がそのリンクに対し、責任を追っているようなリンクに関して使うべき。
└自分で張った場合や関係会社サイトからのリンクなど。

リンク否認ツールの効果は即日~1週間くらいで効果がでるようなものではなく、数ヶ月に渡って段階的にプロセスが進んでいくようなもの。

ということで、そもそも頻繁に使うようなツールではないですが、知識としてぜひ覚えておいてください。

④【寄稿】クリック数増に貢献!知っておきたい「構造化データ」の基礎知識

記事紹介:クリック数増に貢献!知っておきたい「構造化データ」の基礎知識
(MarkeZine(マーケジン))

お役立ち度:★★★★☆

ナイルのひとこと
MarkeZineさんに寄稿致しました。今回は「構造化データ」に関してです。
今回記事内で紹介した例のように、サイトによって構造化データは大きくプラスに働きます。特にレシピ系の検索結果などは、構造化データありきと言っても過言ではないかも知れません。

予算検討中の方は、ぜひ構造化データを来期の施策に入れてみてはいかがでしょうか?
参考:構造化データとは?非エンジニアでもよく分かる!初心者向け徹底解説!

最後に

みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。

また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。

※もしSEOでお困りであれば、こちらのお問い合わせからお気軽にご相談ください!

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今後も種類を増やしていきますので、よろしければご覧になって下さい。

2022年2月からページエクスペリエンスアップデートがPCにも適用【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

足下を掘れ、そこに泉あり【コンテンツマーケティングの格言 第1回】

コンテンツなくして、オウンドメディアは運営できません。そんな、重要なコンテンツづくりの極意を深掘りする「コンテンツマーケティングの格言」。偉人たちが残した胸に響く名言・格言から、ユーザーを魅了するコンテンツづくりのヒントを学びます。
1回はニーチェの格言、「足下を掘れ、そこに泉あり」。さて、その心は?

 

泉とは潜在顧客のこと

ニーチェはドイツの詩人であり、哲学者です。その名は誰しも聞いたことはあると思います。ニーチェの「足下を掘れ、そこに泉あり」という言葉には、価値あるものは自分の身近な所にあることを意味します。自分の身の回りを注意深くじっくり観察してみると、普段見落としていた価値のあるものが見つかるということです。
だから、足下を掘ってみる。では、「泉」とは、具体的に何を指しているのでしょうか。コンテンツマーケティングでいえば、「潜在顧客」です。

潜在顧客と顕在顧客

コンテンツマーケティングを実施するときに、まず決めなければいけないのがターゲットです。

ターゲットは、大きく「潜在顧客」と「顕在顧客(見込み顧客)」に分けられます。潜在顧客は、自分でそのニーズに気づいていない層です。顕在顧客は、ニーズが明確になっている層です。
コンテンツマーケティングの役割は、潜在顧客をいかに顕在顧客にするかということになります。

顕在顧客には、広告などで直接訴求することで興味・関心を持ってもらえますが、潜在顧客にはきっかけが必要となります。その商品やサービスの存在を知れば購入や利用の可能性があるものの、自分でそのニーズに気づいていない人もいるからです。だから、顧客を増やすには、潜在顧客にリーチし、顕在顧客へとステップアップさせる必要があります。

潜在顧客が多く存在する市場を見つけるには、性別、年齢、出身地、職業、住まい、家族構成、ライフスタイルなど、潜在顧客の属性や行動特性を定義し、自社のポジショニングに最適なペルソナを設定し、チャネルを選択します。

潜在顧客へのアプローチ

潜在顧客は、そもそも商品・サービスに対して興味がないので、まずは自社の商品・サービスに関わる悩みや課題を抱えるユーザーをターゲットにします。そして、ターゲットの悩みや課題に解決策を提供するコンテンツを盛り込んだオウンドメディアを拠点とし、そこから自社の商品・サービス関連のサイトへの流入を狙うことで、顕在顧客へと育成していくというわけです。

かつては、潜在顧客に対してのアプロ―チは、主にテレビや新聞・雑誌などのマスメディアに掲載される広告が担っていました。もちろん、現在もその役割を果たしています。しかし、これらのメディアで流された広告は、基本的に一過性のものに過ぎません。

こうしたマスメディアの広告に対し、オウンドメディアを拠点としたコンテンツマーケティングは、制作したコンテンツが資産として蓄積されるため、長期的な集客が可能です。また、広告と比べると、上手に運営すれば低コストでコンテンツを制作できるため、初期導入のハードルも低くなります。

潜在顧客は、みずからのニーズに気づいていないのが大きな特徴です。コンテンツマーケティングでは、この潜在顧客の抱える悩みや課題、潜在的欲求に応えることで、潜在顧客が自分で気づいていなかったニーズを掘り起こし、ファンにしていきます。
潜在顧客の多くは検索したキーワードを通して、なんとなくコンテンツにたどり着きます。「なんとなくたどり着く」ユーザーのアクションを無駄にしないことが重要であり、そんなユーザーの拠点となるのがオウンドメディアなのです。

ユーザーに「読んで良かった」と満足・納得してもらう

検索キーワードによる流入が認識できれば、次に「潜在顧客に何を読ませるか」を具体的に考えます。ここで注意したいのは、決してあからさまなセールス記事で埋めないことです。

例えば、「シェアオフィスを利用してみたい」という明確なニーズを持った顕在顧客であれば、会社や自宅の近くのシェアオフィスを探すかもしれません。この場合、このユーザーはシェアオフィスがどういうものかをある程度知っている可能性があり、どんなシェアオフィスを使いたいのかまで具体的に要望が決まっている場合もあります。

しかし、潜在顧客の場合、そういったニーズはありません。ただなんとなく「シェアオフィス」という言葉を知っているだけかもしれなかったり、「テレワークになったものの、自宅では落ち着いて仕事できない」「カフェで仕事するのも集中できない」など、漠然と思っていたりするだけかもしれません。

まだ、具体的にシェアオフィスを探している段階ではないユーザーに、広告色の強いコンテンツを押しつけると、かえってユーザーを遠ざけてしまうおそれがあります。
潜在顧客には、いきなりシェアオフィスのセールストークをするのではなく、あくまでも潜在顧客の悩みを解決するさまざま情報を提供しつつ、解決策のひとつにシェアオフィスがあるという選択肢を提示するにとどめます。そうすることで、シェアオフィスを利用するメリットについて理解が深まり、どんな環境や設備が自分に最適なのかも明確になってくるかもしれません。

シェアオフィスを売りたいのであれば、「シェアオフィス」「テレワーク」「リモートワーク」「在宅勤務」「コワーキングスペース」「レンタルオフィス」「ワーケーション」など、潜在顧客がどういったキーワードでオウンドメディアに流入してくるかを知り、それに対してオウンドメディアで最適なコンテンツを用意することが、潜在顧客を誘導する有力な方法です。

オウンドメディアで提供するコンテンツには、たまたま訪問した潜在顧客に、いかに興味を持って読んでもらうか、詳しくなってもらうか、楽しんでもらえるかということが最優先されます。ユーザーに、「読んで良かった」と満足・納得してもらうコンテンツを提供することで、少しずつユーザーの信頼を得ていきます。

コンテンツマーケティングは、短期的に購入に直結するものではありません。もちろん、最終的なゴールは自社の商品・サービスを利用してもらうことですが、あくまでも段階的に顧客育成を図り、ファン化させていく手法と考えてください。
顧客は、何もしなければ獲得できません。潜在顧客を発掘し、ニーズを認識させ、いかに商品・サービスを欲しいと思わせるまで顧客を育成していくかがポイントになります。

オウンドメディアをハブにした情報発信の方法

オウンドメディアは、自社でコンテンツ制作のコントロールができ、さまざまなチャネルと連携できるので、ユーザーの反応を見ながら長期的視点に立った計画的な運営が可能です。発信する内容をユーザーのニーズに合わせて定期的に配信し続けることで、継続的な訪問につなげます。
オウンドメディアをハブにして、これからご紹介する方法で、効果的に情報を発信していきましょう。

既存コンテンツを整理し、基礎情報の発信をする

ユーザーの反応を見ながら、予算に応じて少しずつ、これから紹介するチャネルを通じて基礎情報を配信しましょう。比較的労力がかからないものとしては、ブログやプレスリリース、メールマガジンなど、オウンドメディアの既存コンテンツを整理して作れるものがあります。ユーザーの動向に合わせて、定期的に配信していくと効果的です。

・ブログ

社員・スタッフによる、ブログを通じた情報発信によって、親近感や信頼感を育みます。一方的な宣伝や告知ではなく、あくまでもユーザーの役に立ち、読んで楽しめるコンテンツの配信を心掛けましょう。

・プレスリリース

プレスリリースを出すことによって、新聞、雑誌、ニュースサイトなどで、自社の商品・サービスを取り上げてもらう方法もあります。必ず掲載してもらえるとは限りませんが、認知度や信頼性の向上に役立ちます。潜在顧客のいそうな市場(メディア)にリーチすることで、多くの人の目にとまる可能性の高い方法です。プレスリリースというと、掲載するメディアがプレスリリースに書かれた内容をリライトしてくれると考え、従来は無味乾燥な文章が多かったのですが、昨今ではメディアが取り上げたいと思わせる印象深い文章を心掛けることも必要になってきています。

・メールマガジン

資料やコンテンツの提供と引き換えにメールアドレスを取得したら、メールマガジンで定期的に情報の提供をしていくことをおすすめします。宣伝メールを毎週送るようなことをすると拒否されますので、適度な頻度とあくまでユーザーが求める情報を提供しましょう。

オウンドメディアへの導線を強化する

オウンドメディアへの導線を強化するためには、次のようなチャネルを活用することが効果的です。

・SNS

SNSを活用することで、サイト内での回遊性を高めるだけでなく、ユーザーと親和性の高いチャネルを使って、サイト外から新しいユーザーをオウンドメディアに呼び込みます。TwitterFacebookInstagramといったSNSを活用する際には、すぐにユーザーの購入を期待するのではなく、信頼醸成を目的に、中長期的な視点でコンテンツを発信していくことが大切です。一方的な商品・サービスの宣伝だけに終始していては、潜在顧客の関心を得られません。

・広告

広告は、ウェブメディアの集客力や閲覧率を利用して、より多くの人の目にとめることのできる手法です。リスティング広告や、FacebookTwitterなど情報の拡散が見込めるSNS広告などは比較的安価で始められますので、行ってみてもいいでしょう。

コンテンツを強化する

予算に余裕があれば、情報の補足や実際に使うシーンなどを動画や漫画で説明したり、インフルエンサーを起用したりしてコンテンツの強化を図ることも大切です。ユーザーに親しみやすいコンテンツを制作することで心理的障壁を下げたり、理解度を深めたりする効果が期待できます。
特に、動画コンテンツはテキストに次ぐ重要なフォーマットになりつつあります。拡散を狙ってYouTubeを利用するのもひとつの手です。動画の影響力の増大に伴って、最近は素人でも簡単に動画制作ができるツールや、格安で動画制作をしてくれるプロダクションも出てきているので利用してみるのもいいでしょう。

商品・サービスの深い情報を発信する

商品・サービスの深い情報は、潜在顧客が顕在顧客にステップアップするきっかけを作るコンテンツです。商品やサービスに関心を示したユーザーに向けて、より深度の深い情報を提供し、ロイヤルティの向上を図ります。

FAQQ&A

FAQとは、「よくある質問と答え」です。自社の商品・サービスについて、よくある質問と答えをまとめて掲載します。社内の営業や開発スタッフに取材したり、本人に原稿を書いてもらったりすれば、コスト的にも負担が少なくて済みます。
普段、顧客からどのようなご質問があって、どのように答えているかを定期的にヒアリングすることで、オウンドメディアの担当者も自社の商品・サービスへの理解が深まります。

・ケーススタディ(事例紹介)

ケーススタディでは、ある課題を克服し、成功に至った顧客の生の声にふれることができます。類似業態や同じような課題を持つ企業の成功事例を知ることで、潜在顧客の課題解決のイメージが描きやすくなります。

・ホワイトペーパー(白書)

ホワイトペーパーは、顧客の顕在化を促す上で効果的な手法です。ある程度作成に手間はかかりますが、長期的に見れば資産として残るので、決して無駄にはなりません。潜在顧客を対象とするホワイトペーパーは、まだ興味喚起の段階であるため、ニーズの気づきを促すことを意識する必要があります。ホワイトペーパーの役割は営業資料とは違いますので、あくまでもユーザー視点に立ち、企業における課題とその分析、解決手法の紹介といった構成にします。

足下には潜在顧客という泉がある

潜在顧客は、将来的に顕在顧客になりうる顧客です。ニーズが顕在化していないからといってアプローチしないと、市場は頭打ちとなり、売上の拡大には限界が生じます。かといって、潜在顧客に手当たり次第に商品訴求をしても、無駄打ちとなってしまうでしょう。潜在顧客を顕在顧客にするためには、段階的に育成を図り、ファン化させていく以外に方法はありません。
顕在化した顧客には、当然商品力・サービス力が求められますが、水面下に隠れた潜在顧客には、まず何よりも「ポジティブな関係性構築力」が求められるのです。

皆さんの足下には、「潜在顧客」という「泉」があります。
これからの時代、コンテンツを作って一方的に発信すれば終わりというわけにはいきません。長期的な視野に立って継続的にコンテンツを発信し、ユーザーと信頼関係を結ぶことが、泉にたどり着くためのコンテンツマーケティングのミッションなのです。

コンテンツ制作をナイルがサポート!

