ハッシュタグでショッピング、ネイティブ広告は下品なだけ – 米国発ウェブマーケティング業界ニュース5月上旬号

今週の米国ウェブ界隈のニュースは小粒な話題が幅広く、といった内容です。とはいえ、1つ1つを見てみると、小粒とはいえない話も多いのですが。 — SEO Japan

Omnicom and Publicis couldn't keep things together - promises broken

今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・合併が未遂に終わる、・Facebookがユーザーに見てもらいたくない広告とは、・動画の重要性とポッドキャストの台頭、・ハッシュタグから直接買い物する機能、・デート?コネ作り?、・スポンサーの支持を必要とするTumblr、・連邦取引委員会がSnapchatを取り締まる、・全米労働関係委員会がソーシャルメディアポリシーに物申す、・ケビン・スペイシーがストーリーテリングを語る等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える関連するリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、報道する価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー


プラットフォーム

  • Twitter
  • 先週、Twitterは瀕死の状態だと思われていたが、今週は正反対の情報が出回っている。昨年のMoPubの買収によって、モバイル広告の利益が大幅に増加し、同社は巨大なオーディエンスを活用する新たな手段を見つけ出すと見られている(Slate)。
  • 大局的な視点で考えるため、もう一つスタッツを紹介する — Twitterを利用するアメリカ人は15%から16%に増加している。これは悪くない数字である(Convince and Convert)。
  • Google
  • LinkedIn
    • LinkedInは中国で大きな難題に直面している: それは検閲ではなく、文化である。中国では、西洋の企業と比べると、シェア、そして、透明性を重視する姿勢が欠けているためだ(Tech in Asia)。
    • コネを作ることだけがLinkedInではない。Tinderのような役目を持つLinkedUp!アプリを使えば、LinkedInに同期させて、恋人の仕事上の信頼性をチェックすることが可能だ(WSJ At Work)。
  • WeiboのCEOは、Twitterのようなビジョンを思い描いている。中国政府の検閲を受けずに済むと良いのだが(The Next Web)。
  • Tumblrは、広告スポンサーに同プラットフォームのメリットを理解してもらうことに苦戦している(Digiday)。
  • Deliciousが再び売却された。今回の売却先は、Science, Inc.であり、同社はモバイルコンテンツサービスに対する軸としてDeliciousを用いる計画を立てている。
  • 下着メーカー、MeUndiesの広告がFacebookの厳しい監視下に置かれている — コンテンツがかなり際どいためだ。最後に笑うのは、クリエイティブディレクターだ(All Facebook)。
  • MeUndies and the Facebook censorship

    計測/基準/ビッグデータ

    法律/人事

    コンテンツ

    ブックマークする、後で読む、視聴するアイテム

    • 今週、ハーバード大学の講義の中で、作家/ブロガーのアンドリュー・サリバン氏は、アーンドメディア世界を全否定する賛否両論の発言を行った: 「How Advertising Defeated Journalism」(広告がジャーナリズムを打ち負かした経緯)の中で、同氏は、ジャーナリスト達は、購読者をコンテンツに導く方法を理解していなかったため、広告に依存するサイトの方が成功した、と述べていた。サリバン氏は、また、ネイティブ広告、スポンサードコンテンツやブランデッドコンテンツ等の用語を「下品」として一刀両断していた(Digiday)。
    • デビッド・アルマノ氏は、別の見解を持っており、一般のネットユーザーは、有償メディアとアーンド(無償)メディアの区別が出来ないと主張している。ユーザーにとっては、どちらものコンテンツであり、評判を上げるのも下げるのもジャーナリスト(および企業)次第だと指摘している(Logic + Emotion)。
    • 20年前に「テクノロジーは広告業界にマイナスの影響を与える」と警告したP&Gの元CEOの見解を基に、現在に至った経緯を振り返ろう(AdAge)。

      画像: Thomas Hawk(Flickr)


      この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital 5/9 2014」を翻訳した内容です。

      後半のネイティブ広告周りの議論はSEO Japanでもネイティブ広告関連の記事を集中配信しているだけに気になる内容でした。 — SEO Japan [G+]

      投稿者:

      SEO Japan

      002年開設、アイオイクスによる日本初のSEOポータル。SEOに関する最新情報記事を多数配信。SEOサービスはもちろん、高機能LPOツール&コンサルティング、次世代SEOに欠かせないインフォグラフィックを活用したコンテンツマーケティング等も提供。 SEOブログながら、ウェブマーケ全般。アドテク、ソーシャル、スタートアップ、インフォグラフィック等。