今週のウェブマーケニュースでは、・スーパーボウルのCM ・AOLが組織の再編成に着手 ・Facebookがダウン ・Facebookがリアルタイムのコンテンツと広告を強化し、Twitterが製品開発を強化 ・SnapchatとTumblrが新機能を導入 ・アメリカ人の生活に欠かせないポッドキャスト ・重要度を増すフリーランスのインフルエンサー ・マーケティング分析の考え方を支える新たな情報源 ・16点 ・オーセンティシティの重要性等の話題を伝える。
それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。
毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。ニュースレターを購読することも可能だ。
また、Flipboardを利用しているなら、This Week in Digital Magazineを購読すると、同じリンクを手に入れることが出来る。
インダストリー
- 多くのブランドが、ソーシャルメディアやオンラインコミュニティから目に見える成果を得られず、困惑している。このことから分かるように、「メッセージを広める」や「自分の代わりに話してもらう」のではなく、実際に「参加」しなければならない。相互の信頼関係がなくては成果は現れない(Business Insider)
- プログラム型広告の手ごたえを感じたAOLはセールスチームの再編成に取り掛かっている(re/code)
- マシンコンピューティングがクラウドコンピューティングに負けたことを受け、IBMも大規模なリストラを行うと見られている(IT World)
- Amazonは企業向けのEメールサービスを立ち上げ、エンタープライズEメールの分野に進出している(The Next Web)
- スーパーボウル XLIXが間近に迫っている。と言うことは、スーバーボウル用の広告も公開が近づいていることになる。このリストに放映予定のCMが全て掲載されている(Esquire)
- スーパーボウルの広告に興味がある方のために、Dish TVはリバースオートHop機能を人気の高いHopper CM飛ばし機能に搭載する。ただし、この機能にはCMを見る代わりに、肝心の試合をスキップしてしまうと言う欠点がある(WSJ CMO Blog)
- かつて「誰を一番信用するか?」と言う問い掛けに対する答えは、「メディア」が大半を占めていたが、現在、検索エンジンを信頼している人の方が多いようだ(Marketing Charts)
プラットフォーム
- FacebookとInstagramが今週明けにダウンした – DDoS攻撃の被害を受けたと一部の専門家は見ているが、Facebookはこの推測を否定している(TechCrunch)
- FacebookはSuper Bowlハブページを開設した。この一大スポーツイベントに関連する全てのコンテンツはfacebook.com/superbowlに掲載される(The Verge)
- さらに、Facebookはスーパーボウルの試合中にユーザーの話題を基にリアルタイムの広告ターゲティングを実施し、Twitterに正面から戦いを挑む(Reuters)
- まず、YouTubeに狙いを定め、次にTwitterに挑戦した。そして、今度は、iPhoneのユーザーにロケーションベースのアドバイスを送る機能を導入し、YelpとFoursquareにターゲットを絞った(Venture Beat)
- Twitterはグループダイレクトメッセージ機能と30秒間の動画機能をTwitterでリリースする(Twitter 公式ブログ)
コラボレーティブエコノミー
- Uber エコノミー – この会社は正規雇用の機会を破壊し、パートタイムの生き地獄へと社会を導いているのだろうか?それとも、アメリカで最も独立した労働者に力を与えているのだろうか?(The Atlantic)
- 今年は多くの「_____版Uber」が登場しそうだ。配送版UberのRoadieもその一つだ(TechCrunch)
- ソーシャルメディアのインフルエンサーが注目を浴びていた時代があった。コラボレーティブ/メイカー運動により、より直接的なインパクトを与える影響力を持つフリーランサーの集団が生まれつつある(Web Strategy)
オーディオ
- アメリカ人は毎日2100万時間ポッドキャストに耳を傾けている(International Business Times)
指標/計測/ビッグデータ
- デジタル分析は取り返しがつかないほど複雑になることがある。しかし、アビナッシュ・コーシックが分かりやすく説明してくれている(Occam’s Razor)
- PR業界に属しているなら、バルセロナ原則を耳にしたことがあるのではないだろうか。バルセロナ原則は、PR業界の計測を改善するため、2010年に策定され、その後、発展を遂げてきた。しかし、PRの計測はいまだに壊れている — 修復するにはどうすればいいいのだろうか?(PR Daily)
- Facebookのアクティビティが収益に与える影響を証明することに飽きたなら、Facebookがアクティビティの収益におけるインパクトを理解する上で役に立つ機能、Liftの告知を行っているので、確認しておこう(Adweek)
- 知識ゼロからマーケティングの英雄になりたいなら、必要な知識が全て詰まった「Marketing Blue Belt」に目を通すと良いだろう(クリス・ペンの新作)
コンテンツ
- ニュースルーム戦略を受け入れている会社の一員だとしたら、一から構築するべきか、それとも買収するべきかで意見が分かれるかもしれない。どちらを選択しても、フリーランサー の力を借りた方が良さそうだ(Contently)
その他の重要な記事、動画 & オーディオ
- アンドリーセン・ホロウィッツは気になっている16点のトレンドを挙げている。全体的に質の高いカテゴリーで構成されているので、一つずつチェックしていくことを薦める(a16z)
- ブログのパイオニア的存在、アンドリュー・サリバンがブログを辞める決断を下した。15年間に渡って1日も休むことなく記事を作成したが、自分の生活を取り戻したくなったようだ(The Dish)
- オーセンティシティ(信憑性)に関するアイテムを2点紹介する — 「オーセンティシティパラドックス」は、経営者がオーセンティシティの力と限界を理解する重要性を説いている。オーセンティシティの管理: 優れたリーダーシップの矛盾は、自分の力と限界の理解、そして、適切なタイミングでの感情のコントロールを語っている(Harvard Business Review)
- 商標分析家のスコト・ギャロウェイがイノベーションの四天王: Amazon、Facebook、Apple、Googleの盛衰、そして、今後のマーケットにおける意味を15分間の考えさせる動画の中で論じている。特に、3つのポイントに注意する必要があるようだ:
- 生存本能(頭)
- 愛する能力(心)
- 繁殖の欲望(性欲)
最後まで読んでくれた方のために、上の動画で取り上げられていた収益増加に役立ちそうな発言をピックアップしておいた。
「胴より下に下がると、マージンは良くなっていく」
この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital January 30th 2015」を翻訳した内容です。