さまざまなコンテンツを作成して情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、ナイルではコンテンツ制作代行のプランをご用意しております。良質なコンテンツ作りを、経験豊富なコンテンツのプロたちが全面的にサポートいたします。 また、オウンドメディアの戦略設計からサポートさせていただくことが可能ですので、まずは、お気軽にご相談ください。

足下を掘れ、そこに泉あり【コンテンツマーケティングの格言 第1回】【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

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テレビCMの役割とは?想起と後押しについて解説

テレビCM 役割

テレビCMは、さまざまな広告媒体の中でも大きな影響力を持っています。しかし、実際にテレビCMがどんな役割を担っているのかご存じでしょうか。

ここでは、テレビCMの役割についてしっかりと解説します。テレビCMを出稿するときの参考にしてください。

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テレビCMには大きく分けて2つの役割がある

テレビCMには、大きく分けて「商品を想起させる」と「購買行動の後押しをする」という2つの役割があります。いずれも消費者に商品・サービスを手に取ってもらうために重要ですので把握しておきましょう。

テレビCM 役割

商品を想起させる

テレビCMの役割には、商品を想起させることがあります。つまり、視聴者が必要な商品を購入しようとするときに「あの商品があったな」「あのCMの商品を買ってみようかな」と思い出させる力が、テレビCMにはあるわけです。

まったく意識していないのに、気が付いたらCMのフレーズを口ずさんでいたり、いつの間にか商品名を覚えていたりすることがあります。これは何度も繰り返し放送されているCMによって、無意識に商品名やフレーズが刷り込まれているためです。

最初は興味がなくても、何度も流れているCMを目にするうちに親近感を覚えることがあります。これは単純接触効果といい、同じCMを繰り返し放送し接触の機会を増やすことで「馴染みのあるもの」として視聴者に認識させているためです。馴染みのあるものほど想起しやすくなります。

購買行動の後押しをする

テレビCMのもうひとつの役割が、購買行動の後押しをすることです。

購買に至るまでは、さまざまな行動プロセスがあります。例えば、AIDMA(アイドマ)という5つの段階があります。

  1. Ateention(注意・認知):商品の存在を知る
  2. Intrest(興味・関心):商品に興味・関心を持つ
  3. Desire(欲求):商品が欲しいと思いはじめる
  4. Memory(記憶):商品を購入したいものとして記憶する
  5. Action(行動):購入する

インターネットやSNSの普及により、近年はAISAS(アイサス)という以下の行動モデルが使われることもあります。

  1. Ateention(注意・認知):商品の存在を知る
  2. Intrest(興味・関心):商品に興味・関心を持つ
  3. Search(検索):欲しいものをネットで検索する
  4. Action(行動):購入する
  5. Share(共有):ネット上の口コミとして共有する

テレビCMは、AIDMAにおいては「注意・認知」「興味・関心」「欲求」の3つの役割を担っています。新商品のCMであれば、まず新商品が発売されたことをテレビCMを使って告知し、視聴者に商品そのものを「認知」させます。

しかし、認知されただけでは購買行動につながらないため、印象的なキャッチコピーをつけたり人気タレントを起用したりして視聴者の「興味・関心」を引きます。そして、商品を購入したときのメリットや良いイメージを視聴者に分かりやすく伝えることで、CMを見た視聴者に「商品が欲しいと思ってもらう」といった流れです。

AISASの行動プロセスも同様で、テレビCMで知った商品に興味を持ってもらい、気になる商品を検索させたり、口コミ評価を調べさせたりすることで消費者の購買行動につなげています。

テレビCMの影響力は大きい

新しいメディアや新しい広告手法が誕生している中、テレビCMは消費者の生活の一部になっている馴染みある広告メディアです。CMをつい見てしまうという人も多く、自然にアプローチできます。「商品を覚えてもらう」「購買行動の後押しをする」という手段のひとつとして、テレビCMを効果的に活用しましょう。

なお、ナイルでは大手広告代理店と提携し、テレビCM支援を行っています。効果が出ないCMを出稿し続けることがないように、ナイルが広告代理店との交渉をお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

 

また、テレビCMを成功させるためのポイント5選をまとめた資料もご用意しております。

  • ポイント1.商品の便益
  • ポイント2.GRPの単価
  • ポイント3.線引き
  • ポイント4.クリエイティブ
  • ポイント5.代理店交渉

具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

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テレビCMのメリットとは?どのような効果があるか解説

テレビCM メリット

テレビCMは日常生活で目にする機会が多いため、商品やサービスの認知度アップにつなげることができる広告媒体です。しかし、テレビCMを放送するメリットを明確に理解しているでしょうか。

ここでは、テレビCMの出稿を迷っている担当者に向けて、CMを放送するメリットについて詳しく解説します。

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テレビCMの5つのメリット

テレビCMのメリットについて、5つに絞って確認していきましょう。

テレビCM メリット

メリット1 幅広い層に見てもらえる

テレビCMの大きなメリットのひとつが、世代・性別を問わず幅広い層に見てもらえるということがあります。

総務省が発表した「令和元年 通信利用動向調査報告」によると、テレビを保有している世帯は95.8%。ほとんどの家庭でテレビを見ることができるため、多くの人にPRが可能です。特定のターゲット層にPRするよりも、さまざまな人に見てもらって「短期間で認知度を高めたい」という場合に効果的といえます。

メリット2 映像と音声の両方から訴求できる

テレビCMは、映像と音声を使って訴求できます。印象的なCMは、何十年も前に放送されていたCMでも「この音楽を聞くと、あのCMの映像が思い浮かぶ」というケースがあります。それだけ、映像と音声の両方から訴求できるというのはテレビの強みであり、視聴者に大きなインパクトを与えることができるのです。

メリット3 信頼感が高まる

テレビCMを放映している企業は、信頼感が高まることがありえます。総務省が発表した「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2019年)によると、情報における信頼度はテレビがインターネットを上回っています。

また、テレビCMは放送する前に必ず「CM考査」を受けなければなりません。CMの内容や表現が放送基準に抵触していないか、禁止されている表現が用いられていないかなどを厳しくチェックされます。放送広告基準に適合しているものだけが、テレビCMで放送されるため、情報として信頼できるといえます。

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メリット4 ブランドイメージが定着しやすい

テレビCMのメリットには、ブランド名や企業名を覚えてもらいやすいことがあります。テレビCMによって、「○○といえば□□」というように、ブランドイメージを作り上げることができれば、競合他社との差別化を図ることが可能です。

メリット5 視聴者の興味・関心を引きやすい

テレビCMは、視聴者の興味・関心を引きやすいといえます。大量の本数をCMで流したり、同じ時間帯に継続してCMを流したりすることで、視聴者の印象に残すことが可能です。

テレビCMの影響力は大きい

テレビCMは効果的に活用することで、自社の商品・サービスをPRするだけではなく、さまざまなメリットがあります。テレビCMを効果的に使って、戦略的なマーケティングを行っていきましょう。

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テレビCMはどう評価できる?GRPなどを活用した方法を解説

CM 評価

テレビCMは多くの人にリーチできる一方で、効果を可視化しづらいといわれています。しかし、さまざまな方法を併用することで、テレビCMの評価を把握することができます。

ここでは、テレビCMを評価する方法を解説します。テレビCMを出稿する前に、ぜひ参考にしてみてください。

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テレビCMはどう評価すればいい?

テレビCMは「効果をしづらい」と言われることがありますが、テレビCMを評価する方法はいくつかあります。GRP、GAP、ROI評価について、それぞれ確認していきましょう。

GRPとは?

GRP(Gross Rating Point)とは、テレビCMが放送された期間の視聴率を合計した数値で、延べ視聴率と呼ばれます。ここで使われる視聴率は、視聴率調査会社が調査対象として統計的に選んだ世帯に測定機を設置し、データを算出している「世帯視聴率」です。

GRPの計算式は「世帯視聴率×テレビCMの本数」です。例えば、世帯視聴率の平均が20%の番組に3本のCMを流したときのGRPは60GRPとなります。GRPが高いほど、より多くの人にCMを使用されていると分析できます。

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GAPとは?

GAP(Gross Attention Point)は、個人がテレビ画面をどのくらい注視していかどうかを表す指標で、延べ注視率といわれます。1秒注視すると1GAPとなり、数値が高くなるほど視聴者がテレビ画面に注目していたとわかります。

GAPは、株式会社デジタルインテリジェンスが提唱した効果検証方法で、テレビに設置されたセンサーカメラの顔認識技術を活用します。GAPによって、どんな人がどのくらいの時間、テレビの場面を注視していたのかを把握できます。

テレビCMのそのほかの評価方法は?

テレビCMを評価するためには、ほかにも方法があります。

例えば、テレビCMが放映されるタイミングで、自社サイトへの流入数によって、効果を測定することができます。また、商品・サービスの購入時にアンケートをとって、「どこで知ったか?」という選択肢を入れることで、テレビCMの評価することが可能になるでしょう。

またROI評価を意識しておくことも大事です。ROI評価とは、投資利益率と呼ばれ「費用対効果」の指標です。ROI(%)は「投資額÷利益率×100」で算出することができ、利益が投資額を下回っているうちは100%を切ってしまうため、数値が高いほど費用対効果が高いといえます。

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テレビCMの評価はさまざまなデータを活用しよう

テレビCMの効果を測定する方法としてGRPやGAPが用いられることが多いですが、効果的に検証するには、インターネットツールを使った分析データやROI評価など、ほかの方法と組み合わせる方法があります。

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タレントをCM起用するポイントとは?キャスティングの流れを詳しく解説

タレント CM起用

テレビCMでは、注目を集めるためタレントを起用することが多くあります。しかし、タレントを起用することで、どのような効果があるのか、実際にはどうように進めればいいのか、わからない方は多いと思います。

ここでは、タレントをCM起用する際の選出ポイントとキャスティングの流れについて解説します。

 

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テレビCMにタレントを起用する効果

テレビCMにタレントが起用されるのは、商品・サービスの訴求において、タレントの知名度との相乗効果を期待するためです。テレビCMにタレントを起用した際に期待できる効果を確認しておきましょう。

タレント CM起用

印象に残りやすい

CMを制作する目的のひとつは、商品・サービスの認知度向上です。そのため、視聴者の印象に残るCM制作が求められますが、タレントを起用することで「あのタレントがCMしている商品・サービスだ」と覚えてもらいやすくなります。タレントに知名度があるからこそ、商品・サービスが印象に残りやすくなるのです。

訴求したい購買層に届きやすい

CM出演しているタレントによっては、訴求したい購買層に商品・サービスが届きやすくなります。

CCCマーケティング株式会社が行った「CM視聴後の購買実態調査」(2016年9月~2017年8月、関東エリアの1都6県が対象)によると、その変化が如実に現れています。ある食品のCMにおいて女性タレントを起用した場合、最も購買率が高かったのが40代女性で、30代女性の購買率はその半分にも満たない状態でした。しかしその後、男性タレントをCMに起用した内容に変更したところ、最も購買率が高かったのが30代女性という結果に。30代女性においては、女性タレントを起用していたときに比べて約4倍も購買率があがり、男性の購買率も増加傾向が見られました。

このように、CM出演しているタレントによって商品・サービスをチェックする層は変わります。起用したタレントのファン層も商品・サービスを購入しやすい傾向にあるため、ターゲット層に合ったタレントを起用できれば、効果的にPRできるでしょう。

参考:CCCマーケティング、CM視聴後の購買実態を調査

タレントキャスティングの流れ

ここからは、タレントをCM起用するまでの流れを確認していきましょう。実際には広告理代理店が行う作業となりますが、流れだけでも把握しておくことをおすすめします。

タレント CM起用

STEP1 タレント選出

CM起用するタレントは、有名であれば誰でもいいというわけではありません。商品・サービスのターゲット層に訴求できることや、制作するCMのイメージに合っていることが重要です。

イメージに合うタレントがいない場合は、オーディションを開催することもあります。

STEP2 交渉~撮影日程の調整

起用したいタレントを選出したら、タレントが所属する芸能事務所との交渉になります。出演料や契約料、必要経費の確認をしておきましょう。CM撮影の日程調整やCMの契約期間についても話し合い、画像や映像に関する肖像利用についてもしっかりと確認しておいてください。

