オバマ大統領はA/Bテストでホワイトハウスを勝ち取った?

色々と問題を抱えながらも2期目継続を昨年勝利した米国のオバマ大統領。選挙にかかる費用や綿密に計画されたプロモーション戦略が特に話題になりますが、その一つにA/Bテストを精力的に実施していることをご存じの方はどれ位いるでしょうか?今回は、オバマ大統領が前回の選挙戦で実際に活用していたメールマーケティングにおけるA/Bテストの活用事例を紹介します。 — SEO Japan

2012年大統領選挙は終わったが、だからと言って私たちがもうそこから学ぶことができないというわけではない。

ソーシャルメディアとオンライマーケティングがこれまで以上に重要になっている今、統計データと詳細が、大統領のEメールマーケティングとソーシャルネットワーキングチームがどれくらい効果的だったかについて明らかにしている。

オバマキャンペーンメールの背景にある科学

オバマ/民主党のファンもしくは支持者だった方々、あなたは恐らく選挙までの数か月の間にたくさんのEメールを受け取ったことだろう。また、彼らのキャンペーンにお金を寄付する絶好の機会もあっただろう。

私が“絶好の機会”と言うのは、送信された全てのEメールが、極めて効果的になるような方法で構築され書かれたからだ。

Business Weekが、EメールキャンペーンのEメールの異なるタイトルと言葉遣いのA/Bテストがいかに効果的であるかについて示した素晴らしい記事を出した。

この情報はキャンペーンの最中に発表されることはなかったが、選挙が終わった今、全ての情報が公開されている。それは読んでおくべき優れた記事で、あなたの膨大なリストにメール送信をする前に少ないグループでA/Bテストをすることの重要性を示している。

全てに目を通さずにこの記事から大切なことだけを知りたい?

結論:オバマの資金集めを目的としたEメールチームは、何百もの魅力的な件名をテストした。そして、最も成功したのが、何百万ドルももたらした“Hey”というカジュアルな挨拶だった。

そして、選挙は終わったが…今すぐにでもホワイトハウスからのメールを見ることを止めようなんて思わないこと!


この記事は、Zac Johnsonに掲載された「How Split Testing Won the White House」を翻訳した内容です。

Business Weekで紹介されたオバマ大統領のメールキャンペーンのA/Bテストの結果を紹介しただけの記事でしたが、ここまでリアルなデータを公開していることにまず驚きです。Business Weekの記事により詳細な解説があったので紹介しますが、前回の選挙戦で集めた600億円以上の選挙資金の大半をメール経由で集めたそうです。何百万人というリストに一斉配信する前に18種類前後のサブジェクトの文言を一定のリストで配信テストし、その後、最も効果が高いサブジェクトを採用して一斉配信していたようですね。さらにサブジェクトの文言以外にも募集している金額もテストしていたとか。

20人の専属ライターを抱えていたらしいこの選挙チーム、「テスト前に私たちが予測したサブジェクトラインが勝つことは滅多になく、それが私たちにテストを続けさせた」というコメントも書かれていましたが、どれだけ優秀なライターチームがあっても、きっちりテストをして科学的なマーケティングを実践しているのが日本より一歩も二歩も先を進んでいる感じです。 — SEO Japan [G+]

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SEO Japan

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