STEP3 契約

交渉がうまくいけば契約を結び、CM撮影に入ります。CMの撮影現場には、広告代理店のCMプランナーが立ち合うのが一般的です。もちろん企業側がCM撮影の見学をすることもできます。

キャスティング交渉方法は主に2つ

タレントをキャスティングする方法は主に2種類です。

基本的に企業がCMを出稿する場合は、広告代理店を通して交渉が行われます。交渉においては、広告代理店とタレントが在籍する芸能事務所との間に、キャスティング会社が入ることがあります。

もうひとつは、タレントが所属する芸能事務所と直接交渉する方法です。芸能事務所の問い合わせページやSNSから連絡や依頼をし、様々な交渉を重ねたうえで契約します。しかし企業側が直接交渉を行うケースは稀です。芸能事務所とのコネクションがなければ交渉すること自体が難しく、契約に不備があれば後々トラブルになる可能性もあります。

スムーズにCM制作を進めるためにも、キャスティングは広告代理店やキャスティング会社に依頼したほうがいいでしょう。

タレントをCMに起用してみよう

タレントを起用したCMは視聴者の目にとまりやすく、印象に残りやすくなります。ぜひタレントを起用したCM制作を検討してみてください。

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タレントをCM起用するポイントとは?キャスティングの流れを詳しく解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

インフォマーシャルとは?商品情報を詳しく伝えられるテレビCMを解説

インフォマーシャル

インフォマーシャルとは、インフォメーション(情報)とコマーシャル(広告)を掛け合わせた造語のことで、テレビCMの一種です。一般的なテレビCMとは異なり、長尺で放送できるため、商品やサービスの特徴や魅力などをしっかり伝えたい場合に適しています。

ここでは、インフォマーシャルを放送するメリットや制作する際のポイント、視聴者の購買欲を刺激する内容について解説します。

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インフォマーシャルは大量の情報を伝えられるマス広告

インフォマーシャル(Infomercial)は、コマーシャル(広告・commercial)とインフォメーション(情報・information)を組み合わせた造語です。インフォマーシャルの起源は、欧米のテレビショッピングであるといわれています。

インフォマーシャルが放送されるタイミングはさまざまで、テレビ番組の放送中や、テレビ番組とテレビ番組の合間などに差し込まれることがあります。また、通常のテレビCMに比べて、長尺のものがあるのもインフォマーシャルの特徴です。

インフォマーシャルの内容としては、出演者がセット内で商品・サービスを説明するものや、テレビドラマが放送される間のCM中に俳優陣が会話しながら商品の紹介をするものなどがあります。

インフォマーシャルと通常のテレビCMとの違い

インフォマーシャルと通常のテレビCMの違いは、以下の表のとおりです。

一般的なテレビCM
インフォマーシャル
目的
認知拡大、イメージアップ
購買意欲の刺激
尺の長さ
15~30秒が主流
60秒、90秒、2分、3分、4分、5分、29分、55分と幅広い
情報量
少ない
多い
広告効果
効果が出るまでに時間がかかる
比較的、効果が出やすい

 

インフォマーシャルとテレビCMの最も大きな違いは、「尺」の長さです。15秒~30秒の尺が多いテレビCMに対して、インフォマーシャルは60秒、90秒、2分、3分、4分、5分、29分、55分とさまざまな尺の長さがあります。その分、インフォマーシャルは通常テレビCMよりも、視聴者に伝えられる情報量が多くなります。

そのため、通常のテレビCMよりもさらに詳しく商品・サービスを紹介するために、インフォマーシャルは活用されています。具体的には、テレビCM内で商品効果の根拠となるデータを表示したり、愛用者の感想を入れたり、著名人がおすすめのポイントを実演しながら紹介したりして、商品を詳しくアピールすることが可能です。

インフォマーシャルは尺が長くなる分、通常のテレビCMやネット広告と比べると1本あたりの費用は高くなりがちです。しかし、その反響は大きくなる可能性があるでしょう。また、制作にはインフォマーシャルの実績が必要となります。可能であれば、インフォマーシャルの制作実績が豊富にある広告代理店に相談するのがおすすめです。

インフォマーシャルの種類は大きく分けて4つ

インフォマーシャルの種類はいくつかあり、大きく分けると4つになります。インフォマーシャルぞれぞれの特徴やメリットについて紹介します。

インフォマーシャル

1 通販番組(テレビショッピング)型

通販番組(テレビショッピング)型とは、インフォマーシャルの元祖ともいわれ、ひとつの商品を詳しく説明できるのが特徴です。

通販番組型では、「累計〇万本突破!」「本日限り!」といった実績やキャッチコピーを付与して、商品を紹介することで、視聴者を惹きつけることができます。また、愛用者の声を紹介しながら、電話注文やオンライン注文までの導線を伝えることも可能です。

2 テレビ番組型

テレビ番組型とは、その名のとおり、テレビ番組のような形式で、商品の紹介を詳しく行うことができます。番組そのものがすべてインフォマーシャルになっています。近年は、「情報バラエティ番組」「ワイドショー」のカラーが強いインフォマーシャルが増えています。テーマやターゲットが明確なインフォマーシャルで、毎週同じ時間に同じ尺で放送されることが多い型になります。

3 番組内のコーナー型

番組内のコーナー型とは、生放送中の「生コマーシャル」や録画した生コマーシャルに見える映像を放送するインフォマーシャルの型です。例えば、生放送で行う場合、その日の天気や四季折々の情報を取り入れることが可能です。そのため、視聴者に寄り添ったアプローチができる型だといえるでしょう。

番組内のコーナー型は、あたかもテレビ番組の一部のように思ってもらうようにインフォマーシャルを制作します。本当にテレビ番組だと混同されないように、インフォマーシャルの放送中に「これはCMです」とテロップが表示されることもあります。

4 キャラバン(協賛)型

キャラバン(協賛)型とは、既存のショッピング番組などで、自社の商品・サービスを紹介してもらうインフォマーシャルとなります。協賛費を支払い、その番組内で商品を紹介してもらう手法です。例えば、旅番組や情報番組内での商品紹介がこの型に当てはまります。

インフォマーシャルを制作する際のポイント

インフォマーシャルの内容は、視聴者の期待感と信頼を高めるものにすることが非常に重要です。 インフォマーシャルの効果を最大化するためには、視聴者に商品を理解してもらうだけでなく、視聴者が商品に抱く期待感を最大化することが重要です。そのためには、視聴者が「いまならお得に手に入る」と感じる演出や、臨場感を持たせる表現を工夫しましょう。

例えば、世間の評価が伝わるクチコミの映像や、著名人によるお墨付きのコメントなどを映像に盛り込むインフォマーシャルだと効果が高まるでしょう。

インフォマーシャルの制作には実績が必要

インフォマーシャルは、通常のテレビCMよりもすぐに結果がわかりやすいのですが、制作の難易度は高いといえます。インフォマーシャルの制作を依頼する際は、広告代理店や制作会社の実績をしっかりと確認してください。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、インフォマーシャルおよびテレビCM全般について最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

また、テレビCMを成功させるためのポイント5選をまとめた資料もご用意しております。

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具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。

インフォマーシャルとは?商品情報を詳しく伝えられるテレビCMを解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

BtoBにおける最適なMAツールの選び方とは?導入ポイントを解説

MA btob

BtoBの営業活動を効率化するツールとして、近年、MA(マーケティングオートメーション)に注目が集まっています。マーケティング活動を自動化し、新規のリード(見込み顧客)を獲得したり、様々なマーケティング施策でリードの受注確度を高めたりすることで受注件数の増大につなげるMAツールは、どのように活用するのが効果的なのでしょうか。

BtoB向けマーケティングの特徴や、その特徴に対応したMAツールの活用方法、そして導入検討の際の比較ポイントを解説します。

BtoBマーケティングの特徴

企業が顧客のBtoBは、一般消費者が顧客のBtoCとは異なるマーケティングの特徴があります。代表的なBtoBマーケティングの特徴を見ていきましょう。

MA btob

1 ターゲットや見込み顧客が限定的

まず、ターゲットが広い傾向にあるBtoCに比べて、BtoBの見込み顧客や市場は限定的であると言えます。BtoBでは既に取り引きしている既存顧客のフォローや関係性構築が重要になりますが、さらなる売上拡大を目指すためには、限られた市場の中で新規顧客を開拓する必要があります。

新規顧客開拓のための営業活動として代表的なのはテレアポや飛び込み営業ですが、これらの手法は属人的になりやすく、人海戦術に頼る必要があるため効率的とは言えません。MAツールなどを活用して、限られた見込み顧客に対してじっくりとコミュニケーションをとり、中長期に渡って関係性を築いて受注につなげるためのマーケティング活動が重要です。

2 購買に関わる人が多い

BtoCは一人の顧客が比較検討から購買決定まで行うのが一般的です。一方、BtoBでは商談相手は担当者で、意思決定者はその上司であるほか、それ以外にも社内で検討に関わる人が複数存在する可能性があります。現場担当者から所属長、経営陣と段階を踏んで決済を得る必要がある場合、各立場が抱える課題感に対して適切に商材の強みをアプローチしていく必要があります。

3 購買の検討期間が長い

BtoCは決裁者が一人か、家族など数人程度なので、購買にかかる検討期間は比較的短いでしょう。特に日用品のような商品であれば、検討にかかる時間は店頭で見た瞬間の数秒程度であることもあります。

一方、BtoCは商材の単価が高額になるケースが多く、さらに意思決定に関わる人数も多いため、購買の検討期間は長くなる傾向にあります。数か月から数年単位で検討されることもあるため、中長期に渡って関係性を築き、的確なタイミングで受注につなげるアプローチをとることが重要になります。

BtoBのMAツール活用方法

BtoBでMAツールを導入した場合、どのような活用方法が考えられるのでしょうか。代表的なMAツールの活用方法を紹介します。

MA btob

1 プル型のアプローチで営業を効率化する

テレアポや飛び込み営業といったプッシュ型の営業活動ではなく、MAツールではプル型の営業活動を実施することができます。まず、イベントやセミナー、サイトからの問い合わせなど、商材に興味のあるリードの情報をMAツールに蓄積させていきましょう。

MAツールは、それぞれのリードに興味・関心の度合いをスコアリングします。例えば、案内メールに対する開封の有無、資料請求、セミナー参加など、リードのアクションを記録し、スコアを加算・減算していきます。さらに、IPアドレスを把握し、自社サイトの訪問回数や見ているページなどからもスコアリングを行います。

そうしたスコアをもとに、それぞれの関心度合いに最適な情報提供をすることで、徐々に購買意欲を育てていくことができます。

もともと自ら商材に興味を示したリードを相手に、マーケティング施策によってさらに興味・関心を高めてから営業活動を行えるため、これまで以上に受注確度を高めることができます。

2 リードを中長期的に育成する

BtoBは購買に関わる人数が多く、検討期間も長くなるのが一般的です。そのため、リードに対してきめ細やかなコミュニケーションをとり、相手の求める情報を的確に提供して関係性を構築する中長期的な営業活動が必要です。しかし、マンパワーに頼る営業では人的コストもまた中長期的にかかってしまうことになるでしょう。

MAツールを導入すれば、リードの属性や検討状況に応じてパーソナライズされた情報を自動で配信することが可能です。営業担当者によるフォローだけでなく、MAツールと組み合わせてコミュニケーションをとり続けることで、リードの商材に対する関心を維持・発展させることができます。

3 休眠顧客を掘り起こす

MAツールは、リードのほか休眠顧客の情報や行動履歴も管理することができます。ここでは、先に説明したリードのIPアドレスを把握し、自社サイトへの訪問を把握するMAツールの機能が役に立ちます。

例えば、一度失注したリード(休眠顧客)が久々にサイトに訪れてきた場合、ふたたび商材に興味を示してくれたと考えられます。MAツールで休眠顧客の求めている情報を探り、ニーズに応えるアクションを起こすことで掘り起こしのチャンスを逃さず受注につなげることができます。

BtoB向けMAツールを比較するポイント

BtoBは、BtoCに比べて見込み顧客の数が限られており、長期間に渡るアプローチが必要になる傾向があります。また、MAツール導入の際はマーケティング部門と営業部門が連携して運用しなければなりません。そして、MAツールの効果を最大限に発揮させるためには、MAのプロのサポートも必要になるかもしれません。BtoB企業がMAツールを導入する場合、以下の点を比較して検討するようにしましょう。

MA btob

1 BtoBに最適な仕様か

BtoBでは比較的少ない数のリードに対し、膨大なデータを蓄積し、分析することを前提としたシステムが求められます。また、BtoBである以上、リードは法人です。複数のリードをひとつの企業として取りまとめる機能の有無、年単位での長期的なマーケティング活動に対応した履歴を残せる仕様など、必要な要件があります。

2 最終的に営業がアプローチする前提のシステムか

BtoB商材は、最終的に営業担当者が商談を行い、顧客のニーズに合わせた商材の最適化や利用プラン、導入サポートなどを行うものであることがほとんどです。MAツールだけで購買まで完結するシステムではなく、最終的に営業担当者にリード情報を引き継ぐフローを前提としたシステムかを確認しておきましょう。

また、マーケティング活動をサポートするMAツールに対し、営業活動ではSFAという営業支援ツールや、その後のアフターフォローやアップセルにも有用なCRMという顧客情報管理ツールも存在します。MAツールの運用では、こうしたツールとの連携も重要となります。すでにCRMやSFAを導入、あるいは基幹システムなどがある場合は、MAツールとの連携によってどのような効果を生み出せるかも確認が必要です。

3 十分なサポート体制や導入事例、無料トライアルはあるか

MAツールを導入しても、結局使いこなせずに形骸化してしまっては意味がありません。実際にツールを使用するのは現場の担当者です。担当者に対し、十分なオリエンテーションやアフターフォローを行う用意があるか、サポート体制を確認しておきましょう。

また、自社の業界特性やニーズが類似した導入企業事例の有無も確認しましょう。MAツールの導入にあたって、社内体制の整備など自社が対応すべきことは数多くあります。自社のケースに類似した導入成功事例があれば、それを参考に体制の整備の方法を検討することができます。

そのほか、ツールは使ってみないとわからないことも多々あります。無料トライアルがあれば、不要な失敗を事前に回避することができます。

BtoB向けのMAツール導入は、プロの知見をもとに行う

MAツールは、営業活動におけるフローを根本から変え、高い効果を発揮することができるシステムです。しかし、システムは複雑であり、それぞれに機能も異なります。

仕様を正しく理解し、選択を間違えないよう、検討にあたってはアドバイザーを頼ることをおすすめします。検討しているMAツール提供元の営業担当者に自社のやりたいことを相談するほか、マーケティング企業やコンサルティング会社を通じて導入を検討すると安心です。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な内容をご案内いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

ナイルにMAツールについて無料相談する

BtoB向けにおすすめする代表的なMAツールは、以下の4つです。それぞれ、詳細に解説した記事がありますので、ぜひご覧ください。

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BtoBにおける最適なMAツールの選び方とは?導入ポイントを解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

MAツールの効果とは?導入によるメリットを解説

MA 効果

MA(マーケティングオートメーション)ツールは、見込み顧客(リード)の獲得・育成・管理を効率化、あるいは自動化し、自社のマーケティング活動を強力にサポートしてくれるツールです。近年、着実に導入企業が増えているものの、MAツールがどのようなもので、どのような効果を得られるのか、その具体的な中身を理解している人はあまり多くはありません。ここでは、MAツールの導入によって得られる効果について詳しく解説します。

MA(マーケティングオートメーション)ツールとは?

MAツールとは、リード(見込み顧客)が商品やサービスを購入するまでの動きを把握・管理し、自動的に適切なアプローチを仕掛けるためのシステムのことです。

ここでいうリードとは、テレアポや紹介、イベントなどのリアルの営業活動で獲得した見込み顧客と、自社サイトからのお問い合わせなどのWEBで獲得した見込み顧客の双方を含みます。

MAツールは、そうしたリードの情報を一元管理し、追跡します。そして、リードのWEBでの行動情報(サイトの訪問履歴、資料請求、セミナー応募、メールへのリアクションなど)や、リアルでの行動情報(商談回数、展示会への参加など)を把握し、スコアリングします。

そのスコアを「商材への興味・関心の高さ」とみなし、個々のリードがさらに関心を高めるために行うべきマーケティング施策をサポートしてくれるツールです。

また、そのための作業を自動化し、人間の手では対応できない大量のリードに対してワントゥワンのマーケティングを効率的に展開できることができる点が特徴です。

MAツールの機能の概要については、以下の記事でわかりやすくまとめていますので、ぜひご覧ください。

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MAツールの導入によって得られるメリット

MAツールの導入によって得られるメリットについて、代表的なものを以下に解説していきます。

MA 効果

1 WEB経由のリード情報を資産として活用できる

顧客情報は企業にとって重要な資産であることは言うまでもありません。しかし、顧客といってもステータスによって重要度は異なります。実際に商材の紹介や商談を行なった顧客なら商材への関心の高さやニーズがつかめるため、重要な顧客情報として扱うでしょう。

しかし、「自社サイトで問い合わせをしただけ」といった、まだ興味・関心の度合いが掴めないリードは、アプローチの手段を講じにくいものです。まして、「ただ自社サイトを訪問しただけ」の人は顧客情報自体がないため、手の打ちようがありません。

MAツールは、そのようなリードに対してもアプローチの手段を講じることができます。例えば、MAツールはサイト訪問者のIPアドレスを把握します。そのため、サイトで問い合わせや資料請求などがあれば顧客情報とIPアドレスを紐付け、その後もリードが何回サイトを訪れ、どんなページを見ていたかといった行動を記録してくれます。興味・関心の度合いがわかるため、テレアポやメールなどの営業活動を行うタイミングがつかめるのです。

また、サイトを訪れているだけの匿名のお客様もIPアドレスで訪問頻度などを把握し、顧客情報を獲得してリード化するためのアプローチをサイト上で行うことも可能になります。つまり、アプローチ手段のなかったリード情報が、営業先を見つけるための確かな資産になるのです。

2 顧客とのコミュニケーションを継続できる

営業活動において重要なことは、顧客や見込み顧客とのコミュニケーションを継続することです。商材を紹介した時点では必要とされていなくても、いずれ必要になったとき、自社の商材を思い出してもらうことが重要だからです。

ただし、日々多くの業務を抱える中で、すぐにはニーズが顕在化しない顧客に対してアプローチを継続するのは簡単なことではないでしょう。

しかし、MAツールであれば「セミナー参加から1ヶ月経った顧客」など一定条件の顧客への一斉メール送信をしたり、「サイトの料金プランのページを見た」など特定のアクションがあった顧客にタイムリーにサイト上でクーポンを提示したりするような、様々なコミュニケーションの機能が備わっています。これにより、多くのマンパワーを割くことなく、顧客とのコミュニケーションを継続していくことが可能です。

3 マーケティング活動を自動化できる

MAツールは一人ひとりのリードに対し、興味・関心の度合いを把握し、そのレベル応じたアプローチやコミュニケーションを行えることが特徴です。しかし、マーケティング施策を50人程度のリードなら手作業で行えても、100人、1000人に対してタイムリーなマーケティングを行うとなれば手作業では困難です。

MAツールでは、そうしたアクションを自動化することができます。「サイトを3回以上閲覧した人にサイト上でセミナーの案内をする」「セミナー参加応募者に個別に御礼メールを送る」「セミナー参加後、料金プランのページを見たリードに導入事例集を送る」といった条件と具体的なアクションを設定し、自動化することができます。

4 確度の高いリードに営業活動を集中できる

テレアポを筆頭とするアナログの営業手法では、確度の低い顧客に対して労力を割くことになり、効率的な営業活動とは言い難いものです。一方、MAツールを使ったマーケティング活動は、継続的なアプローチによってリードの興味・関心を「育てる(リード・ナーチャリング)」行為です。営業担当者は興味・関心が十分に高まったリードに対してのみアプローチを行えばいいため、確度の高い顧客に対して集中して営業活動を行うことができます。

5 コスト削減にも効果を発揮する

旧来の営業活動では、多くの顧客にアプローチしていくためには、それだけコストをかけて多くの営業社員を抱えなければなりませんでした。また、広告活動においても興味・関心の度合いに関わらず広くアピールを行うため、効果が薄い、無駄な広告活動を長く続けてしまうリスクがあります。

MAツールは個々のリードに最適なマーケティング活動を行い、最適なタイミングで営業活動を行えるため、無駄のない効率的なマーケティング活動・営業活動ができるようになります。その結果、売上を向上させるのはもちろん、コスト削減にも大きな効果を発揮してくれるのです。

MAツールの効果を最大化するために必要なこと

受注確度の高いリードを育成することで、営業活動の効率化と効果改善につながるMAツールですが、ただ導入するだけでは効果を発揮するものではありません。MAツールの効果を最大化するためには、以下の準備が必要となります。それぞれ具体的に見ていきましょう。

MA 効果

1 社内体制を整える

MAツールの導入にあたり、専任のMAツール運用担当者の配置と運用フローの整備を行うなど、社内体制を整える必要があります。MAツールの運用では、マーケティング施策としてのメールやコンテンツの作成、MAツールによるデータ分析と効果改善施策の実行など、マーケティングにおける実務能力が必要とされます。マーケティング部門があるならともかく、営業担当者がいきなり対応することは困難と考えるべきでしょう。

MAツールの導入企業では、営業部門、マーケティング部門とは別に「インサイドセールス」という部門を立ち上げ、マーケティング部門が生み出したリードをMAツールで育成し、営業部門に送り出す専門部隊を用意するケースも見られます。

2 営業部門との協力体制を作る

リードはWEB上でのみ獲得するわけではありません。営業部門の営業活動やイベント・セミナーなどで獲得した名刺も、リードとしてMAツールで管理する対象となります。そのためには、営業部門と協力体制を作り、常にリード情報をアップデートできるようにしましょう。具体的には、獲得した名刺の情報をシステムに入力し、確実に共有してもらうということです。

MAツールの使い方や活用方法を全社で周知し、MAツールの効果を発揮できる環境整備を行いましょう。

3 マーケティング施策のデータを分析・検証する

MAツールの効果を最大化するには、マーケティング施策のデータを分析し、成果を数値化することが重要です。どの施策がどれだけの効果を生んだのかを検証し、アプローチ方法や切り口を変化させることで効果改善のPDCAを回し、施策をブラッシュアップすることが大切です。

4 CRMやSFAと連携する

MAツールはSFAやCRMなどの外部ツールと連携することで、さらなる効果を発揮します。

SFAは「Sales Force Automation」の略で、営業活動をデータベース化することで、商談からクロージングにかけての適切な動きをサポートするツールです。また、CRMは「Customer Relationship Management」の略語で、各部門で顧客情報を共有し、主に受注後の顧客を管理することで、最適なフォローアップの方法を検討することができるツールです。

それぞれのツールの活用方法は導入企業によって異なりますが、一般的には以下の図のような連携が行われます。

すでにCRMやSFAを導入している企業は、導入予定のMAツールと連携してフローを構築して活用すべきでしょう。いずれのツールも導入していない企業は、それぞれのツールの組み合わせによる営業活動の効率化念頭において検討してみるといいでしょう。

MAツールを効果的に使いこなそう

MAツールは、その効果を最大限に発揮させることで、、リード獲得の手段が増え、営業部門は受注確度の高いリードに対する効率的な営業活動を行うことができます。導入にあたって社内体制の整備が必要となりますが、それに見合う業績向上の効果が期待できます。ぜひ、自社事業への導入を検討してみてください。

なお、ナイルにお問い合わせいただければ、MAツールについて最適な導入のアドバイスが可能です。また、マーケティング施策におけるメールマガジンや各種コンテンツの製作代行も可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

MAツールの効果とは?導入によるメリットを解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

食品販売ECサイトでSEOを効果的に実施するためのポイント

食品 SEO

EC利用率がまだまだ低い食品販売という市場で、効果的なSEOやコンテンツ制作を行うにはどうすればいいのでしょうか。食品販売ECサイトにおいて、成果に結びつけるためにSEOでできることは数多くあります。

ここでは、食品販売ECサイトでSEOを効果的に実施するためのポイントを解説していきます。

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食品業界のEC化は伸びしろがある

2021年現在、60兆円を超える市場規模を誇る食品業界。売上の大半を占めるのは「店舗」からとなり、EC売上は2兆2,086億円ほどになります。市場全体に占める割合でいうと3.31%に留まっていますが、2015年のEC化率は2.03%であることを考えると、今後も伸びしろがあるといえるでしょう。

参照:令和2年度 産業経済研究委託事業 (電子商取引に関する市場調査)

食品販売ECサイトのSEOの特徴

食品販売ECサイトを成功させるのにあたって、重要となってくるのがSEOです。ところが、食品販売ECサイトの場合、「取扱商品がオリジナルではないケースが多い」「大手モールは内部チューニングしづらい」など、SEOが実施しにくい側面があります。自社ECサイトであれば、これらの課題をクリアできる可能性はありますが、さまざまな対策を練っていく必要が出てきます。

ここからは、食品販売ECサイトのSEOの特徴を確認していきましょう。

食品 SEO

上位表示のカギは「絞り込み検索」

ECサイトなのだから、商品名に関わる固有名詞で上位表示されればいい。食品販売ECサイトでSEOを考えるとき、固有名詞を強化するという方針を立てるケースがあります。しかし、固有名詞は検索ボリュームがあるものの、当然ながら競合サイトが多く存在します。

例えば、大福を販売しているサイトを運営しているとしましょう。いきなり「大福」というキーワードのみで上位を目指すのは困難が伴います。注目すべきは、検索ボリュームの少ないロングテールキーワードです。「商品名 おすすめ」など、複数の言葉を組み合わせた検索キーワードなら、勝負しやすくなります。「大福 島根県」「大福 マスカット入り」など、商品の特徴と紐づけた「絞り込み検索」を意識して、上位表示を狙っていきましょう。

アイキャッチ画像を工夫する

食品販売ECサイトで重要となるのが、ファーストビューです。特にアイキャッチ画像は、商品の魅力を端的に伝えるという意味で最も意識したい要素です。食品の魅力や特徴が、端的に伝わるようなアイキャッチ画像を用意するようにしてください。

おすすめしたいのは、「最初に買ってほしい商品(集客商品)」と、「リピートして継続してもらうための商品(本命商品)」を決めておくこと。アイキャッチ画像を強化するとともに、トップページにバナーなどを貼って、集客商品と本命商品を紹介するといいでしょう。

構造化データを重視する

構造化データとは、HTMLで書かれた情報を検索エンジンに理解しやすいようにタグづけしたもの。つまり記号でしかない文字に「意味」を持たせることをいいます。

従来の検索エンジンは、文字の意味を理解できませんでしたが、検索エンジンに意味や文脈、背景まで理解させようとする「セマンティックWEB」という考え方に基づき、検索エンジンの高度化が進みました。つまり構造化データの重要性が増すことになりました。

そしてGoogle検索の場合、検索結果にリッチスニペット(リッチリザルト)と呼ばれる詳細情報が表示されます。作業工数などの難易度は低くないですが、検索エンジンがサイトコンテンツを認識しやすくなるため、検討する価値はあるでしょう。

構造化データについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

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食品販売ECサイトでおすすめのコンテンツ

食品販売ECサイトの運営においては、食品だからこそ効果的なコンテンツを用意し、SEOへとつなげていくことが重要です。どのようなコンテンツがいいのか、いくつかアイデアを紹介していきます。

ストック型コンテンツを充実させる

ECサイトにおいては、商品ページがコンバージョンに大きく影響するため、トップページや商品ページに力を注ぎたいところですが、商品ページだけではどうしてもアクセス数に限界があります。この課題を解決するのが、商品以外の「ストック型コンテンツ」です。

SEOを意識して、商品と関連する知識を提供するようなコンテンツを用意することで、潜在層であるユーザーとの接点が生まれる可能性があります。また、商品の特徴など、ユーザーに商品購入後を想像させるようなコンテンツを作るのもいいでしょう。ユーザーに少しでも興味を持ってもらえれば、商品ページへのアクセス増にもつながるはずです。

味を伝える工夫をする

ECサイト上で、味を直接伝えることは不可能ではあるものの、ユーザーに「おいしそうだ」と感じてもらえる工夫は必要です。食品の素材の新鮮さが伝わるよう表現に気を配ったり、実際に飲食している様子を写真で紹介したり、しずる感をアピールすることができるといいでしょう。

また、飲食してみた感想を、口コミで紹介することは考えておきたいところです。できれば、実際の購入者に感想をもらうことで、オリジナルのコンテンツになります。

食品販売ECサイトでSEOを強化しよう

適切なSEOやコンテンツ制作を行えれば、食品販売ECサイトから売上につながる可能性が高まります。自社で扱う食品の強みから、全体の戦略を設計して、食品販売ECサイトのSEOを強化していきましょう。

なお、ナイルでは、集客だけではなく成果につなげるためのSEOコンサルティングが可能です。自社でSEOを実施するインハウスSEOに向かうためのサポートもできますので、ぜひ一度、ご相談ください。

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旅行代理店のサイトでSEOを効果的に実施するためのポイント

旅行代理店 SEO

観光業界はコンテンツマーケティングとの相性が良く、旅行代理店はオウンドメディアを積極的に活用したいところです。一方で、旅行代理店のサイトはSEOが難しいともいわれています。

ここでは、旅行代理店が取るべきSEO戦略を解説し、ポイントや効果的なコンテンツを紹介します。

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旅行代理店サイトのSEO戦略のポイント

旅行代理店サイトを運営するにあたっては、SEO戦略にいくつかポイントがあります。

旅行代理店 SEO

ペルソナを設定して、ユーザーのニーズをつかむ

まずは、ユーザーの細かなニーズに応える情報を発信するために、ペルソナ設定を行い、ニーズを分析していきましょう。ペルソナとは、ターゲットとなるユーザー像について、あたかもその人物が実在しているかのように具体的にイメージしたものです。

旅行代理店サイトの場合は、氏名や年齢、性別、住所、職業、年収、家族構成などに加えて、旅行に関する考え方や行動もイメージしましょう。海外旅行派か国内旅行派か、主な旅行の目的はグルメなのかショッピングなのか、これらを細かく設定していくことで、発信すべき情報の方向性が見えてきます。

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キーワードを設定して細かなニーズに対応する

ペルソナが明確になったら、キーワードの設定をしていきます。

旅行を計画しているユーザーの多くは、「沖縄+旅行」といったビッグワードから検索します。ビッグワードの検索結果においては、高いブランド力を持ち、豊富なリソースでSEOを重点的に行っている大手旅行代理店が検索結果上位を占めていることが多いです。ここに、旅行代理店サイトにおけるSEOの難しさがあります。

後発サイトは、リソースを投入すればビッグワードでの検索上位を取れるかどうかを検討してください。難しい場合、まずはビッグワードでの勝負は避けて、「旅行+沖縄+年末年始」など、ユーザーの細かなニーズに対応した複数のキーワードでの検索上位を狙って、キーワード設定をしていきましょう。

ユーザーが求めるコンテンツを作る

複数のキーワードで流入数を向上させつつ、ユーザーにとってより有益なコンテンツを提供することがSEOにおいては非常に重要です。

例えば、沖縄旅行についてのコンテンツを作るのであれば、ユーザーが沖縄についてどのような情報を求めているかをリサーチしておきます。リサーチ結果に基づいて、ホテルやレストラン、アクティビティ、交通機関、各種料金など、さまざまな関連情報を盛り込んでいくのです。

また、情報の信頼性が高く、読みやすい文章であることも検索エンジンからの評価向上につながります。知見を持ったライターに依頼したり、タイトルや写真、デザインを洗練させるような編集を施したりすることが重要です。

旅行代理店サイトのSEOで取り入れたいコンテンツ

旅行代理店サイトのSEOを意識した上で、具体的にはどのようなコンテンツを作ればいいのでしょうか。ここからは、ユーザーのニーズを満たし、SEOに貢献するコンテンツ例をご紹介します。

検索ボリュームを意識しながらユーザーが求めるコンテンツを作る

検索キーワードの設定については先述したように、ビッグワード単体だけではなく、複数のキーワードを掛け合わせるべきです。では具体的に、どのようなコンテンツを作ればいいのでしょうか。

先ほどの例のように、「旅行 沖縄 年末年始」というキーワードでの検索上位を狙うなら、年末年始の沖縄旅行で必要な情報を、コンテンツに盛り込むべきです。イルミネーションや初詣に加えて、12月に堪能できるホエールウォッチングを紹介してもいいでしょう。また気になるのは、飛行機やホテルの費用で、どのくらいのタイミングで予約すると割安なのかといった情報を提供します。

もちろんビッグワードも幅広く検討してみてください。「グルメ」「レストラン」「温泉」「お土産」「美術館」「博物館」といったキーワードが、よく検索されています。これらのビッグワードに、それぞれ地名を掛け合わせて、各地の魅力を伝えるコンテンツを作成することを検討してみましょう。

「おすすめ情報まとめ」や「ランキング形式」にする

サイト内の情報を「おすすめ」や「ランキング」といった形式で、まとめて提供することは、ユーザーによって喜ばれます。

例えば、観光地には数多くのホテルがありますが、ユーザーは全ホテルの情報を求めているわけではありません。「夜景がきれいなホテル」「海を一望できるホテル」「お風呂でゆったりできるホテル」といったまとまった情報を提供することで、ユーザーのニーズが満たされる可能性があります。

また、「ユーザーが選ぶ!行って良かった宿ベスト10」「有識者が選ぶおすすめの宿」といったように、リサーチした情報をもとに、おすすめ形式やランキング形式で情報をまとめてもいいでしょう。

グルメ情報は王道からB級まで幅広く網羅する

食は旅行の大きな楽しみのひとつです。名物料理の情報はもちろん、知る人ぞ知るB級グルメまで幅広く網羅して、ビギナーからヘビーユーザーまで楽しめるコンテンツ作成を目指してください。

B級グルメや現地の人だけが知る情報を発掘し、他社サイトにはない情報を発信するために、現地在住や地域に詳しいライターを起用してみることもおすすめです。魅力的な写真や文章とともに、アクセスマップを掲載して、ユーザーニーズに応えた情報を提供していきましょう。

旅行代理店だから知っている情報を発信する

今や、一般のユーザーも気軽に旅行情報を発信できるようになりました。旅行代理店のサイトが発信するコンテンツとして、ありきたりな観光地の情報を掲載するだけでは、ユーザーに満足してもらえません。

現地の人だけが知っているような穴場スポットの紹介など、貴重な情報を発信することで見込み客のニーズを喚起するように努めましょう。コンテンツを読んだユーザーが追体験できるようなストーリー性のあるテキストや写真で構成するなど、スポットの魅力を引き出す編集を心がけることも重要です。

子ども連れ旅行の不安を解消する

小さなお子さんがいる場合、トラブルなく親子で旅行を楽しめるかどうかは大きな課題です。そのため、「子連れ 旅行」は、検索ボリュームの大きなキーワードとなっています。

「子連れ 旅行」という検索キーワードには、「赤ちゃん連れにおすすめのホテルは?」「フライト中の過ごし方は?」「ベビーカーなど、旅行にはどんな持ち物があると安心?」といった、ファミリー層ならではの細かなニーズが隠れています。ニーズを分析して、子連れユーザーファーストなコンテンツ作成に活用しましょう。具体的なニーズ情報は、ユーザーの生の声をリサーチしたり、Q&Aサイトの質問文をチェックしたりするのも有効です

SNSを運用して見込み客に訴求する

旅行代理店のサイトでは、SEOだけではなく、SNSを活用することを検討してもいいでしょう。TwitterやFacebook、InstagramといったSNSを積極的に活用し、自社商品・サービスへの認知度を向上させることで、自社サイトへのアクセス数を増やせる可能性があります。

旅行代理店ならば、やはり観光地の写真の投稿がおすすめです。ユーザーが行ってみたいと思うような魅力的な写真を選んで投稿し、ユーザーの反応を見ながら反響のいいパターンを見出してください。

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旅行代理店サイトの運営ではユーザーニーズの深掘りが必須

旅行代理店サイトのSEOではユーザーファーストの視点が欠かせません。さまざまな解析ツールなどを駆使しながら、ユーザーのニーズ把握に努めましょう。

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不動産業界のオウンドメディアで成果につなげるための方法とは?

不動産 オウンドメディア 集客

専門知識を持たない一般ユーザーが大半である不動産業界においては、オウンドメディアの使い方次第で顧客接点を持つことができます。

ここでは、不動産業界のオウンドメディアで成果につなげるための方法について解説します。

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不動産業界でオウンドメディアを活用する際のポイント

漠然とオウンドメディアを立ち上げたとしても効果を生むことはできず、制作コストや労力を失うばかりです。不動産業界でオウンドメディアを活用する際には、いくつかのポイントがありますので、解説していきましょう。

不動産 オウンドメディア 集客

しっかり目的を定める

オウンドメディアを立ち上げる目的を明確に定めることが、ファーストステップです。オウンドメディア運用に成功している企業に共通するのは、目的が明確、かつユーザー目線を徹底していることです。

「物件紹介ページへのアクセスを増やしたい」「会社への問い合わせを増やしたい」など、目的が異なれば、ユーザーの導線となるオウンドメディアの性質も異なってくるものです。自社の現状を分析した上で、「オウンドメディアで成し遂げたいこと」を明確化してください。

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ターゲットを明確にする

オウンドメディアの目的が定まったら、次にどんなユーザーに情報を届けたいかを明確化することが重要です。ターゲットの「性別」「年齢」「職業」「年収」「家族構成」を設定し、「そのターゲットがよく見るSNSは何か?」「どんなことに興味があるのか?」などを想定していきます。

例えば、「20代中盤~後半の女性」「丸ノ内線沿線の企業に勤める営業マン」「独身で年収600万円以上」「今は仕事に専念したくて住まいはアクセス重視」といった内容です。ターゲットが明確になれば、ユーザー目線が具体化され、対象に刺さるコンテンツが見えてくるでしょう。

集客チャンネルを考える

オウンドメディアをただ作っても、ユーザーが勝手に流入してくることはありません。オウンドメディアの集客チャンネルを考え、SEOやSNS活用を実行することが求められます。

SEOであれば、ターゲットに即したキーワード設定が集客につながりますし、コンテンツがストックされていき、継続した顧客接点が生まれる可能性があります。SNS活用に関しては、投稿に一貫性を持たせ、フォロワーを増やすことが重要となってきます。

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不動産業界オウンドメディアにおけるコンテンツ作りのコツ

実際に不動産オウンドメディアを運営するにあたっては、いくつかのコツがあります。コツを踏まえた上でコンテンツを制作し、長期スパンのオウンドメディア運用を行えば、高い効果を生み出してくれるでしょう。

キーワード選定を的確に行う

オウンドメディアの集客でSEOを考える場合、キーワード選定が非常に重要です。

不動産業界のオウンドメディアの場合、「三軒茶屋 賃貸」では競合が多いでしょうが、「三軒茶屋 女性 一人暮らし 賃貸」ならば、露出を高めるチャンスが増します。そのほかにも「三軒茶屋 散歩」「三軒茶屋 商店街」などといった、具体的な地域情報を求めるキーワードで検索しているということは、場所の興味が高い可能性があります。地域の優位性をアピールすることで、より購買意欲の高いユーザーにリーチできれば、集客から問い合わせにつなげやすくなるでしょう。

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生活情報が満載のコンテンツを作る

単に直接的な物件や住宅に関する情報だけではなく、住宅ローン、家選びのポイント、人気の街や沿線、駅周辺の暮らし情報、住宅設備の最先端など、住まいや暮らしに関するコンテンツを制作する方法もあります。具体的に住まい探しをしている方だけではなく、ぼんやりと理想の住まいや生活スタイルを模索している潜在ユーザーにもリーチできるでしょう。

ただし、闇雲にコンテンツを作ればいいわけではありません。集客のためのコンテンツなのか、サイトを訪れたユーザーへのコンテンツなのか、その役割は明確にしておきましょう。

物件の特徴が伝わるようにタイトルを工夫する

タイトルにひと工夫があると、コンテンツ自体への興味喚起を図れます。

SEOでの流入を考える場合は、タイトルは短い文字数で内容を伝えながら、対策キーワードを入れるのが基本になります。SEOにおけるタイトルのつけ方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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一見、不動産とは関連性のないキーワードを用いるのも、おすすめしたい方法です。例えば、物件を紹介するコンテンツのタイトルに「大人の秘密基地」とか「○○駅徒歩5分のバリに住む」など、ちょっとした遊び心を用いると、ユーザーの関心を引けるでしょう。内容が伴わないタイトルづけはかえってマイナスですが、物件の特徴を端的に示すことができれば、クリックしてもらえる可能性が高まります。

物件情報の細かい点を紹介する

不動産業界のオウンドメディアのコンテンツでは、細かな点にもクローズアップしたわかりやすい記載を取り入れると効果的です。

例えば、お風呂場を紹介するコンテンツの中に「お父さんと5歳の子どもが一緒に入れる広さの湯船」とか、「備えつけの鏡はくもり止めつき」など、無機質な数字だけの表現から一歩進めることをおすすめします。細かい点まで記載することで、「部屋探し、住まい探しに失敗したくない」というユーザーの気持ちに寄り添えるため、不安の解消につながるでしょう。

コンバージョンポイントを明確にする

コンバージョンポイントを明確にすることは、ユーザーからの問い合わせを増やしたり、売上に貢献したりすることにつながります。また、「コンテンツ内でユーザーが道に迷わない」という視点でも、コンバージョンポイントを明確にしておくべきでしょう。

コンバージョンとは、ユーザーの行動喚起を意味します。コンテンツ内にリンクを貼って、申込ページに誘導することが、コンバージョンポイントとなります。

オウンドメディア運営ではユーザーニーズに応える情報提供を

ユーザーの状況によって、知りたい不動産情報は多岐にわたります。取扱物件の中から「ターゲットとするユーザーは、どんな情報が気になるか?」を検討し、オウンドメディアのコンテンツ制作にあたってください。的確な戦略設計のもと、ユーザーのニーズに応える情報提供を行うことで、オウンドメディア運営の成功につながります。

なおナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することができます。また、さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。

 

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テレビCMは効果がない?効果を可視化できる効果測定方法を解説

テレビCM 効果ない

若年層のテレビ離れが顕著に進む中、「テレビCMは効果がない」といわれることもありますが、これはテレビCMの効果を可視化しづらいことが大きな原因です。テレビは幅広い層に影響を与えることができるメディアのひとつです。

ここでは、テレビCMに効果がないといわれる理由と、テレビCMの効果を可視化する効果測定方法について解説します。

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テレビCMは本当に効果がないのか?

現在も多くの企業が宣伝媒体としてテレビCMを制作していますが、「テレビCMは効果がない」といわれています。効果を可視化しづらくCMが結果につながっているかどうかを実感しにくいのが理由のひとつです。

一方、近年主流になりつつあるインターネット広告は、広告が表示された数やクリックされた数を知ることができます。インターネット広告から自社サイトに流入したユーザーの割合や購買したユーザー数を知ることができるので、効果を可視化しやすいというのが特徴です。

それに対し、テレビCMは実際に何人の人がCMを視聴したのか、どの程度の購買率につながっているかを正確に把握しづらいと思われているわけです。ただし、テレビCMの効果を測定する方法があれば、テレビCMに効果があるかどうかを、数字で把握することが可能になります。

テレビCMの効果測定方法

テレビCMの効果測定方法には、GRPとGAPという2つの方法があります。それぞれどんな方法なのか詳しく解説していきましょう。

図版

GRP(グロス・レーティング・ポイント)

GRPとは「Gross Rating Point(グロス・レーティング・ポイント)」の略であり「延べ視聴率」という意味です。延べ視聴率は、一定期間に流れたテレビCMの視聴率を合計したもので、スポットCMの契約時に単位として使われています。

GRPは「番組の視聴率×CMの放送回数」の合計で求め、視聴率が1%の番組にテレビCMを1本流した場合を「1GRP」とします。例えば、視聴率20%の番組に5本、15%の番組に6本、6%の番組に8本のテレビCMを流した場合の算出式は(20×5)+(15×6)+(6×8)。その結果、最終的な延べ視聴率238GRPとなります。

なお、ここで使われる視聴率とは世帯視聴率を意味しており、対象地域となる世帯で、CMが放送されていたときにテレビをつけていたかどうかを計測したものです。そのためGRPは「テレビにCMが表示された割合(露出度)」の指標になります。

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GAP(グロス・アテンション・ポイント)

GAPとは、「Gross Attention Point(グロス・アテンション・ポイント」の略であり「延べ注視量」という意味になります。顔認証技術を利用し、視聴者個人の行動データを記録する測定方法です。CMが流れたときに実際にテレビ画面を視聴していた人数がわかります。

CM画面を1秒間注視した場合が「1GAP」です。GRPでは把握できなかった個人の視聴動向を測定できるのが特徴で、CMの注目度やリーチの浸透度を明確に数値で把握できます。

GAPは2015年に実証実験がスタートして、これからのテレビCMの新しい効果測定方法として期待が寄せられています。

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ウェブマーケティングとテレビCMを連携させる

ウェブマーケティングとテレビCMを連携させることで、効果を測定することも可能です。例えば、テレビCMが流れた直後に、ウェブサイトへの流入数やアプリのダウンロード数が増えていれば、テレビCMの効果によるものだと推測できます。

テレビCMに対する評価は、SNSに投稿された意見を参考にするのもいいでしょう。SNSを通して、リアルタイムの視聴者の声を分析することで、「想定しているターゲットに刺さる内容になっているのか」「どのような反応があるのか」を知ることができます。

また近年は、運用型テレビCMに注目が集まっています。運用型テレビCMでは、「テレビCM効果測定ツール」を活用することで、テレビCMの費用対効果を運用型広告のように検証します。

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テレビCMの効果をしっかり検証しよう

テレビCMに効果があるのかどうかを調べるには、さまざまな手法があります。運用型テレビCMをはじめ、今後も効果検証がしやすい環境が整ってくることは間違いありません。

なお、ナイルでは大手広告代理店と提携し、テレビCM支援を行っています。効果が出ないCMを出稿し続けることがないように、ナイルが広告代理店との交渉をお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

また、テレビCMを成功させるためのポイント5選をまとめた資料もご用意しております。

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視聴占拠率とは?テレビCM出稿に活かすポイントを解説

視聴占拠率

視聴占拠率とは、番組がどれだけの視聴者を集めているかという人気度を示す指標です。視聴率と違い、テレビをつけている世帯が対象のため、番組を評価する上でも重要視されています。

今回は視聴占拠率の算出方法や、間違いやすい視聴率との違い、CM制作において視聴占拠率をどのように活用すればいいかについて詳しく解説します。

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視聴占拠率とは?

視聴占拠率とは、テレビをつけている世帯の全体を100とした中で、どれくらいの世帯がその番組を見ているかを表した数値です。視聴占拠率は、番組の人気度を示す指標としても利用されています。特に放送前から話題に上るような人気番組においては、放送後に視聴率と合わせて、視聴占拠率を公表することがあります。

視聴占拠率

視聴占拠率と視聴率の違い

視聴占拠率は、視聴率とよく間違えやすい指標です。この2つの違いは、計測対象になります。

対象地域においてテレビを持っている世帯の数を母数とするのが視聴率です。視聴占拠率は、テレビをつけている世帯の数を母数としています。

例えば、視聴率20%の番組があるとします。この場合、テレビを持っている世帯全体を100としたら、20世帯がその番組を視聴していた、ということになります。 一方、その時間帯にテレビをつけていた世帯が40世帯だった場合、半数の世帯がその番組を視聴していたことになり、視聴占拠率は50%となります。テレビをつけていた世帯の半数が、その番組を視聴していたということがわかります。

視聴占拠率の算出方法

視聴占拠率は、以下の計算式で求められます。

世帯視聴率÷放送全体の視聴率

例えば、ある時間帯において、世帯視聴率がA局は5%、B局は20%、C局は15%だった場合を考えてみましょう。これらを合算した40%の世帯が、テレビをつけていたということになります。

この場合の視聴占拠率は、以下になります。

  • A局 5%÷40%=12.5%
  • B局 20%÷40%=50%/li>
  • C局 15%÷40%=37.5%

B局にいたっては、テレビをつけていた人の半数がB局の番組を視聴していたということになります。

視聴占拠率をCM出稿に活かそう

視聴占拠率は、番組の人気度を把握するのに重要な指標です。自社のターゲット層に合った番組や時間帯でなければ、CM効果は薄れてしまいますので、視聴率と合わせて視聴占拠率を把握しておくといいでしょう。

なお、ナイルでは大手広告代理店と提携し、テレビCM支援を行っています。

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ローカル番組とは?テレビCMを流すメリットを解説

ローカル番組

テレビCMを検討するにあたり「全国ネット番組」と「ローカル番組」のどちらで流すのがいいのか、迷っている方もいるでしょう。どちらにもメリットがありますが、全国ネット番組ではなく、ローカル番組でCMを流すメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

ここでは、ローカル番組でCMを流すメリットについて詳しく解説します。

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ローカル番組とは?

ローカル番組とは、地方のテレビ局で自社制作された番組のことです。全国で放送されるものは、全国ネット番組と呼ばれます。在京キー局や準キー局のある関東エリアや関西・東海エリアは、都道府県をまたいだ広域圏で放送されていますが、ローカル番組が流れるのはローカル局の放送ネットワークがある地域だけです。

しかし、近年はインターネット配信や動画配信サービスを利用して全国で見られるローカル番組も増えてきています。地上波ネットワークがない放送地域でもローカル番組を視聴できるようになり、以前と比べると全国ネット番組とローカル番組の垣根は確実に低くなってきているといえるでしょう。

ローカル番組

ローカル番組の特徴

ローカル局は放送エリアが限られている分、地域に密着した番組づくりができます。例えば、地元のグルメ店を紹介したり、地元のスポーツチームを特集したりと、そのエリアならではの情報を多く取り扱うことが可能です。全体的な視聴者数は少なくなりますが、当事者意識を強め、視聴者の関心を集めやすくなります。

地元を中心に活動するローカルタレントだけでなく、全国区で売れたタレントが地元のローカル番組に出演し続けていることも少なくありません。全国ネット番組でなくとも、安定した視聴者層を獲得しているローカル番組は数多くあります。

ローカル番組でCMを流すメリット

ここでは、ローカル番組でCMを流すメリットについて紹介します。

ローカル番組

メリット1 コストを抑えられる

「テレビCMはコストがかかる」というイメージを持っている人も少なくありません。しかしローカル番組では、キー局で放送される全国ネット番組よりもコストを抑えて、CMを放送することが可能です。

テレビでCMを放送したからといって、必ず狙った結果が得られるとは限りません。まずはローカル番組でCMを流し視聴者の反応を見た上で、放送エリアを広げていく方法もあります。

メリット2 地域を絞ったPRができる

地域が限られているようなエリアマーケティングでは、そもそもCMを全国展開する必要がない場合もあります。告知すべきエリアが決まっているなら、店舗名や地域名をCMに入れて呼びかけることができるローカルエリアのほうが効率よくPRできます。

地方ならではの特産品や方言を使ったCMなど、独自性の高いCM制作が可能です。

メリット3 狙った枠でのCM放送がしやすい

全国ネット番組の場合、狙っている放送時間帯や番組枠にすでに競合他社がスポンサーとして入っているケースがあります。基本的にCMでは、競合他社が入っているところに同じ業界のCMが新たに入ることはできません。しかし競合他社が少ない地方であれば、狙った枠でCMを放送できる可能性が高くなります。

全国のローカル局まとめ

ローカル局は、キー局の系列として地方エリアに置かれている放送局です。全国に日本テレビ系が30局、テレビ朝日系が24局、TBS系が28局、フジテレビ系が28局、テレビ東京系が6局あります。

また、ローカル局の数は地域によって異なります。キー局・準キー局を除くと、県独自のローカル局が最も多いのは北海道の5つです。逆に一番少ないのが宮崎県と福井県で、ローカル局は2つしかありません。ローカル局は、広域放送圏を除き原則として1系列しか番組を放送できないため、系列の放送局がないエリアでは全国ネット番組であっても放送はありません。

ただし、宮崎県と福井県のようにローカル局が極端に少ない地域では、クロスネットと呼ばれる局をまたいだ番組編成が行われているのが特徴です。

佐賀県や徳島県のように県独自のローカル局は1つでも隣県の広域放送局によって、5つのチャンネルが放送されている地域もあります。ローカル局は、地域によって特徴が異なるため、CMを放送する場合はカバーしている放送エリアなどを確認しておきましょう。

ローカル番組でのCMも検討しよう

初めてCMを放送するなら、ローカル番組でCMを試してみる方法もおすすめです。ローカル番組のCMであれば、コストを抑えながらパターンやアプローチ方法を試すことができます。地域によってコストが異なるため、広告代理店に確認してみましょう。

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ローカル局とは?テレビCM出稿するメリットや費用を解説

ローカル局

テレビCMは、費用が高額なイメージがあるため、なかなか手が出ないと考える企業も多いことでしょう。そのようなときに検討したいのが、ローカル局での出稿です。地域限定の放映となるため、全国放映と比べて視聴者数は限られますが、低コストでCM放映が実現するなど、多くのメリットがあります。

ここでは、ローカル局の概要を説明するほか、ローカル局でCM出稿するメリットや費用について解説します。

 

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ローカル局とは

地上波放送のテレビ局は、「キー局」「ローカル局」「独立U局」の3つに分けられ、日本にはこれらすべてを合わせて127の局が存在しています(2020年度末時点)。

 

「キー局」とは、放送ネットワークの中心として全国向けの番組を多く送り出す放送局のことをいいます。これに対し、「ローカル局」とは、キー局の下流に位置し、一定の地域のみを放送エリアに持つ放送局のことをいいます。独立U局は、キー局ネットワークに属さずに、都道府県単位の放送を行う放送局のことです。

 

基本的に、ローカル局はキー局から卸された番組を放送しますが、ニュース・天気予報・情報番組など、自社で番組を制作することもあります。ローカル局が制作してその局で放送する番組を「ローカル番組」と呼び、地元では有名な番組だということも多々あります。

ローカル局

テレビ局のネットワーク

日本では、東京各局がキー局になることが大半であることから、キー局は在京キー局とも呼ばれています。在京キー局以外では、大阪局がこれに次いで番組を多く送り出しており、準キー局と呼ばれます。キー局と準キー局は、自身もローカル放送圏域を持つローカル局の一つです。

日本の放送局では、キー局が中心となり、準キー局・ローカル局がこれに属するネットワークとして形成されています。キー局は自社で制作した番組を系列のローカル局に卸し、各地のローカル局がこれを放送します。全国で同じ番組が放送されるのは、このためです。さらに、このネットワークから独立しているのが独立U局で、比較的自由な番組編成を行います。

系列
キー局
準キー局
ローカル局

NNN系列

(NTV系列)

日本テレビ

読売テレビ放送

札幌テレビ放送

中京テレビ放送

福岡放送、等

JNN系列

(TBS系列)

TBSテレビ
毎日放送

北海道放送

中部日本放送

R.K.B毎日放送、等

FNS系列

(CX系列)

フジテレビジョン
関西テレビ放送

北海道文化放送

東海テレビ

テレビ西日本、等

ANN系列

(EX系列)

テレビ朝日
朝日放送テレビ

北海道テレビ放送

名古屋テレビ放送

九州朝日放送、等

TXN系列

(TX系列 )

テレビ東京
テレビ大阪

テレビ北海道

テレビ愛知

TVQ九州放送、等

ローカル局でCMを流すメリット

ここからはローカル局でCMを流すメリットを確認していきましょう。

メリット1 コストを抑えられる

ローカル局でCM出稿する最大のメリットは、放映料がキー局と比べてはるかに安価であることです。地方の一県ないし二県での放送となるため、キー局を利用する場合に比べて視聴者数は大分減りますが、費用は格段に抑えられます。

テレビCMの効果を試してみたいときや、想定した効果が見込めないリスクを避けたいときは、ローカル局からスタートし、効果を見極めた後に全国展開していくのも選択肢のひとつです。

メリット2 地域に密着したビジネスに効果的

ローカル局で放映するCMは、その局がカバーするエリアのみでオンエアされるため、地域に密着した広告を実施できます。特定のエリアにある店舗の広告など、地域限定のビジネスには適しているといえるでしょう。

地方では、東京に比べるとテレビの影響力はいまだ大きく、信頼性の高いメディアとして位置付けられています。県によっては、地上波のテレビ局自体が1局2局しかないエリアも存在し、その分視聴率は1局に集中し東京より高くなることもあります。

メリット3 思い通りのCM枠を押さえられやすい

首都圏では、企業からのCMオーダーが集中しやすいため、自社のターゲットを意識した放映時間や番組枠を押さえようとしても希望が通らないことがよくあります。一方、地方ではこの状況が緩和されやすく、思い通りの枠を押さえられることが珍しくありません。これにより、優れたコストパフォーマンスでCMを放映ができる場合があります。

効果的なローカルCMを制作するためには

地方では、誰もがあるCMを知っていたり、同郷の人とそのCMの話題で盛り上がったり、テーマソングが脳裏を

よぎるなど、特定のCMが地元に深く浸透していることがよくあります。また、地域限定の面白いCMが全国で話題を呼ぶケースも増えてきました。

視聴者の多くは地元への親しみがあるため、それが地域限定のCMだということが分かると、注目度は自然と上がるものです。したがい、ローカル局におけるCM放映においては、「自分たちのために作られたものだ」という特別感を感じてもらえるCMを制作することが重要です。

例えば、地元で親しみを持たれているタレントを起用する、その土地の文化や人々の気質に合った表現方法を採用する、地域限定のお得情報を公開するなど、地元の視聴者の胸に響くCM制作を心がけましょう。「ローカルCMである」ということを主張したものに仕上げることで、より注目されるCMとなるはずです。

ローカル局でのCM放映にかかる費用は?

テレビCMを放映するには、CM制作料と、テレビ局に支払う放映料が必要です。

放映料は、CMを流す放送局と視聴率によって決まります。「より多くの人に見てもらえる可能性が高いほど、料金が高い」というのが基本法則であり、キー局>準キー局>ローカル局の順に放映料が高く、視聴率が高い番組ほど高額になるのが一般的です。

放映料金は条件によって大きく変わるため一概には言えませんが、関東圏を例に出すと、キー局でCMを流すと1本につき30万円〜100万円ほどかかりますが、ローカル局なら2万5,000円〜4万円程度が相場となります。

下の表は、地上波で15秒のスポットCMを1回流した場合の放映料を、エリアに分けてまとめたものです。キー局(あるいは準キー局)と、ローカル局との放映料の違いを比較してみましょう。

地域
主な放送局
CM放映料の相場
関東エリア
キー局
日本テレビ、TBSテレビ、フジテレビジョン、テレビ朝日、テレビ東京
30万〜100万円
ローカル局
群馬テレビ、とちぎテレビ、千葉テレビ放送、テレビ埼玉、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)、テレビ神奈川
2万5,000〜4万円
関西エリア
準キー局
読売テレビ放送、毎日放送、関西テレビ放送、朝日放送テレビ、テレビ大阪
4万〜25万円
ローカル局
テレビ和歌山、奈良テレビ放送、びわ湖放送、KBS京都、サンテレビ
1万5,000〜4万5,000円

※廣告社株式会社調べ

テレビCMの出稿費用は、オンエアされるエリアや時間帯などによって変わるため、計算方法も複雑です。CM出稿の目的、商材のターゲットなどを整理して広告代理店に相談し、どのようなエリア・時間帯にどのような方法で投下するのが効果的か、見積り付きの提案書を作ってもらうところから始めることをおすすめします。

テレビCMの出稿ならローカル局を検討しよう

ローカル局でのCM出稿は、放映料が安価であることや、希望する放送枠を押さえられやすいことなど、メリットが数多くあります。地域限定のビジネスにはもちろんのこと、全国展開のお試しとしても、ローカル局でのCM出稿はおすすめです。

なお、ナイルでは大手広告代理店と提携し、テレビCM支援を行っています。効果が出ないCMを出稿し続けることがないように、ナイルが広告代理店との交渉をお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

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  • ポイント3.線引き
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ローカル局とは?テレビCM出稿するメリットや費用を解説【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。

全国ネット番組とは?CM出稿するメリットやローカル番組との違いを解説

全国ネット番組

全国ネット番組とは、全国で放送されるテレビ番組のことです。テレビCMの出稿を考えているならば、全国ネット番組について把握しておくといいでしょう。

ここでは、全国ネット番組でCMを放送する場合の種類や違いについて解説します。ぜひテレビCM出稿の参考にしてみてください。

 

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全国ネット番組とは?

全国ネット番組とは、主に東京のキー局と地方の系列局で放送される番組のことです。キー局とは、東京にあるフジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京の5つの放送局のことです。

全国ネット番組は、全国で同日・同時間帯に放送されることが多いですが、ニュースや報道番組では一部がローカル番組に切り替わったり、バラエティ番組やドラマでは一部のエリアで放送日時がずれたりすることがあります。

全国ネット番組

全国ネット番組とローカル番組の違い

全国ネット番組が日本全国に放送される番組なのに対し、ローカル番組は自社の放送エリアにのみ放送されている番組です。ローカル番組は、特定のエリアでのみ放送されている番組のこと。全国に129局あるローカル局では、基本的にキー局から卸してもらった全国ネット番組が放送されており、独自に制作した自社番組も放送しています。

全国ネット番組が、全国に放送されているのはキー局がローカル局に自社で制作した番組を卸しているからですが、番組放送の形態には「ネットワークセールス枠」と「ローカルセールス枠」の2つがあります。流れるCMに大きな違いがあります。

ネットワークセールス枠とは

ネットワークセールス枠とは、キー局が先にスポンサーと契約し番組と一緒に決まったCMをローカル局で放送する形態のことです。スポンサー料はキー局に入り、ローカル局には入らないため、特定のCMを流すかわりにキー局がローカル局に「ネット保証金」を支払います。全国ニュースや情報番組、お昼のワイドショーの多くがネットセールス枠で放送されています。

ローカルセールス枠とは

ローカルセールス枠とは、ローカル番組が系列のキー局から番組を買い取り放送している枠です。番組を買い取っただけではスポンサーがついていないため、ローカル局自らが営業を行ってCMスポンサーを探します。そのため、同じ時間帯に放送されている全国ネット番組でも各エリアで放送されるCMは違います。

ネットタイムCM、ローカルタイムCMとは?

テレビCMの種類には、番組のスポンサーとしてCMを流す「タイムCM」と、番組に関係なく時間帯を決めてCMを流す「スポットCM」の2種類があります。このうち、全国ネット番組で流れているのはタイムCMです。

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さらにタイムCMは、全国で同じCMが放送される「ネットタイムCM」と、各ローカル局で流れるCMが違う「ローカルタイムCM」の2つに分かれます。つまり、ネットワークセールス枠で流れるのがネットタイムCM、ローカルセールス枠で流れるのがローカルタイムCMということです。

CMを全国放送するメリット・デメリット

日本全国で放送される全国ネット番組は、放送エリアが限定されているローカル番組よりも多くの人に見てもらえる可能性が高まります。そのため、ネットタイムを使ってキー局と全国の系列局にCMを放送すれば、一度に多くの人に商品やサービスをPRすることができるでしょう。番組提供として企業名が流れるため印象に残りやすく、ターゲットを絞った番組を選定できる点もメリットです。

しかし、系列局の数は異なるためどの番組でも多くのエリアで放送されるというわけではありません。例えば、フジテレビ系のネットタイムCMを契約した場合は全国30局の系列局でCMが放送されますが、東京テレビ系の場合は系列局が6局のみです。また、CMの費用もローカルCMと比較して高くなります。

全国ネット番組以外も活用しよう

全国ネット番組は、どの形態のCMを契約するかによって放送されるエリアは変わりますが、うまく活用すれば多くのリーチを集められる可能性があります。費用を抑えたCM放送を考えているならば、ローカル局の全国ネット番組からはじめてみる方法も検討してみるのもいいでしょう。

なお、ナイルでは大手広告代理店と提携し、テレビCM支援を行っています。効果が出ないCMを出稿し続けることがないように、ナイルが広告代理店との交渉をお手伝いさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。

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チャットボットのシナリオの作り方!タイプ別の具体例と注意点を解説

チャットボット シナリオ

チャットボットは、ECサイトなどのカスタマーサポートの一環として、AIとのコミュニケーションとして、さまざまな場面で導入が進んでいます。なかでも、問い合わせ対応によく使用されるシナリオ型のチャットボットを稼働させるためには、その名の通りシナリオが必要です。

そこで、本記事ではチャットボットのシナリオの作り方を解説します。手順や注意点を順に紹介しますので、チャットボットのシナリオ作成を検討している方はぜひご一読ください。

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シナリオ作成方法を手順ごとに解説

まずは、チャットボットのシナリオ作成方法を手順ごとに解説します。手順は大きく6つのステップに分けられます。

チャットボット シナリオ

STEP1 解決したい課題の明確化

最初に、チャットボット導入によってどのような課題を解決したいのかを明確にしましょう。例えば、以下のような課題が考えられます。

  • オペレーターの業務が煩雑化している
  • コールセンターへの問い合わせが多すぎる
  • CVRが低い
  • 離脱率が高い
  • リードが少ない

チャットボットは、仕組みや各サービスの仕様によって対応できる課題の範囲が異なるので、それぞれ目的によって適したツールも異なります。そのため、まずは自社が抱えている課題を洗い出し、どのように改善できるか分析してから、解決にふさわしいチャットボットを選ばなくてはなりません。

現状どのような課題があり、チャットボット導入によってどのように解決し、どんな結果を導きたいのかは、チャットボットの運用における軸となります。方針に迷ったときにはすぐ基本に立ち返れるよう、詳細に設定しておくとともに、運用関係者の間で認識をすり合わせておきましょう。

STEP2 ターゲットのペルソナを設定

ターゲットのペルソナまで設定すると、どんな相手に向けてチャットボットを運用すればよいかが明確になり、シナリオを設計しやすくなります。どのようなユーザー(属性・年齢・性別など)がチャットボットを利用するか想定したものがターゲット、さらにターゲットの設定を詳細に1人のキャラクターに落とし込んだもの(性格や好み、利用するアプリやSNSなど)がペルソナです。

特にシナリオ型チャットボットでは、想定されるユーザーとの会話すべてをあらかじめインプットしておく必要があるため、ペルソナ設定はトンマナや文体の設定にも役立ちます。

STEP3 シナリオ用の質問・回答作成

次に、ペルソナが知りたいことや疑問点を想定し、質問のキーワードや、質問に対する回答を作成していきます。すでに既存のFAQがあれば、ベースにすると作成しやすいでしょう。ただし、FAQをそのまま流用すると、文章が長くて読みにくいことが多いので、自然な会話になるよう調整してください。

STEP4 シナリオの骨組み設計

シナリオの骨組みを作っていきます。このとき、下図のようにフローチャートを活用して選択肢を作っていくとわかりやすいでしょう。ただし、分岐が多すぎるとユーザーの離脱の原因となるため、シナリオの分岐は1つの選択肢につき3〜5つ程度にとどめて、階層は5つ程度にしてください。

チャットボット シナリオ

STEP5 使用ツールへのシナリオ設定

実際に運用するチャットボットにシナリオを設定します。このとき、チャットボットとユーザーは会話形式で問い合わせが進行していくことを念頭に置き、簡潔かつスムーズに進むように作成しましょう。

STEP6 完成したシナリオのテスト

最後に、完成したシナリオを複数人で何度かテストします。実際のユーザーと同じようにチャットボットに質問し、正常に稼働するかどうか、意図した流れでチャットが進むかどうか、チェックしてください。

シナリオを作成する際に気をつけたいポイント

チャットボットのシナリオを作るときに気をつけたいポイントについて、確認していきましょう。

想定される質問項目・回答をしっかり設定する

シナリオ型のチャットボットでは、設定したキーワードや選択肢に対する回答しか返信できません。そのため、想定される質問項目と回答はすべてインプットしておく必要があります。よくある質問はもちろん、チャットボットで対応したい項目に抜け漏れがないよう、さまざまな角度から質問・回答を検討しましょう。

表示する選択肢の数に注意する

シナリオで用意する回答の選択肢が多すぎるとユーザーが判断に迷う原因となり、使いづらいツールだと思われて離脱率が高くなってしまいます。シナリオ作成の際、選択肢はできるだけ絞ることを意識しましょう。

自然な会話の流れを意識する

チャットボットの強みは、人間と会話しているかのような自然なコミュニケーションです。そのため、実際にインプットするシナリオは受け答えが自然な会話になるように意識してください。伝えたいことが多いと意図せず長文になりがちですが、できるだけ簡潔でわかりやすい文章を心がけましょう。

シナリオ作成後も見直し・改良を重ねる

チャットボットはシナリオを作成して稼働したら終わりではありません。定期的にシナリオのアップデートを重ねましょう。

特に、導入後に回答の不具合があったり、チェック漏れがあったりした場合は即座に修正します。こうした不具合はユーザーにとって使いづらいだけでなく、サイトや企業の信頼性にも関わってくるためです。

ユーザー目線でチャットボットのシナリオを作成しよう

チャットボットにはシナリオ型とAI型の2種類がありますが、特にシナリオ型のチャットボットではシナリオ作成が重要です。シナリオ型は人工知能による自動学習を行わないため、事前にインプットした内容しか返信できないからです。チャットボットのシナリオ作成の際は、ユーザー目線で端的なわかりやすい表現を心がけましょう。

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【図解あり】チャットボットの仕組みを徹底解説!

チャットボット 仕組み

カスタマーサポートの一環として普及しているチャットボットは、運用の工夫やAIの搭載などにより、人間に近い自然な会話ができるものが増えています。チャットボットはどのように「会話」を行っているのでしょうか。

今回は、チャットボットが「会話」を行う仕組みについて確認していきましょう。チャットボットの会話文が、どのように生成されるのか、図解でわかりやすく解説します。

チャットボットの仕組み

まず、チャットボットの基本的な構造について解説します。

チャットボットでは、ユーザーがチャット形式で質問を入力または選択すると、その内容に合わせたメッセージが自動で返信されます。これは、「アプリケーション」と「Bot」という2つのシステムがAPIで連携されることで成り立っています。

  • アプリケーション:ユーザー側が用いるシステム。ウェブブラウザ・アプリ・AIスピーカーなど
  • Bot:運営側が用いるシステム。ユーザーの入力した質問に対し、キーワード分析・データベース検索・メッセージ作成を行う

APIとは、あるアプリの機能をほかのアプリでも使えるようにするシステムのこと。チャットボットでいえば「ユーザーの入力した質問を、チャットボットのデータベースに送る」「チャットボットの回答を、ユーザーが開いているチャット画面に投稿する」という2つの機能を連携する役割を担っています。

つまり、チャットボットとユーザーの「会話」は、以下のような流れで行われているのです。

  • ユーザーが質問を入力する
  • 質問内容がAPIを通じ、Botに送られる
  • 送られた質問内容をBotが解釈し、返答を生成する
  • 生成した返答がAPIを通じ、アプリケーションに表示される

一般的に人間が会話するときの機能に置き換えるなら、Botが脳、APIが耳や口と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。相手から問いかけられた内容は、耳を通じて脳に送られ、脳で解釈されて返答が作られ、口を通じて相手に届くというわけです。

チャットボット 仕組み

チャットボットのシナリオ型とAI型

チャットボットには、「シナリオ型」と「AI型」の2種類がありますので、それぞれの違いについて説明していきましょう。

選択肢から回答する「シナリオ型」

シナリオ型のチャットボットは、「チャットボットが選択肢を提示し、ユーザーが提示された選択肢の中から質問に該当する項目を選ぶ」という流れを繰り返して、チャットボットから質問の回答が提示されます。

シナリオ型は、あらかじめ入力された内容と、その内容に対しての返答しかできません。そのため、すぐに精度の高い回答を提示することが可能な反面、データが少なければ回答も制限されてしまうのが難点です。しかし、シナリオ型の特徴を活かし、よくある質問に対する回答や新商品の特徴紹介など、質問内容と回答が限定されるサービスには、効果を発揮します。

AIが回答する「AI型」

AI型のチャットボットは、ユーザーからのデータを蓄積しつつ、AI(人工知能)による機械学習を繰り返すことで、統計的に正解する可能性の高い回答が提示されます。会話ログを自動的に学習して正答率や会話の精度を上げていくため、ユーザーの使用回数が上がるほどAIの精度が上がっていきます。

一方、データの蓄積が少ないと会話の精度が低くなりがちなので、あらかじめ訓練をしたり、膨大なデータをインプットしたりして精度を上げる必要があります。これらの特徴から、ユーザーの質問が多岐にわたるようなサービスや、キャラクターとの雑談用コミュニケーションロボットとして利用されることが多いです。

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チャットボットの会話に関係している4つの要素

チャットボットが「会話」しているように見える仕組みについて、もう少し詳しく解説しましょう。チャットボットの「会話」は、人間の脳に当たるBot部分の「ルール・シナリオの蓄積」「キーワードの分析」「データベースの拡充」「メッセージの作成」の4つの要素から構成されます。

チャットボット 仕組み

ルール・シナリオの蓄積

まず、チャットボットを運用していくうえでの枠組みとして、チャットボットが動作するためのルールやシナリオが存在します。基本は「aという質問に対し、Aという返答を返す」というシンプルなルールです。

これは、シナリオ型チャットボットの基本形式でもあります。一つひとつのルールはシンプルですが、大量にパターンを用意しておくことでユーザーからの複雑な問いかけにも対応できるようになるのです。

そこから一歩進み、ルールやシナリオを会話ログから自動学習して自ら追加していくことができるのがAI型チャットボットです。AI型は、運用を長く続けてデータが蓄積されるほど、精度の高いやりとりができるようになります。

キーワードの分析

チャットボットは、ユーザーの質問の中から回答につながる重要なキーワードを分析します。分析の精度に比例して返答の精度が高まり、まるで人間と会話しているかのような仕組みに近づいていくのです。

キーワード分析でも、シナリオ・ルールと同様に、AIによる自動学習を使用するケースがあります。AI型のチャットボットは、運用を続けていくにつれ、どのキーワードが重要であるかの判断がより正確になっていきます。

データベースの拡充

2021年現在、チャットボット自体には自分自身で思考・想像したり、会話を組み立てたりして、返答する能力はありません。それは、人工知能が搭載されたAI型のチャットボットであっても同じです。そのため、運用側はあらかじめデータベースを用意、かつ充実させることで、チャットボットの精度を高めなくてはなりません。

ただし、AI型の場合は会話ログをデータベース化することで、さらに精度を高めていくことが可能です。チャットボットの運用を続けていくにつれて、データベースの内容量が豊富になると、さまざまなユーザーの多岐にわたる質問にも対応していけるようになるでしょう。

メッセージの作成

チャットボットの回答を作る最終段階として、キーワードをもとにデータベースから検索した結果を文章化します。メッセージを作成する方法には、「選択型」と「生成型」の2種類があります。

  • 選択型:あらかじめ回答文が準備されており、その中から適切な返答を選択する。詳細な回答文の設定が可能なため、会話文としてスムーズに読める文章を返信しやすいという特徴がある
  • 生成型:あらかじめ準備された単語を組み合わせ、適切な返答をBotが都度作り出す。選択肢がより広いため、詳細なメッセージを作成しやすいという特徴がある

<選択型と生成型の具体例>

  • 選択型 「休業日は祝祭日と毎月第3月曜日です」
  • 生成型 「休業日」「は」「祝祭日」「と」「毎月第3月曜日」「です」

チャットボットの仕組みを理解して適切なメッセージを届けよう

チャットボットの「会話」は、アプリケーションとBotのAPI連携によって、ユーザーが入力した質問に対しシステム側で返答を作る仕組みで成り立っています。チャットボットの仕組みを理解することで、ユーザーにより適切なメッセージを届けることができますので、しっかりと把握しておきましょう。

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